安全ピンが抜ける時
あらすじ 幽霊屋敷を探索していた【鋼 鉄織 はがね てつお】と【直岡 修里 なおおか しゅうり】とその他3人は屋敷の当主に襲われたが、何とかして脱出することが出来た…
脱出して3日後。色々ありすぎて疲れが取れない…しかも、今日の朝、僕の下駄箱に紙があった。そこには、‹果たし状›と書かれていた。内容は『今日の午後、旧校舎裏の廃グラウンドに鋼も連れてこい』とのこと。どうしてこうもバトルをふっかけてくるのだろうか。
そして放課後。鋼くんと一緒に旧校舎の裏の廃グラウンドに向かった。見た感じ野球部が元々使っていたようだ。バットやボールが散乱している。
???「よく来たな。だが、ここでお前らはおしまいだ。」ピンッ
どこからか金属音が聴こえた。しかも何かを抜いた時のような。何かマズイ気がする…
直岡「鋼くん!そこから離れて!」
ドガン!何かが爆発したような音…手榴弾とかだろうか…
???「チッ!まあいい。これは挨拶代わりの爆弾だ。」ザッザッサッ
奥から男が3人向かってきた。
???「よぉ。鋼と直岡。俺は爆檄家長男。【爆檄 ニトロ ばくげき にとろ】だ。能力は、手榴弾やダイナマイトを扱う能力だ。」
???「ヒャッホゥ!流石お兄ちゃん!俺は爆檄家次男!【爆檄 竹流 ばくげき たける】だ!能力は爆竹だ!」
???「兄貴たち…はしゃぎすぎ…俺は爆檄家三男…【爆檄 破空 ばくげき はく】…能力は自由落下爆弾…」
鋼「爆弾家族か…おもしれえ。お前ら、俺らに何の用だ。」
ニトロ「俺らは強さを証明する為に戦いに来た。お前らはヤンキーグループを倒したらしいな。つまり、それだけ強えってこった。だからお前らを倒す!」
鋼「ほう。じゃお前ら全力でかかってこい!行くぞ!直岡!」
直岡「ああ!全力でぶつかってやる!」
今戦いの火蓋が切って落とされた。バンバンバン!
鋼くんの銃声が鳴り響く。1発目と2発目は外れたが、3発目はニトロの足に命中した。
ニトロ「ぐぁぁぁぁ!いってぇぇぇ!ちくしょぉう!これでも喰らえ!」
デコピンの指の形から爆弾が飛ばされ、その爆弾は四方八方で爆発した。
鋼「チッ…クラスター爆弾かよ…」
竹流「うぇーい!テンションブチアゲー!」バババババ!
直岡「爆竹のせいで砂煙が…辺りが見えない!」
破空「上にも気をつけるんだな…」ヒューンチュドーン
鋼「今度は空爆かよ…キリがねぇ…」
どうしたものかと考えていると、地面に何かが転がっていた。金属バットだ。これで決める!
ニトロ「ほらほら。どうした。そんなものか?」
直岡「こい!ニトロ!」
ニトロ「あぁ。ご希望通りに…爆弾をくれてやるぜ!」ピンッ
直岡「うぉぉぉぉ!」カキーン
バットを思いっきり振って、手榴弾にクリーンヒットそのままニトロの方に手榴弾が向かった。
ニトロ「なっ!やっ!まっ!うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
直岡「うっし!まずは1人撃破!」
竹流「よくもお兄ちゃんを!破空!行くぞ!」バザッ
破空「兄貴の仇をとってやる…」ヒューン
爆竹と空爆が一緒に投下された。ここからどうやって切り抜ける…僕は頭の中で必死に考えた末にひとつの案がでた。
直岡「鋼くん!掃除機で爆竹を吸って、空に放出して!」
鋼「どんな策かわかんねえけどわかったぜ!」ギュイーン! ポン!バババババ!ドガン!
破空「おいおい嘘だろ…」
竹流「爆竹と空爆を相殺しやがった!」
直岡「上を見てよそ見してんじゃねぇぞ!」ボゴォ
竹流の腹に一発。そして右フック。最後にフィニッシュブロー。
竹流「ぐはぁ!もうダメだ…」バタッ
破空「兄貴…!」
鋼「どこ見てんだ?お前の相手は俺だぜ。」
破空「なっ…はっ…!」ジャリーン
鋼くんは腕からチェーンのようなものを出して破空の体に巻き付けた。
鋼「ほらほら飛んでけ!」ブゥンブゥン
破空をぐるぐる回した後、空の彼方へとほっぽり出した。
破空「ぐへっ…」
落ちてから10秒後。ダウンしたまま動かない。
鋼「これで俺たちの勝利だ!」
直岡「そうだね!倒したことだし帰ろっか!」
鋼「あぁ!」
ピトッ
足になにかが付いた感触がした。足の方に視線をやるとそこには、ピカピカなにか光っている。僕は瞬時にそれを理解した。ひっつき爆弾だ。
直岡「鋼くん!離れて!」ドン
僕は鋼くんを押し倒し、距離をとった。ドカァン
直岡「いてぇぇぇぇ!」
僕の足は吹っ飛んではいないが、焼きただれてボロボロの状態だった。
鋼「何かがおかしい…まずいな…直岡!お前を担いで旧校舎の方に逃げるぞ!」
鋼くんは足からホバージェットのようなものを出して旧校舎の方まで飛んでいった。
鋼「ここまで来れば大丈夫だろう…」
ここは旧校舎の一室。今は空き部屋だ。僕は壁際に行き、体を休ませていた。すると…
ドガァァアン!パリーン!
鋼「お前…不死身か?」
ニトロ「さっきはよくもやってくれたな…直岡ァ!」
直岡「どうやってここまで来た…」
ニトロ「爆弾の遠心力ここまで来た。さあ、見た感じあとは鋼だけだな。お前も再起不能にしてやるぜ!」
鋼「チッ…戦うしかねぇか。かかってこい!」
ニトロ「おらよ!お前らまとめて爆破してやるぜ!」ピンッ
手榴弾のピンが抜かれた今、為す術は無い。このまま大人しく喰らうしかないのだろうか。
鋼「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ガシッ
何を考えたのか、鋼くんは爆発する寸前の手榴弾を掴んだ。
鋼「てめぇはこいつでも喰ってろ!」ボゴォ
ニトロ「アガッ?!」
鋼くんはニトロの口の中に手榴弾を入れ込んだ。
ニトロ「アッ…アッ…ふぃふぅひょー!(ちくしょー!)」ボガン!
ニトロは痙攣をおこして動かなくなった。
鋼「ふぅ…よし!勝ったし帰るか!」
直岡「あの…その前に保健室に連れてって…」
鋼「しゃあねぇなぁ」
僕は鋼くんに肩を担がれて保健室に向かった…
某チェンソーのやつの映画を見てきたせいか、爆発系のを描きたくなったので執筆させて頂きました。




