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天才魔術師の冒険録  作者: ほっとマロン
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第一章 新たな出会い

 第一章


 ジェニファー、ロイ、エミリアの3人は、ナスナト王国東の商店街に来ていた。ここは毎日大勢の町人や冒険者でにぎわっている。3人は旅に出る準備をしている途中だった。

まず、ジェニファーは動きやすさを重視した装備に剣、投げナイフを数本である。ロイは薄い鉄の板で出来た鎧に幅の広いロングソードといういかにも前衛というような装備である。エミリアは、軽い胸当てに弓、投げナイフという後衛支援用の装備だ。

 こうして準備を終えた3人は、早速旅に出るのだった。ナスナト王国の巨大な壁を出るとそこは魔物がうろつく森や砂漠、ジャングルや荒野などがたくさんある。父からの情報によると世界には8つの遺跡があり

その遺跡に眠っている石碑に魔力を流すと、次の遺跡の場所を示してくれるという事だそうだ。あいにく父の情報はそれしかなくお金と一緒にもらった地図にも1つ目の遺跡しかのっていなかった。3人は1つ目の遺跡を目指して歩き始めた。途中で何度も同じところをくるくると回り続け道に迷ってしまった。何処にいるかわからず歩いてると大きな湖に出た。3人はそこで一旦休もうと腰をかけた、そのときここら辺では1番大きいキングベアが現れた。すぐさま3人は戦闘体制に入った。キングベアは図体が大きく強いばかりか動きがすばやいのでなかなか戦いにくい魔物だ。 

 ロイが先になって突っ込んでいく、が、キングベアのすばやい動きでかわされてしまう。そのすばやい動きに対応するためにロイが魔法を唱える。

「『時空加速(スピーディングタイム)2倍速』」

 その瞬間ロイの動きが今までの二倍くらいの早さになった。キングベアはロイの攻撃を受けるので精一杯なようだ。そこにエミリアの投げナイフと弓矢がキングベアの間接をしとめる。力が入らなく動けないキングベアにジェニファーの魔法が襲いかかる。

「『物質変換(ウィザードチェンジ)土から砂へ』」

 すると、キングベアの足元に大きな砂の池ができ、みるみるキングベアの体は砂の中に引きずりこまれていく。キングベアはあがくが砂の中からは一向に出られない。キングベアが見えなくなると、砂は元の土に戻った。キングベアを倒した3人は、さらに歩いていく。すると今度は、冒険者らしき女の人が倒れていた幸い呼吸はしているので生きてはいるようだ。エミリアの回復魔法のおかげで傷はきれいに治った。3人はほおっておくのも何かと思うので女の人が起きるまでそばについていた。3時間後、辺りが暗くなってきた頃に女の人は、目を覚ました。

「あれ?あなた達は?」

「森の中で倒れていたのを見つけて助けたんです。」

「ありがとう、あなた達の名前は?」

 ジェニファーたちは、名前をいい合い仲を深める。

「私はダイアナ、冒険者だ。」

「どうして倒れていたの?」

「分からない、名前以外は何も思い出せないんだ。」

「これからどうするの?」

「どうする・・・か、特にあてがないないんだが、もしよかったら付いていっていいかい?」

「うん、私は良いよ。ロイ、エミリアは良いよね?」

「俺は良いよ。」

「うん、私も大丈夫だよ。」

「ありがとう。これからよろしくね!」

と言う。

 ダイアナは、夜にまぎれるような深い黒色のマントに、動きやすい革の防具だった。武器は、この世界では珍しい、スナイパーライフルとハンドガン二丁だ。

 4人は、最初の遺跡に向かって歩き始めた。途中で何度かゴブリンやウェアウルフが出てきたが、ロイが突っ込んで、全滅させた。遺跡まであと少し、というところで大型のグリフォンが襲ってきたがダイアナとエミリアの援護のもと、ジェニファーが魔法を唱える。

「『性質変換グラビティ』」

 グリフォンの体にものすごい重力がかかり地上に落ちたところを、ダイアナが狙撃をしロイが剣で斬り付けてグリフォンを倒し、3人は、遺跡に向かって歩き始めた。

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