玉砕!粉砕!能力祭!後編!
あらすじ 能力祭にてインダストリアルスターライズというグループと戦うことになった【直岡 修里 なおおか しゅうり】達。その後無事勝利を得ることができた…。
直岡が勝利する数分前…
…。はっ!ここは…?見る感じテントの中のようだが…。そういえば俺は乾酪にやられて…。
???「あっ!せんせー!この子目覚ましたよー!」
いじゅー「おはよう。鋼くん。」
鋼「あっ、どうも。」
いじゅー「なーに?よそよそしくしちゃって。」
俺は視界の恥に見える親父に気づいた。
鋼「いや、あの、親…じゃなくて父親がいるので。」
鋳造「よう、鉄織!頭スッキリしたか?」
鋼「なんで親父がいんだよ。」
鋳造「そりゃお前を直せるのは俺ぐらいだからな。」
鋼「いや、そうじゃなくて、見に来てたのか?」
鋳造「ん?ああ、みんなで見に来たぞ。」
鋼「みんなって…。まさか家族全員で来たのか?」
鋳造「そうだ。なんせお前が頑張ってる姿をみんなで目に焼き付けようってことでな。」
鋼「ふーん。」
鋳造「まあ、ある程度は直しといたぞ。腹部の損傷、腕のコード類、あと弾づまりとかな。」
鋼「は?ジャムってたのか?」
鋳造「知らなかったのか?」
鋼「気づかなかった…。」
鋳造「ま、私は晶子と翠のところに戻ってるから。また後でな。」
鋼「はいよー。」
いてて…。生身の部分はまだ若干ヒリヒリするな…。
???「あ、まだ動いちゃダメです!」
さっき俺を看病してた女の子だ。綺麗な金髪で髪留めにはレモンの形をした飾りが付いている。
鋼「あー、君、ありがとう。名前は?」
???「あ、申し遅れました!私、医療部の【花守 檸檬 はなもり れもん】って言います!」
鋼「檸檬ちゃんか。よろしく。」
花守「はい!よろしくお願いしますね!」
いじゅー「花守さーん!こっち点滴よろしく〜!」
花守「わかりましたー!それでは!ええと…お名前は?」
鋼「【鋼 鉄織 はがね てつお】だ。」
花守「鉄織くんですね!今後ともよろしくお願いします!」
数分後
直岡が勝ったのか…。すげえなあいつ。
いじゅー「直岡くん凄いわね〜。」
鋼「ええ、あいつはほんとに凄いですよ。行動力とか、諸々。」
いじゅー「鋼くんは直岡くんのことどう思ってるの?」
鋼「あいつは…、自慢の友達ですよ。」
いじゅー「いいわね〜。そういう関係。」
鋼「そういえば、桜はどうしてますか?」
いじゅー「山野さんなら、隣のベッドで休んでるわよ。」
そろそろ動けそうだし、様子でも見てみるか…。
鋼「桜ー?大丈夫か?」
桜「んー?ほうひはの?(どうしたの?)」
そこにはご飯をたらふく食べている桜がいた。
鋼「…。美味しいか?」
桜「ほいひいよ!ははへくんほたへる?(美味しいよ!鋼くんも食べる?)」
鋼「いや、俺は遠慮しとく。それじゃ。」
俺はテントを出ようとした。その時
花守「あ、あの!」
鋼「どうした?」
花守「あの、人違いだと思うですけど…。以前どこかで会いませんでしたか?」
鋼「いや、あったことないと思うな…。」
花守「そ、そうですよね。すみません。でも、今後もっと仲を深めていきましょう!」
鋼「ああ、またあったら声掛けてくれよ。」
花守「はい!」
バサッ
テントの扉をくぐるとそこには家族が待ってた。
翠「にぃに!」
晶子「あら、さっきの金髪の子…、鉄織の彼女〜?」
鋼「違ぇよ!お袋…冗談きついぜ…。」
晶子「ごめんなさいね〜。」
翠「にぃにのチームが勝ったのすごいね!」
鋼「だろ?翠も見ててくれてありがとうな。」
翠「うん!」
直岡「あ!鋼くんいた!」
鋼「お、来た来た。」
直岡「大丈夫?怪我は?」
鋼「見ての通りちゃんと回復したよ。」
直岡「なら良かった。そういえば桜は?」
鋼「テントの中で飯食ってたよ。」
直岡「いつも通りみたいで安心した。」
鋳造「おっ!直岡くん!久しぶりじゃないか!」
直岡「お久しぶりです!」
晶子「鉄織のお友達?」
直岡「はい!【直岡 修里 なおおか しゅうり】と言います!」
翠「にぃにと一緒に戦ってた人だ!」
晶子「これはこれは…。今後とも鉄織とよろしくお願いしますね〜。」
直岡「はい!」
風鈴「さてさて、時間がおしてるのでドンドン行くヨ!」
人見「続いての競技は先生vs先生です!」
風鈴「それでは先生たちは前のところに名前を描きに来てくだサイ!」
数分後
人見「ということでエントリーシートに書き終わったということで、先程と同じように先生が2名選ばれます。そして選ばれたふたりには戦ってもらいます。」
人見「まず1人目は…数学担当!【六角 定規 ろっかく ていき】先生です!」
風鈴「定規を用いて戦うヨ!」
人見「そして2人目は…古文担当!【貝筆 京子 かいふで きょうこ】先生です!」
風鈴「チョークを用いた攻撃をするヨ!」
人見「バトルフィールドはここのグラウンドです!」
風鈴「それでは先生達!準備はイイ?」
六角「あなたが私に勝つ確率は極めて低いでしょう。」
貝筆「その台詞そっくりそのままお返ししてあげるわ!」
風鈴「3…2…1…バトル開始だヨ!」
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ここなら先生達の動き見れるかな?僕もこういう所で勉強しておかないと…。
貝筆「これでも喰らいなさい!」バババッ!
六角「遅い」キン!キン!キン!
貝筆「チッ!小賢しいわね!」
六角「今度は私のターンです。」
ブンブンブン!
六角先生が出したのは…三角定規?
鋼「よぉ!直岡。こんな所で何してんだ?」
直岡「うわっ!びっくりした。鋼くんか。」
鋼「わりぃわりぃ。」
直岡「今ね、先生達の動きを観察してるの。」
鋼「なんでだ?」
直岡「少しでも勉強になればいいなと思って。」
鋼「なるほどな。」
貝筆「ホッハッ!それ!」バッ!
六角「ぐっ!膝に!」
貝筆「それそれそれ!」バババッ!
六角「ぐはっ!あなたのこと…。正直舐めてました。ここからは…、本気でいかせてもらいますよ!」
ダダダダッ!
貝筆「全速力でこっちに走ってきても、どうにもならないわよ!」バッ!バッ!バッ!
シュッ!シュッ!シュッ!
貝筆「スウェイで全部避けたなんて…!」
ダダダダッ!
貝筆「く、来る!」
ダダダダッ!ダダ!
貝筆「…?私の横を走り抜けた…?」
六角「上だ。」
貝筆「ハッ!」
スパン
貝筆「うっ!腕が持ってかれたわ…!」
スチャ
スッ
ボト
六角「首…。討ち取ったり。」
周りからは悲鳴が上がる。がしかし
貝筆「私を倒したとでも思いで?」
六角「なっ!なぜ生きている!」
貝筆「さっきのは、私がチョークから作り出した『偽物』よ!」
六角「なに!?」
貝筆「さあ!試合続行よ!」
六角「小癪な!」ダダダダッ!
貝筆「それはもう対策済みよ。」
六角「な!魔法陣?!いつの間に?!」
貝筆「さっき私の偽物に集中していた時に書かせてもらったわ!」
六角「くっ!畜生!」
貝筆「炸裂しろ!」ブゥオン
魔法陣は怪しげな音を出し、光を放ったあとに大爆発した。
砂埃が去った後にたっていたのは、うちの担任の貝筆先生だった。
風鈴「勝者が決まったヨ!勝者は…貝筆先生!」
人見「おめでとうございます!」
鋼「すげえなうちの担任。」
直岡「あんま逆らわないようにしとこ…。」
鋼「そうだな…。」
風鈴「ここでお知らせだヨ!」
人見「えー、盛り上がった能力祭ですが、時間を大幅にオーバーしたのでここで終わりたいと思います。」
周りからは残念がる声が上がった。
風鈴「それではまた来年〜!」




