退院
おばあちゃんが言った通り、ほんまに、家事のことを少しずつ教えてくれるようになった。
洗濯機の使い方は知っていたから、洗濯物の干し方や、たたみ方。
それから簡単に作れるお味噌汁や、炒め物の料理をおばあちゃんと一緒に作るのが、一番楽しかったから好きになった。
おばあちゃんは遊園地に連れて行ってくれたり、お母さんのお見舞いにも連れて行ってくれたし、伸び放題だった髪を、切りにも連れて行ったりもしてくれたんだけど・・・
1日中用事があるわけでもないし、おばあちゃん家の近くには友達がいないから、遊ぶ相手もいない、だからゲームやアニメのテレビを見たり、するのがほとんどだったかな
明後日から新学期が始る時に、お母さんの退院が決まったと連絡があった。
明日、退院できるようになったんだって。これでようやく帰れると知ってほっとする。
平日に退院だから、おばあちゃんと私が、お母さんを迎えに行くことに決まった。
退院当日、迎えに行ったらお母さんは先生から『入院生活と同じ安静生活をするように。お風呂は湯船につからずシャワーだけにするように』先生に言われたと、話してくれた。
病院から自宅まではタクシーを使って帰ってきて、お母さんは家に入るとすぐに布団に入って横になった。家に帰ってきただけで疲れているみたい。
おばあちゃんが今朝から作って、タッパに入れて持ってきてくれた、おかずを冷蔵庫にしまいながら
「由真、おばあちゃん帰るからね。今日の晩御飯のおかずは冷蔵庫に入れるから、温めて食べてや。お母さんのこと大事にしなあかんよ」
私に言い聞かせた。
だから
「うん、分かっているよ。おかずありがとうね」
そう答えると、満足そうに微笑んで帰っていった。
区切りのいいところまでと考えていたら、今回は特に短くなってしまいました。




