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翌日、お母さんの病室にお父さんと2人で行ってから、そのまま、おばあちゃん家に送ってもらうことになったんだけど・・・


「なぁ・・・ほんまにおばあちゃん家に行かなあかん?」


もう一回最後にお母さんに聞いた。


「まだ言ってんの?おばあちゃん家に泊まるように、荷造りしたんでしょう。気を付けて行かなあかんよ、何回も言うようやけど、わがまま言ったりしたらあかんからね」


お母さんは、笑いながら言う。

やっぱりダメか・・・行くしかないのか・・・

ため息を吐いてから、病室を出てお父さんに送ってもらった。




おばあちゃんに家に着くと、おばあちゃんが出迎えてくれて


「よお来たな。由真、お母さんが入院して大変やったな。はよ家に入り、お菓子やジュース用意してあるからな好きなん食べや」


お菓子やジュースが用意してあるのは嬉しかった。

私がお菓子を食べている横で、お父さんとおばあちゃんが、お母さんの入院について話しを始めた。



「あんたも大変やったな」

「そうやな・・・会社に電話が掛かってきた時に嫌な感じがしてん。上司に訳を言って帰らせてもらって、嫁に直接話を聞くまではどんな状態か分からんかったから、不安やったわ。 切迫流産と言われてな、今んとこいつ退院できるか分からんらしい。春休みの間悪いけど由真のこと頼むな」

「それはかまへんけど、出血は止まったんかいな?」

「まだなんやって、俺は男やから知らんけど入院した時には、生理2日目の量やったらしいで、本人が言っていたわ。今は出血の量は減ってきているけど、まだ止まっていないみたいやし・・・」

「そんなに出血したんかいな!でもそんな状態でよく赤ちゃん無事やったな。退院してもすぐには動けないやろうから、少しでも由真に家事のこと教えるで」

「そうしてくれると助かるわ」


「由真、聞いていたやろう。」


お父さんに突然話しかけられた。

それに対して、素直に答えるのが嫌だったから


「聞いていなかった」


とだけ言ったんだ。

私は、おばあちゃん家に泊まること、まだ納得していないからね。


「お前なあ・・・。家事、少しでもおばあちゃんに教えてもらい。そうすれば、退院した時にお母さんが助かるから」


お父さんは、厭きれた様子で私に言う。


家事を覚えなきゃいけないのは面倒だし嫌だけど、お母さんのためなら仕方がないか・・・


「いいけど、その代わり、赤ちゃんの名前決めるのは私やで」

「あかん。赤ちゃんの名前を決めるのは、お父さんや。お母さんも、それでいいと言っているし」

「なんでや。ずっこいで!お母さんからそんな話聞いていないし、女の子の名前今から考えてんのに」

「なんで女の子の名前なんや。男かも知れないやろう!男でも女の子でもお父さんが名前決めるんや」

「え。おばあちゃんも、赤ちゃんの名前考えたいわ」


それから3人で、お母さんのお腹にいる赤ちゃんの名前は、誰が決めるか少し言い争った。


結果


赤ちゃんの性別が分かるまでは、『あーちゃん』と呼ぶ事に決まっただけだった。

あーちゃんの名前を決める権利は、3人とも譲らなかったから、それ以上はまとまらなかったのが原因。

お父さんが、決めた名前全部却下してやる!



中々自分の時間が思うように作れません・・・

こんな文章でも読んでくれる方に感謝です。

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