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19話 競技場1

 トシの頭に何か乗っかっている。魔力が漏れ出ているようだ。さつきやカタクリは目視できるかどうかの小ささであった。トシは子供たちに

「少し離れてろ」

さつきとカタクリ、オダマキは子供を避難させた。

 トシは体を燃やした。頭に乗っかっていたものはワビスケ。

「熱い!!燃える!!」

頭から降り、火を消した。トシはそのすきに刀を抜いて切ろうとした。そのとき

「そこまで!!トシ・トリオとワビスケ」

声を出したのはコーヒーを飲んでいた「エルフのイトスギ」。イトスギは続けて

「戦いたいなら競技場でやればいいだろ。もう。ワビスケ」

イトスギはやれやれと思いつつ、ワビスケが

「こいつらが小さいって目してるんだぜ。許せねえ」

すると隣にいた鉄壁ガンコ杉尾も

「しょうがないだろ。そういう種族なんだから」

「なんだと!!お前はそもそも頑固すぎるんだよ」

と喧嘩を始めてしまった。喧嘩を見守りながらイトスギが

「トシ・トリオここで会うの2回目だね。僕イトスギっていうんだ」

トシは記憶にない。オダマキに

「一回あったことあるっけ?」

「いや。ない気がするんだけど…トシ出身地のビックバンにいたんじゃない?」

イトスギは思い出させるように

「あの時会ったじゃん。帽子かぶってたけど。新聞を見せてあげたよ(o^―^o)ニコ」

するとさつきが小声で

「遺跡に入る前の人じゃない?確かに帽子かぶってたし」

トシはまじかという顔をした。トシは振り返った。(耳が長くて高身長でイケメンな雰囲気だったような。イケメンだなんてずるすぎる)

「それにしてもいい強さだ。いい仲間もいる」

と喧嘩をしていたワビスケが褒めてくれた。

「ありがとう。ところでお前どこにいるんだ?」

トシは褒められて調子に乗ってしまった。ワビスケは怒り

「いい度胸だな。せっかく褒めてんのに、小さいと言いたいのか!!」

ガンコ杉尾は笑いながら

「やっぱりお前は小さいんだ。それにトシ・トリオいい根性してやがる。おもしろい」

 この喧嘩を見飽きたさつき達であった。

 トシはあの三人と別れた後、宿泊の予約をした。トシは

「明日、競技場に出ようかな。明日になったら魔力も回復するだろうし」

「私はいいや。だったらご飯食べたい」

トシはさつきの暴走を止めようとした。

「まじか。カタクリ、オダマキ、さつきを止めろ」

それに答えるように

「俺も出たかったけどさつきちゃんと一緒にいれるなら」

「そもそも俺は弱いから戦えないしな」

 翌日、競技場でバトルにエントリーしたトシ。昨日いたワビスケ、イトスギ、杉尾もいた。他に謎の少女もいた。

 トシは一回戦目に入る前、なんの特徴もない選手しかいなかった。野次馬やチンピラが多くトシに向かって

「おじさんここ戦うところだぜ」

「指一本で勝っちゃうよ」

トシは心の中でストレスが溜っていった(早く始まってくれないかな。ぶっ飛ばしてやる)

一回戦が始まる。審判の人が合図を出す

「ようい、はじめ」

合図とともにみんなトシを狙う。だがトシは慌てず、手を出した。あるチンピラがトシを煽った。

「早速降参か?」

トシは言い返すように

「負けるのはお前たちだ」

みんなは「は?」と感じトシを倒そうとした瞬間、トシは炎をチンピラたちに纏わせるように攻撃した。皆丸焦げになった。カタクリはあきれたように

「やりすぎだ」

 トシは一回戦目の休憩に入った。トシはそこまで疲れてなかったが競技場の偉い人に

「とりあえず休め」

と言われてしまった。

 さつきたちが会いに来てくれたが、みんなに

「次はやりすぎるなよ!」

と口をそろえて言われたのだった。

 休憩が終わり、二回戦目が始まった。先ほどよりずいぶん減った。トシがやりすぎてしまったから。だが謎の少女がいるおかげでトシはいい勝負になりそうだと感じた。

 審判が合図をした。そのときトシの刀と少女の双節棍が衝突する。心の中で思ったことを言った。

「いやいや、あの女の子強すぎでしょう。トシと同じくらいの力。みんな突風で飛んでくるじゃない」

トシは謎の少女に聞く

「お前何者なんだ?」

少女は答える。

「この世界で数種しかいない竜種のガーベラだ。お前より百歳ぐらい年上だ」

角があり鬼とは違う力を持つ竜種。トシよりも背が小さい中学一年生ぐらいのようだった。トシが

「なんちゅう魔力量だよ。流石竜種。初めて見たけど。1,5倍ぐらいあるやんけ。さっきの攻撃で君の筋肉も強いって分かった」

トシが勝つためには技術がガーベラよりも高くないといけない。

 トシは珍しく焦っていた。(どうしよう優勝した過ぎるのに…いやどうにかなれ)

トシは刀を向け

「勝たせてもらう」

返事をするかのように

「ああ。頑張ってね」

 二人とも本気モードで戦いあった。水の魔力や炎の魔力をうまく使った。だが、ガーベラも負けられないぐらいすごかった。

「ちなみにトシみたいな能力はないのよ。ある人を抜かして。代わりにいろんな姿になれるから」

と言い変身した。何も変わらないように感じるが急に口を開け

「この姿になったらね。会った時と同じ技を打てるんだよ。竜バスター」

トシは焦って

「さすがにあれを今食らうのは」

ガーベラから距離を置くトシはついでに水を垂らしていた。

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