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5話 主

 魔法少年の子に連れられて魔動物の主がいるところに向かった。魔動物たちが少し出て来ていたが倒しながら行った。奥に行くほど魔動物が強くなっている気がするが、俺とさつきなら全然余裕だ。オダマキは魔法少年のお母さんの家に置いてきた。

 「ここらへんにいるから気をつけてね、さつきちゃん。フフフ」

と魔法少年は言っていたが俺のことは心配してくれないのかよと思った。まあ出ても大丈夫だがね。魔法少年の子が上に飛び俺らのことを見下ろしている。

 トシは少し目を細めて言った

「おいさつき、なにかでかいのがいるな」

「確かに何かいるね。あれが主かな?仕掛けに行く?」

「そうだな。あいつを倒しに行ったらこの村は救われるね」

トシとさつきはそう話し合い、2人とも刀を出してその魔動物に近づいていった。

 「ごおおお」

魔動物がトシたちを見て声を上げた。トシは

「でかい熊か」

と言い、戦う姿勢に入った。熊がこちらに向かってきた。攻撃してきたので、トシは刀を振った。熊は刀を止めトシを飛ばした。

「爪もでかいし力も強い。魔力を使ったほうがいいな」

トシは炎を刀に纏わせた。さつきは木の中に隠れて隙を探している。トシはこの熊に傷がつきにくいと予想して、できるだけさつきの魔力の『切り裂く者』を期待したい。あいつだったら力もあるし大丈夫か。今回はさつきが動きやすいようにしようと考えた。

「刀に炎やってもなぁ。効くのか?」

トシは熊が攻撃した右腕の上に乗り、飛び越え、攻撃しやすい背中に刀で傷をつけたが炎で体は燃えなかった。

「やっぱこの体格だと炎を纏った刀じゃちょっと弱いか」

と独り言のように言った。

「これはどうかな?」

炎を熊よりも大きい炎を出し燃やした。

「ごおお」

といいながら少しの間だけ燃えたが、すぐに消えそうになっている。熊が炎を消そうとしている間、さつきが「これでも喰らえ」と言いながら攻撃した。さつきは熊に傷をつけた。

 トシはさつきに、魔力を使うように言った。

「さつき、今お前の魔力を使え!!」

「分かってる‼」

と言い、さつきは魔力を使った。熊に傷を10個つけられたので、

「よしこれでこの熊を倒せたな」

そう油断していると、

「トシ危ないわ。早く逃げな」

とさつきが注意したが遅かった。

「うわぁああ」

頭に傷をつけられた。トシは頭から血を出しながらこう言った。

「くそぉ油断した。だが新しいスキルが手に入る…」

(さてどんな能力だ?  なんか空気中に細かい水の粒が見える。もしかして水か?だとしたらどうやって出すか?まあなるようになれ)そう思い両手を広げ前に出した。

「でろ水ー‼」

と言い水を出した。

 水の能力をまだトシは調節ができずに広範囲の水を出した。ドバ〜〜。熊とさつきは、水流に負けて流れていった。さつきは驚いて

「なんて量。うすうす気づいていたけど魔力多いわね。ゴボゴボ」

魔法少年は(この広範囲の水魔力、俺でも出せないよ。さつきの戦い方も上手いし)さつきは小声でトシの魔力のすごさに気づき、魔法少年は、トシたちの強さに驚いた。

「あ、さつきちゃん大丈夫?」

魔法少年はさつきを助けた。

 「初めての水魔力だからたくさん出ちゃった。まあこれだけじゃあ、熊は倒せないよね。上手く水を操作しなければ」

熊は立ち上がり、向かってきている。

「いいこと考えた」

トシは新しく水の操作をして自分の分身を作り出した

「よし、まだ下手くそだけど水分身を作り出せた。これに少量の炎を纏わせれば人間の体温に近寄せることができるんじゃないか?」

トシは熊の近くで何体も分身体を作って攻撃した。分身が攻撃しているおかげで、熊は混乱している。

 魔法少年のところに、分身体をおくり

「もう次で倒したい。それでだ、さつきを召喚して熊の不意をつきたい。できるか?」

「はあ?お前らの力で倒すんじゃなかったのかよさつきちゃんの命令ならともかくリーダー的な存在のお前が俺に頼っているんだ。絶対に協力しないぞ」

「俺達に全部任せて逃げるのか?弱虫魔法少年」

「なにぃ‼‼俺弱虫じゃ無いぞ‼‼」

「それにここでさつきにかっこいいところ見せないと、俺のことにしか目がいかないぞこの弱虫」

「くそぉ覚えてろよハゲおじ。後で全部なくすぞ‼」

魔法少年は熊に近づいて行ってこう言った。

「おい‼くまお前のせいでハゲおじに命令されたじゃないか。この責任はとれよ」

そのころオダマキは…

 あいつら今戦ってんのかな〜なんで魔法少年のお母さんと一緒にいなきゃいけないんだ…まあ弱いからしょうがないけどさ…

 オダマキはお母さんに聞いた

「この近くになんか無いの?色々とさ、情報が欲しくて」

「あら私から情報がほしいの?先にそっちの情報をくれるかしら。お金でも可」

「ほう…俺らになんの情報もないよ。ただ旅をしているだけさ」

「本当にそれだけかい?まあいいわ。この辺はね、魔物が出やすいところなんだよ。いろんなところの旅人が来て、魔物を倒してくれるんだけど…主(熊)が出てきてやられちゃうから誰も来なくなったわけ…だけどあなた達が来てあの主を倒してくれるって言ったときは嬉しかったよ」

「そうか。必ずあいつらが勝つよ。ところで主の皮って売れると思う?あいつらが倒して上手く行ったら、皮を売ってお金を稼がないか?」

「確かにうまく行けば億万長者になるかもしれないわね。売れるところ知ってるから今度聞いてみるわよ」

 この2人はトシたちが頑張っている中、大体の話は金のことしかなかったとさ。



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