―正式サービス初日②―
図書館回です。
絵本の内容は、前作と同じ内容です。
ではスタート!!
3人と別れた後、私はまず道具屋へ行った。
そして料理キット/500Gと裁縫キット/500Gと釣り道具/300Gを購入した。
それから町にある図書館へ行った。
受付で言語スキルを見せると、会員登録して貰えた。
会員になると何が出来るかと言うと…
・図書カードが貰える。
・図書館の本を10冊まで4日間の期限付きで借りれる。
・本屋で図書カードを見せると10%offの割引をして貰える。
・読んだ本のレシピや技や情報や楽譜などを無料で手に入れる事が出来る。
という4つの特典が付いてくる。
まず案内されたのは、絵本のコーナー。
言語のスキルレベルが4になれば、他の本が読めるとのことだった。
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〔絵本Ⅰ〕
そのばしょには、すなというすながあたりいちめんにひろがっていた。
ざっそうさえはえないそのすなしかないばしょに、めぐみのあめがふった。
あめがふったちょくごはまだなんのへんかもなかった。
ただすながしめっている、というへんかはあったが。
しかしみっかけいかしたあたりでへんかがあった。
それはおおきなはながとつじょ、どこからともなくはえていたのだ。
そのはなはまだつぼみだったが、ひをますごとにすこしずつだがさいていき、かんぜんにはながさいたときに、そのはなはひかりにつつまれ、そこからひとがうまれたのだった。
〔絵本Ⅱ〕
いちねんのときがすぎ、すなしかなかったそのばしょにはさまざまなひとがたんじょうしていた。
しゅぞくもばらばらでのうりょくもばらばらであった。
へいわにみえたそのとき、ひとりのだんじょから、かおがないあかんぼうがたんじょうした。
そのあかんぼうをうんだ、だんじょはうんだちょくごにそろってしぼうした。
そのあかんぼうの、のうりょくがいじょうだった。
そしてそのあかんぼうをめぐり、あらそいがおきた。
なぐり、けり、いためつけ、ごうもんし、さいごはしょけいする。
またおなじのうりょくをもつ、あかんぼうをつくるためにむりやりおんなをおそい、あかんぼうをうませた。
しかし、あかんぼうをどれだけうんでも、あれだけののうりょくをもつあかんぼうはたんじょうしなかった。
そんなふもうなあらそいがごねんほどおこなわれたのだった。
〔絵本Ⅲ〕
―ごねんご―
あらそいはしゅうけつした。
しかしこのごねんかんでながしたちは、あまりにもかくしゅぞくかんにおおきなみぞをうんだ。
かれらはやがてばらばらになり、"じんぞく"・"せいれいぞく"・"まぞく"・"じゅうじんぞく"のよっつのしゅぞくにわけられた。
ただひとり、かおなしのこは、せいちょうしかみとたたえられていた。
だれもとうたつすることができないだろうそんざい。
かみは、ひとりだった。
つねに、ひとりだった。
しんでんのまえで、ひとびとにあがめられ、おそれられ、さつがいのひがいにあったこともなんどかあった。
かおなしのために、たすけをよぶこともできない。
ひとりではどうすることもできなかった。
―いやだ…―
―いやだ…―
―ひとりはいやだ…―
―だれか…―
―だれか……―
―わたしを、たすけて……―
そして、かみはしょうしつした。
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読み終わった後、スキルレベルを確認した。
[*歌][*楽器演奏][*舞][*音感][*楽譜詠み][*バランス][*冒険][言語Lv4(+3)][槍術][鑑定]
言語のスキルレベルが4になっていたので、絵本のコーナーを去った。
『舞の本』
『英霊の小説』
『神話の小説』
『顔の無い神様の記録』
『各種族の料理』
『旧約聖書』
『武器・槍術』
『世界の子守唄』
『種族語』
『古代魔法』
の10冊を借りて、森へ向かった。
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NAME:シュリー
種族:人族Lv1
人種:人間
所持金:500G
HP:60/60
MP:60/60
SP:6
ステータス
ATK:5
DEF:7
STR:5
DEX:20
AGI:8
INT:12 (+2)
VIT:10
ジョブ
〈樂士〉
使用楽器:15弦カンテレ
使用武器:槍
スキル
[*歌][*楽器演奏][*舞][*音感][*楽譜詠み][*バランス][*冒険][言語Lv4][槍術][鑑定]
控え
裁縫/釣り/料理/魔力
次回は、独自に舞や歌や楽器演奏や戦闘やらをしていきます。