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武器と着ぐるみと召喚霊

あらすじ 林間学校にてチェンソー男に襲われた【鋼 鉄織 はがね てつお】。そのチェンソー男を何とか倒し、夜が明けた。


直岡「まさか電動さんが暴れちゃうとはねぇ…」

鋼「ああ、おそらく前のエイリアンの時のように能力の暴走なのだろう。」

直岡「気になってたんだけど、能力の暴走する条件ってなんなの?」

鋼「分からない。が、おそらく気分が昂ると暴走してくるのかもしれない。」

直岡「なるほどね。」

鋼「さてと、支度してバスに乗って帰るか。」

直岡「そうだね。」

コンコン

外からドアがノックされる音が聞こえた。誰だろう。

貝筆「鋼くんと直岡くんおはようございます〜。」

直岡「先生でしたか。どうされました?」

貝筆「鋼くんにちょっと話があってね。ちょっといい?鋼くん。」

鋼「え?あ、はい。わかりました。」

ガチャ

行ってしまった…僕1人じゃ支度できないのに…鋼くんが帰ってくるまで待つか。


20分後…

鋼「ただいまー」

直岡「おかえり。長かったね。」

鋼「ああ、AEAJからだったよ。」

直岡「AEAJ?」

鋼「そう、ability experiment association Japan。能力実験協会の日本支部ってことだ。」

直岡「昨日の夜のことを聞かれたの?」

鋼「まあ、そういう感じだ。」

直岡「へぇー…ってやばい!急ごう!置いてかれちゃう!」

鋼「へいへい。りょーかい。」

僕たちは電動キャンプ場を後にし、林間学校を終えた。


林間学校を終えて2日後。

鋼「なあ、直岡。」

直岡「どしたの?」

鋼「ちょいと荷物を運ぶのを手伝ってくれねえか?」

直岡「いいけど、どこに持ってけばいい?」

鋼「俺の家だ。」

直岡「家?鋼くん家に持ってくの?」

鋼「そうだ。大事なもんだから慎重にな。」

直岡「わかった。」

やたらと重いダンボール。おそらく金属製のなにかなのだろう。足が治りたての状態なのにこんなものを持っていいのだろうか。なんて考えていたら、着いてしまった。案外大丈夫だったな。

鋼製作所とデカデカと看板に書かれている。

鋼「親父〜帰ったぞ〜」

???「おぉ鉄織!部品持ってきてくれたのか!それにお友達まで連れてきたのか!」

奥から巨漢の男性が出てきた。この方が鋼くんのお父さんなのだろう。

???「やぁやぁ、初めまして。私はここの製鉄所兼鉄織の父。【鋼 鋳造 はがね ちゅうぞう】と申す。今後とも息子と仲良くしてくださいね!」

直岡「初めまして。鋼…じゃなくて鉄織くんとは仲良くやってますよ。」

鋳造「それなら良かった。安心したよ。」

直岡「ひとつ気になったんですけどいいですか?」

鋳造「どうしたのかね。」

直岡「鋼製鉄所って大企業ですよね?なのにこんな町工場のような感じなんですか?コマーシャルを見る限り綺麗なオフィスビルだと思っていたのですが…」

鋳造「それは、宣伝や販売部のところだな。もちろんこの工場もオフィスも私の会社のものだ。そして、私がここの工場にいる理由としては、能力的に都合がいいのでね。」

直岡「能力ですか。」

鋳造「ああ、そうだ。私の能力は武器制作。戦闘データさえあれば、武器を作ることが出来る。」

直岡「そうなんですね。」

鋳造「戦闘データは鉄織の中に内蔵されているコア、【chrisS クリスエス】に記載されている。ほれ、銃の切り替えの時に英語が聞こえてくるだろ?それだよ。」

直岡「あの、英語ってそういうことだったんですね。」

鋼「それで思い出した!ボムの戦闘データを使って、爆弾だせるようにできねえか!親父!」

鋳造「ボムか…面白そうだな。よしわかった。制作に取り掛かろう。直岡くん。今日は息子の手伝いをしてくれて感謝する。そして今から鉄織の手術を行うから今日は家に戻って行ってくれ。」

直岡「あ、はい。お邪魔しました…」

手術か。一旦バラしてから武器を搭載するのだろうか…やめやめ!こんなこと考えるなんて宜しくない!僕はそのまままっすぐ家に帰っていった。


次の日の放課後。

鋼「ボムの威力確かめるために旧校舎の方行こうぜ!」

直岡「わかった。ちょっとまってて!すぐに準備する。」

貝筆「あら?あなた達旧校舎に行くの〜?それならついでにこれ持って行ってもらってもいい〜?」

直岡「はい。なんですか?」

貝筆「同じクラスの塩谷くんが忘れていったものよ〜。塩谷くんは旧校舎1階のオカルト研究部?にいるらしいから。お願いね〜。」

ずっしりとした大きな本を手渡された。表紙には魔法陣のようなものが書かれている。

鋼「行こーぜー。」

直岡「あ、うん。すぐ行く!」

僕たちは旧校舎に着いた。

直岡「ここかな?失礼します。」

???「うわぁ!だ、誰ですか!」

鋼「俺たちは塩谷ってやつに用があんだけど。」

???「僕が塩谷ですけど…」

直岡「ああ君か。はいこれ。忘れ物!」

塩谷「あ、ありがとう…」

鋼「オカ研って何してんだ?」

塩谷「主に霊召喚をやっているんだ。まあ、一回も成功してないんだけどね。」

霊の召喚ねぇ。いかにもオカルトな内容だな。

塩谷「あ、そうだ。君たちにお願いしたいんだけど…旧校舎の3階にある空き部屋から、蝋燭持ってきてくれない?切らしちゃってて…」

鋼「しゃーねぇなぁ…後でジュース奢れよ!」

塩谷「わかった。だからお願いね。」

僕たちの学校の旧校舎は主に部活用だ。1階から2階の半分が部室。2階の残り半分と3階は部活動用の物置になっている。

鋼「さてと、3階に着いたが、空き部屋がどこか聞き忘れたな。」

直岡「戻るのめんどくさいからそのまま手当り次第探そ!」

ガラガラ

とりあえず手前の部屋に入り蝋燭を探すことにした。ほんのりとカビの臭いと汗のような臭いが鼻をつんざく。ここのダンボールに入っているかな?僕は手を伸ばした。

???「ちょちょちょ!触っちゃダメっす!」

後ろから声が聞こえ振り返ると熊がいた…熊?!え?熊?人語を喋る熊?!

直岡「ひぃー!命はご勘弁を!」

???「あ、すまねぇっす!今脱ぎますね!」

熊の中からは蒸気が出てきて、そこからお胸がたわわな女性が出てきた。

???「あたし、着ぐるみ部所属!2年の【熊着 くるみ くまき くるみ】っす!」

直岡「あ。1年の直岡と言います。」

鋼「同じく1年の鋼です。」

熊着「な〜んだ後輩だったっすか。ちなみになんの用でここに来たっすか?」

鋼「俺たちオカ研の奴から蝋燭を持ってきてくれと頼まれまして。」

熊着「ああ!オカ研の人のおつかいっすか。蝋燭ならこの棚に…あっ、あったっす!」

直岡「ちなみに、着ぐるみ部ってどんな活動しているんですか?」

熊着「主にスーツアクターの練習っすね。」

直岡「スーツアクター?」

熊着「そうっす。遊園地とかでのショーとかあるでしょ?そういう仕事に向けての活動っす!ちなみに、実際に遊園地でショーをしたこともあるっすよ!」

直岡「はえー。あ、あとこのダンボールの中は何が入ってるんですか?」

熊着「このダンボールの中っすか…恥ずかしいけど見てもいいっすよ…」

ダンボールを開くとそこにはアニメやゲームで見た事のある頭がごろっと出てきた。

熊着「着ぐるみにも色々種類があるっす。そのうちのひとつなんすが、それは…その…あたしの趣味っす…」

直岡「そうなんですね…なんかその…失礼しました…!」

鋼「あ、おい!待てよ!」

僕は恥ずかしくなって空き部屋を飛び出した。趣味のこととお胸がたわわすぎて目のやり場に困っていたので、逃げる口実としては良かった。そして、僕たちは1階に戻り、塩谷に蝋燭を渡して旧校舎を後にした…


主の話なんですけど、着ぐるみってすごいなんかこうエッ…!ですよね。誰にも言えない癖のひとつです…

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