表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/60

でかい子供

お母さんと会話している間に、お風呂から出たとすぐに分かる格好で、お父さんが無言で居間に戻ってきた。


流石やなおかあさん。ほんまに言った通りや。


なんて思っていても、口には出さず無言で、お父さんが晩御飯を食べられる準備をする。


少しは、お父さんが機嫌が悪い時の対処方法を覚えなあかんしな。

お母さんが教えてくれたし、お腹が空いた時と、眠いのに寝れない時に機嫌が悪くなるなんて、ほんまに子供みたいやな・・・

図体ばっかり、でかい中年のおっさんやから、たちの悪い子供やんか・・・



キモッ!!


自分の心の中で悪口を言いまくる。


晩御飯を食べられるように用意しても、お礼も言わずに無言で食べだすお父さん。


ほんまに最悪やで!


何気なくお母さんの方を見てみると、目と目が合った。


私が今、どんなことを思っているのか、まるで分かっているかのように、お母さんがにやりと笑う。


これは絶対にばれてるな・・・


私はお母さんに、苦笑いをしてみせる。

私の顔を見たお父さんが話しかけてきた。


「何笑っとんねん」


目線をお母さんから、お父さんに戻し


「別になんでもないよ」


それだけ返事をする。


話掛けられたということは、悪い機嫌が治まりつつあるんか?


また目線をお母さんに向けると、今度は頷いてくれた。


なるほど~ もうそろそろ機嫌がよくなりそうなんやな。

それにしても、お父さんの取り扱い方は大変やな・・・

こんな性格のお父さんと、よく結婚したよな~ お母さんは。私は絶対に、こんな人は嫌や。


暫くは、お父さんの顔を見たくないから


「お風呂に入ってくる」


一言だけ言って、お風呂に逃げた。




「ホンマに最悪やで。あんなお父さんやとは、思わんかった。お母さんが2回目の入院する前に、お父さんの性格を知った時も、最悪な人やと思っていたけど、今日のは、ほんまに幻滅した。むかつく!」


独り言を言いながら、服を脱ぎお風呂に入っても、まだ怒りは治まらない。


「お母さんも大変な人と、一緒になったもんやな~」


ため息も出る。


「あんなんで、ほんまに今回は家事を手伝ってくれるんか?嫌やな~心配になってきてもた・・・」


お風呂場に私の独り言が響く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ