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45:幸せな時間

 

 競走を終えて32階の転移陣で外に出た


「マスター、お疲れ様です」


 ダンジョンを出ると即座にラキアが出てきて俺を抱き寄せて俺の髪の毛に鼻をあて臭いを嗅ぐ。


「えっ、ちょっ、ラキアっ」


 突然だったので少し狼狽えてしまった


 スーッスーッとラキアが息を吸う音が上から聞こえる。


「臭いは大丈夫そうですね・・・いえ、やっぱり少し臭います。早く帰ってお風呂に入りましょうか。私が洗って差し上げます」


 大丈夫って言ったじゃん!てか、ラキアが洗うの!?


「い、いいよ!俺が自分で洗えるから!」


 そう言うと項垂れるラキア


「そうですよね、私なんかがマスターの美しい髪を洗うなどとおこがましい事を」


 そんな風に言うので俺は思わず


「やっぱ、ラキアにお願いし「本当ですか!?」ようかな」


 反応早いよ。そして目をキラキラとさせ過ぎだよ。もう断れないじゃんか。


「うん、お願いするよ」


「はい!」


 華が咲いたような笑顔で笑うラキアは本当に可愛い


 てな感じに思ってると


「おふたりさーん、周りの人達が見てますよー」


 と呆れ声でソウマが告げるので周りを見渡せば、ダンジョンから帰ってきて話したりしていた冒険者、露店や屋台での買い物をしていた住民の人達がこちらを見ていた


 さっきまでの内容を見られ聞かれていたと分かると途端に物凄く恥ずかしくなってきて


「か、帰るよ!」


 どもってしまったのも仕方ないと思うんだ


「はいよ~」


 ソウマがニヤニヤと笑い


『マスターはボクを洗ってね~』


 ルルは可愛い。よし、綺麗にしてやろう!


『若いねぇ』


 ライルはおじさんみたいで


『ふふふっ』


 メイルは優しく笑っていた


 まあ、ラキアが笑ってくれたのでよしとしよう


 かなり多数の視線にさらされながらも帰り道を歩いた





 ブゥォォォォ


 ドライヤーと言う髪を乾かす為のマジックアイテムから控えめな音を立てて温風が出て櫛で梳かしながら髪を乾かしていく。因みにラキアがやってくれています。


 一緒にお風呂に入り、髪を洗ってもらった。体の方も洗われそうになったので、そこは断固拒否して、ラキアのタオル1枚という格好にドギマギしながらもゆっくりと湯船に浸かり疲れをとった。


 俺の髪は伸ばしているので女の人並みに長い。いつもは頭の上の方で結び、垂らしている。何故伸ばしているのかと言えば、師匠の奧さんズにそうしろと半ば強制されたのだ。まあ、俺に似合うからと言われたし、別に髪型にこだわるつもりもなかったので伸ばしたのだ。


 でだ、ラキアなんだが。どうやら俺の髪の毛を気に入ったらしくて、何かと理由を付けては俺の髪を丁寧に櫛で梳かしてくれる。


 まあ、俺としては手入れとか全てやってくれるので楽で良いのだけどね。


「はい、終わりましたよ。マスター」


「ありがとう、ラキア」


「どういたしまして」


 そう言い、小さく笑う。相変わらず笑顔が可愛いなとか思ったり思わなかったり


 今は髪を上で縛るのではなく纏めるだけにしている。鍛錬とかをしない時は何時もこんな感じで過ごしてる。本読んだりする時とかね。


「そろそろご飯の筈だから行こうか」


「はい」


 俺の膝の上で丸くなっていたルルを頭の上へと乗せて立ち上がりダイニングへ向かう





 ダイニングには既にみんなが席に座っていた。食事用の机は大きいがとてつもなくデカイというわけでなく、12人が並んで丁度座れる大きさだ。


 師匠達大人組は既にお酒を飲み始めていた


 アスカはリンガを自分の膝の上に乗せて抱きかかえている。アスカは身長が大きくてリンガは割と小さい方なのだがそのせいかリンガが人形のようになっている。アスカは将来はリンガと結婚するんだ!と言い物凄くリンガを気に入っている。リンガの方も満更ではなさそうなので良いことだろう。


 ソウマは先に行かせていたライルとメイルと一緒にカリルと話をしていた。と言うよりも今日のメインのおかずはストームドラゴンの肉のステーキだったのだ。とても悔しがって、落ち込んでいるのをカリルに慰められていた。カリルがボクのお肉あげるよ?とでも言ったのか「欲しい!いやでも、兄として良いのか?」とかブツブツ言っていた。ライルとメイルはカリルに撫でられ気持ちよさそうにしている


「お、来たな。んじゃ、食うか」


 俺とラキアが座るのを待って、皆んなで両手を合わせ


「「「「「「「「「いただきす」」」」」」」」」


 師匠の元いた世界での挨拶をして夕ご飯を食べ始めた。


 料理は何時も通り美味しく、ストームドラゴンの肉のステーキは食べ応えがあり、さらに2つという事で更に満たされた。


 食事中はみんなとの会話を楽しむ。俺達子供が今日は何をやったとかあれこれと話をし、大人達は微笑ましそうに笑い相槌を打ちながら話を聞く。


 平和で幸せな時間だ。


 母さんがいない事に寂しさを感じるものの、どうしようもないことだと割り切り、もう誰1人無くしたくないと思い、更なる強さを強く求めるのだった。



 ******


<名前>クウガ


<種族> 龍人(エルフ)


<称号> 先祖返り 転身を持つ者 ラキアの召喚者


  ライルの召喚者 メイルの召喚者


  ルルの召喚者 アギスの担い手


 [レベル]117


 〔生命力〕4290012/4290012


 〔魔力〕31197882/31197882


 〔筋力〕20360


 〔瞬発力〕31557


 〔器用〕25109


 [スキル]


【龍転身】【変化:龍】【龍の眼】【頑強】


【豪腕】【豪脚】【再生lv7】【魔素吸収lv7】


【身体精密制御lv5】【体技lv6】【拳技lv3】


【脚技lv4】【高速思考】【並列思考】


【気配察知】【魔力精密操作lv5】【無魔法lv4】


【無詠唱】【火魔法lv2】【水魔術lv5】


【風魔法lv1】【土魔術lv6】【雷魔法lv8】


【氷魔法lv4】【闇魔法lv3】【光魔法lv7】


【時空魔法lv3】【元素魔法lv5】【精霊魔法lv1】


【魔纏】【縮地】【空歩】【龍魔法lv1】


【属性融合】【魔力障壁lv7】【発勁】


【剣技lv6】【魔力感知】【気配察知】


【感雷lv4】【魔力放出lv1】



 〔適正属性〕無 火 水 風 土 雷 氷 闇 光 時空 元素

  龍 精霊


 ******


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