サクラ色 恋ノ歯車 廻ル時
あらすじ 【鋼 鉄織 はがね てつお】【直岡 修里 なおおか しゅうり】色々あって旧校舎の部活動の生徒達と仲を深めた…
秋となって少々肌寒い…というか普通に寒い。まるで冬のようだ。窓の外を眺めれば紅葉になっている。あれはおそらく桜の木だろう… 桜…この単語を聞く度に思い出す人がいる。【山野 桜 やまの さくら】。僕の幼なじみだ。彼女は僕の家の隣に住んでいた。いつもずっと一緒にいたが、小学4年生の時に父親の会社の都合で転校してしまった。彼女は自分の初恋相手でもある。告白したくてもできなかった。とても恥ずかしくて。ただ、今出会って告白できるかと聞かれたら答えはNoだろう。今でも恥ずかしくて告白出来ないだろう。
鋼「直岡〜おーい。鼓膜破れたのか〜?」
直岡「ああ。ごめんごめん。考え事してた。」
鋼「頬を赤らめながらか?」
どうやら顔に出てしまっていたらしい。僕は事の顛末を話した。
鋼「ふーん。初恋相手のことを今でも思ってるか。ロマンチックじゃん。」
直岡「何言ってんだよ。昔っから仲良かったからどーしてるかなって思い出してるだけだよ。」
鋼「なるほどな。」
出会えるものなら出会いたい…心にその言葉だけが木霊する。
家に戻り夜食をいただいていると母親からこんな話を聞いた。
直岡母「そーいえば、仲良かった桜ちゃん。この街に戻ってきたらしいわよ。しかもお隣さんの家にね。運命的よね〜」
僕は思わず箸を落としてしまった。なんというタイミング。そしてまたお隣に。もはや天文学的な数字だろう。夜は一睡も出来なかった。と言いたいところだが、4時ぐらいに眠ってしまった。7時ぐらいに目を覚まし、いつも通りに支度をし家を出た。ほぼ同タイミングでお隣さんのドアが開いた。
???「あ、修里くん!久しぶり!」
聞きなれた声。綺麗な桜色の髪。そして、葉桜のような瞳。そこにはまんま成長した僕の幼なじみがいた。
直岡「桜!久しぶり!会えて嬉しいよ。」
桜「私もとっても嬉しい!」ギュー!
いきなりハグをされてしまった。戸惑いを隠せない…
直岡「あっ…えっと、その制服ってことは同じ高校に通うことになるの?」
桜「そうそう!クラスはA組だから違うけどね…」
直岡「一緒に行こうか。」
桜「うん!」
学校に着き、各々のクラスに別れて行った。すると、クラスの子達に沢山声をかけられた。そして大半の子が口にする。あの子彼女?!と…自分は否定したが、中には疑いの目をかける子もいた。
鋼「おっす。何があったんだよ。」
直岡「いやさ、なんかみんな勘違いしてて…」
鋼「ああ、あの子の事か。彼女じゃないのか?」
直岡「違うよ〜。」
僕の人生の歯車にまたひとつのピースが埋まった。
その歯車が噛み合って動き出す。今回は恋の歯車…
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またこの土地に戻ってきた。修行が思ったよりも長くなっちゃった。みんなにはパパの会社の都合って言ったけど。私の初恋相手。また会えるのを楽しみにしている。修里くん。
わたくし、先週風邪を引いてしまって、投稿が遅れてしまいました。申し訳ございませんでしたm(_ _)m




