恥ずかしい
その後、お風呂から上がった私を待っていたのは、お母さんが言ったとおり、お腹が膨れて機嫌がよくなったお父さんだった。
もうね厭きれて何も言えなかったよ。
あ、それからねお母さんと同じ布団で寝たよ。
私がお母さんの布団に入ろうとしたら「ほんまに一緒に寝るつもりなん?」って聞かれたけどね。「お母さんが、いいって言ってくれたんやろ」とか言ったら、「ほんまに、そうするとは思っていなかった」って言われたけど・・・・
私は、ほんまにする子なんや、十数年私のお母さんやっているのに、なんで分からんのやろう?
お母さんと一緒に寝れたから、お父さんに対する怒りは少しは治まったんだ。でも、全部は治まっていないから、明日学校で万理に合ったら、お父さんのこと全部話すことに決めたんだ。
もちろん、お母さんと一緒に寝ているのは、万理でも話さないけどね!!
で、ほんまに話したよお父さんのことを万理にね。万理に言われたのは・・・
「うちのお父さんと全然違う。一度も怒鳴られたことなんてないし、第一そんなことで怒らない」
・・・・恥ずかしかったよ とてもね・・・
うちのお父さんだけなんかな?
それから万理に「由真のお母さんのお腹、触らして欲しいって言ってくれた?」って聞かれたけど・・・ お母さんの体調がまだ優れないから、言える状況じゃなかったことを正直に言ったんだ。
だから、お母さんの体調がいいときにちゃんと、伝えることを約束したよ。
万理は納得してくれたからよかったんだけど・・・問題はお父さんだ。
今日から再び、買い物に洗濯物、それから簡単な料理して、食器洗って・・・
お父さんが、ちゃんと手伝ってくれるのかすっごい不安。
今度はもう、お母さんが入院しなく済むように、私もこの前以上に頑張らないとね!
学校から家に帰ると、お母さんは居間で横になってテレビを見ている。
早速、買い物に行くけど、どこの店で何を買うかお母さんに聞いたら・・・チラシを数枚見だした。
「由真、ここの薬局は歯磨き粉が安いんやけど、買ってきてくれる?後、ここのスーパー行って絹豆腐を一丁と、味付けが付いてある牛肉買ってきて。それと・・・冷蔵庫の野菜室、どんな野菜が入っているか見てくれる?」
次から次へと言われるから、慌ててメモをとる。
「ちょっと待って、今書くから。それと、見なくても分かるけど野菜室には何も入ってないから」
「じゃあ、同じスーパーでキャベツ一玉と、もやし買ってきて。・・・・二つの店行ける?」
お母さんが心配そうに聞いてきた。
「大丈夫。自転車で行くから」
笑顔で返事をしたら、「じゃあ、お願い」と言われ、買い物するためのお金を預かる。
「今日は由真に、豆腐とわかめの味噌汁、お肉と野菜炒めを作ってもらおうかな?」
「いいよ、作る」
久し振りに、私も料理が作ることができて嬉しい。
すぐに家を出ようと玄関に向かう途中に、背後から大きな声で「自転車運転すんの気を付けや。あんまりスピード出したらあかんで」
声が聞こえてきたから
「分かってる、大丈夫やから」
私も大きな声で返事をした。
その日は、無事に買い物から帰ってきて、お釣りもレシートも渡したし、料理も上手に作れたよ。
そうそう、お父さんちゃんと食器洗ってくれたんだ!




