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22:師匠以外のSSSランク冒険者

 

 父さんから新しい武器を貰った翌日のお昼前、師匠達が戦争から帰ってきた。戦争では数的には魔物がいる魔王軍の方が勝っていたがギュル爺の息子さんが戦線を支え、師匠とギュル爺の参戦で勢いがつき、さらに師匠が敵の指揮官を打ち取って敵は撤退したそうだ。それ自体は1日で終わったそうだが、戦後処理などで色々ゴタゴタして今日帰ってきたという訳だ。後、師匠達以外にもう1人いた


「帰ったぞ~」


「お邪魔しやーす」


 ヒューマンの見た目で髪は茶色、目は髪よりも濃い焦げ茶色というのだったかな?で、大剣を背に背負っている。この人がギュル爺の息子さんらしい。何でも師匠が弟子をとったのが意外だったらしく、その弟子を見に来たらしい。あと息子であるソウマの事も。


「お!お前らがアイトの息子と弟子か?」


 何かとても元気な人だな


「はい、弟子のクウガです」


「俺はソウマだ!」


「おう!俺はバルク アフリードだ!よろしくな!」


「「よろしくお願いします」」


「じゃあ、早速模擬戦すっか!」


「「え?」」


「お、そりゃいいな。お前らやってもらえ」


 師匠がニヤニヤしながら言う


「本当にやるんですか?」


「当たり前だろ、ちゃんとボコボコにされて来いや、俺らは先に昼飯食ってるから終わったら来いよ」


 そう言って師匠は行ってしまった


「アイトの許可も貰ったしやるか!どっかいい場所ねぇか?」


「じゃあ、地下室があるからそこにしましょう」


「なに!?地下室だと!?俺ん家にも作ろうかな」


「バルクさん?」


「ああ悪い悪い。じゃあ、行くか」


 バルクさんを伴って俺とソウマは地下室へ向かった


「おー、かなり広いな」


 バルクさんが想像していたよりも広かったようだ


「ほんじゃま、始めようか。2人まとめて掛かって来いや」


 大剣を構え、獰猛な笑顔を見せてくる


 俺とソウマも笑い返してソウマが拳を俺は剣を構えてバルクさんに相対する


「行きます!」「行くぜ!」


 師匠やギュル爺と同じ位の威圧感を感じるバルクさんとの距離を詰めて行く。始めから身体強化は使っていく。俺は打ち合いで惹きつける為に正面からでソウマは隙を突くため横に回る


「そう思い通りにさせんぜ」


 バルクさんがソウマへと斬りかかろうとするが俺は【縮地】を使って間に入って振り下ろされた大剣を逸らす。お、重い!


「やるな!クウガ!だが、まだまだいくぞ!」


 大剣が恐ろしい速さで、凄まじい勢いで風を切りながら迫ってくる。

 俺はそれに剣で力を横から当てて逸らしたり、剣を滑らせることで流す。


 躱せる時は躱し、反撃を繰り出す。炎を雷を風を水を氷を纏わせ、剣を振る。だが、バルクさんは全てを弾き、躱し、剣を繰り出してくる。


 ソウマも隙を見ては爪や拳を当てに行くが全て対応されて当てれていない。


 やっぱり強いな。流石は師匠と同じSSSランクだ。普通にやってちゃ駄目だな。工夫しなきゃ。


 ソウマと目を合わせ隙を作ると訴えバルクさんの大剣を身体強化の重ね掛けと勁を利用して上に打ち上げる。


「うおっ!?」


 バルクさんにも今のは予想外だったようだ。


 俺は一瞬だが出来たその隙に剣を左から右へと今までより少し遅めに振る。それをバルクさんが後ろに下がって避ける。だが、俺は振っている途中で剣を魔力で伸長する。


 さらにそこへソウマが雷爪を両手で時間差をつけて放ち、そのまま突撃して追撃を掛ける。俺の攻撃が決まり、雷爪は1発目は避けられたが2発目が当たる。


 俺はソウマに合わせ正面から斬りかかる。近い方の俺に対応しようとした瞬間に転移で背後に跳ぶ。


「んな!?」


「はっ!」「らあっ!」


 決まった!


「だが、甘い!」


 俺たちが決まったと思った瞬間にバルクさんが消える。


「あだっ!」「ぐほっ!」


 そして、突然の後ろからの衝撃で気を失った


 ~~~~~~


「おーい、アイト!」


「ん?終わったか」


 バルクの野郎がソウマとクウガを担いでリビングに入ってきた


「なんだ、気絶させる程手こずったか」


 俺が笑いながら言ってやると


「いや~、最後に熱くなっちまってな。にしてもお前の息子と弟子はどうなってんだよ。この歳であの強さって」


「そうだろうな、あいつらの才能は恐ろしいよ」


「確かにな、ウチの息子じゃ勝てんだろうな」


「お、てことは賭けは俺の勝ちだな」


「ああ、降参だよ。今度飯を奢ってやる」


 バルクが諦めたように肩をすくめる。


「そういや、お前ん所は学院には行かせるのか?」


「ああ、行かせるつもりだよ。繋がりってのは面倒だったり、厄介だったりすることもあるが大事だからな」


「あー、そういう理由でか。ま、取り敢えずやりたい事は終わったから帰るは」


「おお、そうか。また今度な」


「会うんだったら戦争の時だろうからなるべく会わんことを祈っとるよ」


 そう言って帰っていった。にしてもあいつが手加減忘れるくらいってかなりあいつら上達したんだな。また本気でやってみるか?まあ、ダンジョンの攻略の後でいいだろ。


 にしても、魔王軍が鬱陶しいんだよな~。なんかいい方法ねぇかな。やっぱ、殲滅すんのが1番良いんだが、アホな国がおって、迂闊に行動出来ねぇってキルトの野郎が言ってたからな。もしかして、あの国の国王操られてんじゃねぇの?それに帝国の件もある。あそこぶっ潰すしかねぇかな~、何回言っても聞きゃぁしねぇ。


 あー、面倒なこと考えたからイライラしてきたぞ。


「こいつら起こして飯食わしたら久々に厳しくやってやるか。これは八つ当たりではない、大事な息子と弟子を鍛える為にな。うん、何もおかしくない」


 ふっふっふ、このイライラをたっぷりとぶつけてあげようじゃないか!


 この後、クウガ達は何故かイライラした師匠の八つ当たり同然に鍛えられ、困惑するのだった。


 ~~~~~~


 バルクさんとの模擬戦の翌日からは1週間ほど槍の手解きを剣ほどではないが使えるギュル爺にソウマと一緒に教わり、俺は途中から戟に獲物を変えたが。


 やっぱり、槍よりも戟の方が俺にはしっくりときた。ソウマは槍をかなり気に入ったようだ。しかも、上達がかなり早くて槍同士で模擬戦をやったらボコボコにやられた。突きって真っ直ぐだけじゃないことを知れたよ。おかげで体中痣だらけになってしまった。まあ、【再生lv6】で直ぐさま完治だが


 そして、1週間経った今日はいつもの俺、ソウマ、ラキアと一緒に5歳になったカリルがいる。この4人で今からダンジョンへ挑戦なのだ。

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