表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/118

42:新しい武器

 

 ブンッ!ブンッ!ブンッ!


 得物を振るうたびに風をきる音がなる。


 持ち手の両側の重さを感じながら持ち手を中心に回転させ連続で攻撃を空中に繰り出す。


 慣れるために始めの方はゆつくりと


 慣れてきてからは速さをあげていく


 ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!


 風をきる音が加速する


 そしてその連続の攻撃の中で柄の部分が真ん中で2つに分かれ、2本の剣となる


 回転を殺さず両の剣を持ちながら踊るように剣を繰り出す


 満足したところで剣を鞘に納めラキアが渡してくれたタオルで汗を拭く


 今扱っていたのは新しい武器。長物として作ってもらった。色々と俺の要望を加えて長物と定義してもいいのか分からなくなってしまったけど。


 鞘に納めた剣をもう一度抜き柄の部分を合わせる。すると柄の部分はくっつき少し伸びる。形取るのは柄の両側に片刃の剣がついた武器。名前はリンガが連結剣と名付けた。多分オリジナルかな?いや、もう既に誰かが作っているかな。まあ俺が直接作った訳ではないけれども。


 剣身は普通の剣よりも少し短いくらいの60~70cmくらい。厚さは分厚くもなく薄くもないといった感じで三角形をしている。剣の幅は根本で20cmほどだ。先にいくに従って細くなっている


 この武器は戟を鍛錬の時に使ってみて、少し違うなと思いハルバードやパルチザンなどを使ってみた。そん中でパルチザンが気に入ったのだが石突きの部分が寂しい感じがしてこっちにもつけたら良いんじゃないか?ってな感じで思い、それを父さん達に伝えたらこんな感じの物を作ってくれたのだ。ちょうど昨日スキルストーンを持って行った時には出来ていたようで帰り際に渡されたのだ


 柄が伸びたりくっついたりはマジックアイテムとしての効果だ。つまり、リンガがマジックアイテムを作れるようになったのだ。ついでに言うと剣の状態で伸ばすとパルチザンになるので普通の扱いも出来るし、練習もしている。二槍での扱いなんかもやってみたりした。


 てな感じで色々と使い勝手の良い武器を手に入れたという訳だ。これからは少しこれをメインにして戦っていきたいと思う。普通の剣の練習とかはしっかりとやるけど、ダンジョン攻略はこれでいく。


 さあ、今日もお昼を食べたらダンジョンに出発だ。





 昼ご飯を食べ、準備を整えてダンジョンへとやって来た。前回が28階を攻略し終えてから帰ったので今日は29階からだ。2剣を抜き柄を合わせる。


「お、それが例の武器か。扱いが難しそうだな」


「そうでもないよ。朝のうちでもう慣れてきたし」


「いや、それはお前が凄いだけだと思うぞ」


 そうかな?


「まあ、取り敢えず今日も頑張って行こうか」


「おうよ!」


『頑張る~』


 頭の上のルルが可愛いです。


 早速29階を進んでいく28階では通路が広く、大型と呼べる魔物と戦ったが、ここは普通の大きさに戻っている。3分ほど進んだところで魔物と遭遇した。


 スケルトンだ


 だか、普通のスケルトンではない。その骨の色は血の色でそれぞれが剣や鎧、杖やローブなどの装備をつけている。


 名前はブラッディスケルトン。こいつらにはある特徴がある


 8体いる中の2体のメイジから魔術が放たれた。俺とソウマはルルやラキアに魔術の迎撃を任せ前に出る。遠距離攻撃を行う人数はこちらのが多い上にラキア達はメイジよりも展開する数が多いので敵の魔術は迎撃され、攻撃が当たる


 繰り広げられる魔術などの攻防を視界に入れながら、剣と盾を持ったブラッディスケルトンウォーリアーと接敵した。


 ウォーリアーは上からの振り下ろしを放ってきた。俺はそれに対して連結剣を下から振り上げて年を弾きそのまま連結剣を回転させ反対側で斬りつける。ウォーリアーは剣を弾かれるも大勢は崩さず盾でガードしてくる。そこにそのまま斬撃を放ち盾を斬りにいったが、なかなか頑丈な上に魔力を纏わせてきたので傷をつけるに留まった。魔力の操作は稚拙だが、効果はある。


 盾を斬ることには失敗したが途切れることなく斬撃を繰り出す。片手で持ったり、持ち替えたりして回転の向きを変えたり、回転速度を上げたりしながら攻撃を繰り返す。


 圧倒的な手数で反撃の暇を与えない。攻撃は最大の防御を体現出来ているだろう。


 そして、盾と剣を弾きウォーリアーの体が開く。その隙を逃さずに一気に決めに行く。下から腕を肩から斬りとばすように二撃入れ、核を肋骨と鎧ごと斬り裂いた。


 肩口ときりさいた肋骨から血が噴き出す


 これがブラッディスケルトンの特徴だ。ブラッディスケルトンの骨には細い血管のような物があり、そこに血が流れているのだ。この血は薬や錬金術の素材などに使えるので割と高く売れる。なるべく骨は壊さないようにしたいが、技量がそれなりにあるので難しい。


 残ったスケルトンは3体。ソウマは既に2体目だろう。足下に特に損傷のないスケルトンが転がっている。槍で核だけを破壊したのだろう。斧しか持ってなかったのも大きい。今の相手は盾を持っているので少々手こずっている。


 メイジの方は灰になって積もっている。【緋焔】だろうね。灰はもう一箇所積もっている所があるのでそれもだろう。ライル達はラキアに素材が取れなくなるので気をつけなさいと説教されていた。牽制はしっかりとやっているけど。ラキアは前にやって落ち込んでいた、それが貴重な物だと知ってさらに落ち込んでいた。落ち込んでる姿も可愛かったな~


 はっ!いかんいかん今は戦闘中だ。早くしないとソウマに全部持って行かれてしまう!


 ラキアが牽制してくれていた2体のスケルトンに向けて駆け出す。ルルがラキアに怒られている親を見て学習したのだろう、昨日覚えた【風刃】で先制攻撃を放つ。放たれた風の刃は見えづらい筈だが、スケルトン達は短剣と槍で斬り払う。


 その間で俺は距離を詰め、短剣持ちに回転させ勢いをつけた連結剣で袈裟の斬撃を放つ。スケルトンは短剣でガードしようとしたものの勢いの乗った斬撃を抑えきれず斬撃をくらい、崩れ落ちる。核を破壊できたみたいだ


 連結剣を回転させたまま取り回し、水平斬りで槍持ちを攻撃した。槍持ちはラキアとルルの牽制に気を取られ上半身と下半身が別れた。連結剣の回転を止め、突きを核のあるであろう場所に繰り出し、戦闘は終了した。


 ブラッディスケルトンをアイテムボックスに回収し、先に進む

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ