表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君に、炎を捧ぐⅡ〜偽りの剣と、真実の愛〜  作者: みらい


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/86

六十話、黒蝶、囁く【バリストン視点】

「ぅ……」


 意識が戻る。

 喉の奥に苦味が残っている。

 身体が重い。魔導薬の残滓が、まだ抜けきっていないのだろう。

 あらかじめ飛ばしておいた黒蝶。

 短刀に変化して眠りから強制的に目覚めさせてくれた。

 肉体的ダメージはないが……夢見は、ひどく悪かった。


 起き上がるのはまだ早い。

 この牢には、おそらく魔石を使った《魔導視器(監視カメラ)》が設置されている。

 誰かがこちらを監視している可能性が高い。

 目を閉じたまま、わずかに身じろぎする。

 黒蝶がふわりと宙を舞い、視晶の映像回路を遮断する。


 ――バチッ。


 空気が弾けたような音。

 これで、向こうにはまだ俺が眠っているように映っているはずだ。


 牢屋か……。

 俺にはお似合いだ。

 シアーネが即俺の身を暴くかと思ったが、そんなことはなかった、のか。

 横を見ると、あの子がいた。

 レイの姿だ。

 もう、自分で変身さえできるらしい。

 この偽りの姿を自分から変えるなんて。

 受け入れられたのか。

 聞きたい。

 しかしーー


 そうだ。

 いま、誰もいない。見ていない。

 それなら、今だけは――



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ