第72話 回鍋肉は至高!
ユウタ! レッツクッキング〜GO!
料理を作るときの掛け声を考えてみました。僕一人だけなら掛け声なんて必要無いんですけど、大食い胃袋崩壊バカ2人がいるので1回の調理で料理が大量になってしまうんです。
だからある程度自分に気合を入れるという意味合いで掛け声を考えてみました。
…いや、分かっているんですよ自分でもくっそダサい掛け声だなんて事は。でもこれぐらいテンションを上げていかないと毎回お店か!っていうぐらい作るのにテンションが上がらないんですもの。
できれば僕は往年のベテラン声優である(失礼)大御所声優さんに声を当てて録音したいですね。ちょっと色っぽくお願いします。増山江○子さんを希望します。2代目不二子ですね。わかります。
もし増山江○子さんに頼めるならセリフは“ゆうた〜今夜は寝かせない・ぞ❤︎”でお願いします。
…全然クッキング関係ね〜自分の趣味全開〜!
そりゃあ万が一そんな機会があれば行って欲しいセリフを吹き込んでもらうでしょう。“ユウタ! レッツクッキング〜GO!”なんかどうでもいいでしょ。そんなセリフ杉田○和あたりで(失礼)いいでしょう。
杉田○和好きだけど。あと何気に大御所ですけど。
なんて事を考えながらも地味に今日の料理の下ごしらえをしております。今日もごはんがすすむ君ですよ。ご飯に合うおかずベスト10と言っても過言ではないです。僕の中ではベスト3ですけどね。
ちなみに僕のご飯に合うおかずベスト1と2は全く決めていないですけどね。その場その場の思い付きです。何か1と2を決めちゃうとお前の限界はそこまでなのか?と侮られそうで言いづらいですよね? 何か品定めされているようで。
だから本当は今回のおかずはNo.1なんです。
そのためにも今日もご飯頑張って炊いています。だいたい54話のガーリックチャーハンと同じぐらいの量を炊かないといけないから
…業者か!
いかん一般家庭用の炊飯器じゃあ、全然間に合わないから業務用の炊飯器を買おうか考え中です。
と思っていたんですけど、あるやん! 3升の業務用炊飯器が電気で動く炊飯器が2万円! 安すぎない! 4升でも2.3万円か…
という事で買ってしまいました3升炊飯ジャー。よくバイキングなんかで見かける大きめの炊飯器だなこれは。でも3升っていったら1升が約1.5kg、お茶碗10杯分くらいだから…3升で30杯分くらいかな。
もう現実離れしてる数字で訳が分からなくなってきたというか麻痺してるよ。とりあえず保温ができるので温かいままお召し上がりになれます。
それでは発表します! 今日のおかずは…回鍋肉です。
わーパチパチパチ。料理名聞いただけで唾液が出るわーご飯何杯でも食べれるわ〜。さすが僕のご飯がすすむおかずNo.1の一品だ! わ~~~。
という事でやっと野菜の下ごしらえが終わった。キャベツ、ピーマン、長ねぎ。どんだけ切らせるねんっちゅうに。ザク切り、乱切りで楽だけどもよ。量が多いと大変だよ。
んでキャベツとピーマンを先に炒めておいて避けておきますと。次に豚肉と長葱を一緒に炒めて肉に火が通ったら誰が入れても美味しい回鍋肉の素を入れて肉とネギにからませる。仕上げにさっきの野菜を戻して炒め合わせて出来上がり! 簡単なのにめちゃめちゃ美味しい!
これは先に大量に作っておいて大皿で提供。某CMみたいに家族全員で一心不乱に食いまくるってところは一緒だ。大食いバカ2人も席に着いて、今か今かと待ち受けているので、ちゃっちゃと麦茶を注いでと。
それではいただきます。
待ってましたと3人同時に食らいつく。
うま! やっぱり回鍋肉は豚肉との相性が抜群だな! 豚肉の油とこの甘辛い味噌がからまっても〜〜〜うたまらん。それにご飯も一緒に口の中にかき込むと最高! ご飯にめちゃめちゃ合う!
あと、この豚肉の油と甘辛いタレの合わさったご飯だけでも旨い!
回鍋肉を考えた中国人を表彰してあげないといけないよね。と思ったら日本風にアレンジして広めた人は陳 建民さんらしい。日本における四川料理の父といわれたらしい。さすが陳 建民さん! 略して“さすちん”。
毎年皆勤賞を取った中学3年生の卒業式と一緒にその功績を褒めたたえてあげたほうがいいと思うよ、全国で。それぐらい旨い! 伝わる? この例え?
とガツガツ食べならがふと隣をみると…カミラさんのガツガツ度もすげー。さすが濃い味付け大好き人間。やっぱり回鍋肉も好きだったか。
もう、一心不乱だよ。口の周りがタレだらけで汚れているけどお構い無しだよ。付き合っている人がいたら幻滅されるほどタレまみれだよ。
口にほうばり過ぎて話しかけてもフガフガしか聞こえて無いですよカミラさん。しかし僕は好きですよ。その食べっぷり。親指をぐいっと上げて応援しておきました。
もちろんレインさんもこの回鍋肉という名の戦場に参戦しましたよ。やっぱり甘辛いというところがミソなんでしょうね。スーイーツ好きなレインさんにしたら。あとお米の自然な甘味にも。
そういえば二人とも箸の扱いを覚え、箸で食べている。やっぱり箸は万能ですもん。刺す、掴む、すくう…はできないか。とにかく慣れれば使いやすいと思うし。
食べ始める事20分、とうとう終わりの時が…
あんなに炊いてあったご飯も残り5杯分くらいを残して、回鍋肉が無くなったので終了した。ご飯は冷凍しておけるから大丈夫だしね。ふー、食った食った。お腹パンパンだよ。
レインさんもカミラさんもあんなに毎日たらふく食べているのにすんごいしゅっとしてるな。太らないのかな? 聞いてみた。
「ああ、俺はいくら食べても太らないぜ。若いから代謝もいいんだろうが、日常的にめちゃめちゃ動いているからな。」
「我もいくら食べても太るってことはないと思うぞ。食べたものをエネルギーに変換して無駄なく活用できるようにしているのだ。ふふふ見直したか。」
す、すごいな異世界。まあ、レインさんの毎日激しい任務をこなしているのは分かるが。絶対カミラさんは何らかの魔法でドーピングしていると思っていたのに…エネルギーに変換できるって、この人だけ人種が違う? あ、魔族全員がみんなそんな風なのか? とまた、カミラさんの生態に新たな謎が増えたのであった。




