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4話 魔法少年

 少し旅をして数日、さつきも仲間に入ったし嬉しい。オダマキは…まあまあ…。

アベリアで約束した模擬戦ができる広い平野が見えてきた。

「さつき本気で来な」

「分かったわ」

さつきは心のなかでトシの能力を思い出した。(トシの能力は炎の能力だわ。それを気をつけないと)逆にトシはさつきの能力は何なのかを考えた。(さつきの能力はなんだろうか?)

「じゃあ行くぞ」

「うん」

と言って、両者刀を抜いた。

 トシとさつきは刀を交えた。トシは少し傷をつけたがカウンターでさつきはトシに傷をつけた。

「さつきの刀は長いし速いから当たる…」

「それが私の刀の特徴だわ。さて傷もつけたことだし能力を使おうかしら」

さつきは能力を開放した。トシには10個の傷ができた。

「うお。いきなり傷ができた」

さつきが能力を説明する。

「これは私の魔力『切り裂く者』。傷をつけたら同等の傷を10個まで傷をつけることができるの」

トシはさつきの魔力に驚き本気を出す

「だから刀が長くて軽い刀と相性がいいのか。じゃあ俺も魔力を使うか」

「あなたの炎を出したり纏わせるだけでしょ?それだけで最強になれるの?」

さつきはトシのことをバカにしながら言った。だがトシはその言葉を聞いても勝つ自信はあった。

「甘く見てはならないよ」

(炎の練習をしたときに炎の扱いがうまくなったんだ。それとさつき相手なら早めに倒したほうがいいな。じゃああの方法で)トシは足から炎を出した。炎のおかげもあり、さっきよりも速くさつきに飛んでいった。さつきは(なんて速さ、追いつけない)さつきは速いトシを追いかけられなかった。そしてトシは首で寸止めし

「俺の勝ち\(^o^)/」

と言った。

「やっぱりトシは強いわね」

オダマキは

「やべーよ」

と驚いていた。

 その日の夜。

「今日は国や街が無いから野宿か」

さつきは野宿が初めてなようで

「え〜野宿か〜」

と文句を言っていた。トシとオダマキは野宿することに諦めていた。

「しょうがないだろ」

と言いながらトシは魔力で焚き火を作り、さつきがいた国で貰った食べ物を焼いている。(さつきめっちゃ食べるな…もう少しでご飯なくなるぞ)とトシは考えながら上を向くと、なにか飛んでいることに気付いた。(子どもの魔法使いか?)

「おいさつき、上に魔法使いがいるぞ。近くに国があるんじゃないか?」

さつきもそれに気がついた瞬間魔法少年は逃げた。

「よしあの魔法使い逃げてるからとりあえず追いかけよう」

野宿の準備をしていたものを片付け、魔法使いを追いかけた。

 「あの魔法使い速いぞ。オダマキ、あっちには何かあるのか?」

トシはオダマキに聞いた。

「あっちにはものすごく小さい村があったような気がする」

さつきは片手にご飯を持ち走りながら

「少し光が見えてきたわね。あら白米美味しいぃ」

 トシはこう思った。(確かに小さい村だ。それにしても暗い感じがする)トシは思ったことを言った「なんか少し変じゃないか?この村?」

「確かに少し変よね?オダマキここなんかあったの?」

「わかんね。小さな村があることは知ってたけど…」

「肝心なんなことは知らんのか…情報持ってるのか持ってないのか…」

 魔法使いが家の前にいた。

「こんな時間に出たら危ないでしょ?あんな危険な魔動物が出たら流石に強いあなたでも勝てないわよ」「別にいいだろ。煙があったんだ。気になるだろ?」

「でもせめてもう一人つかせなさいよ。子供なんだから。すぐに迷ってしまうでしょ?」

「うるさいなぁ」

と母親らしき人と喧嘩していた。トシはこの子の近くに来ていて(反抗期なのか?)と思っていた。その子のお母さんが

「そこに誰かいるんでしょ?見せもんじゃないよ!」

「バレてたのか?えー今旅をしているトシです。野宿をしようとしてたんですが、この魔法使いの子に見られてたもんで、近くに街や国があると思ってこっそりついてきてしまいました」

お母さんは

「この村には何も残っていない。ある魔動物が出たからね。その魔動物を倒すために、この村にいる強い奴らはみんな戦いに行ったが、全員やられてしまったのさ。だからこの村に来てもやることはないし命の保証もないよ。旅をしてるんだったらここに泊まるのをやめなさい」

「なるほどね〜じゃあ倒しに行きますよ。俺ら世界一強くなるんでね」

「そうよ。私達は強いのよ」

「自分は弱いよ。トシとさつきより」

お母さんはオダマキを無視し

「でもどんな強い人でも倒せなかったのよ。あなた達でもきっとムリよ」

魔法使いは

「大丈夫だよ。この人たち魔動物がいっぱいいるところで野宿をしようとしてたんだもん」

(しかもこの女の人はすごくかわいいから強いはずだ。でもこのおじさんはすごく弱そう)トシが

「どこらへんにいるか教えてくれるかな?」

「いいけどおじさんは弱そうだから、ここに居たほうがいいんじゃない?おじさんが世界一になるとは思えないんだけど?」

「絶対なれるさ、ならなかったら旅なんかしないよ」

さつきも強いと言ってくれた。

「このおじさんはね、どんな人でも倒せちゃうんだよ」

「まあ俺ほどでもないけどな。なんちゃって」

オダマキはいつも通り変だが…トシはやる気を出して

「というわけで行くか」



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