12話 新たなライバルなのか?(^_-)-☆
水の国にいたトシたちは、出発する準備をしていた。トシがさつきにこう言った。
「サメは沢山は持っていけないぞ。でかくて重いからな」
さつきは
「えーせっかく沢山捕れたのに…カタクリ持って行ってくれない?」
とカタクリにお願いしていた。
「いいよ。さつきちゃんのためなら何でも持って行ってあげる。トシとオダマキは自分で持って行けよ」オダマキは「一言多いんだよ」
と言い、トシもそれに反応して
「そうだそうだ俺たちのも持て」
と喧嘩になった。
カタクリの能力でサメを一時的に小さくした。だが食べ物の密度などは変わらない。持ち運びに便利だ。しかし今日のあとの事を考えるとカタクリの魔力も少しは残しておかなくてはいけないのでサメを数匹残すことにした。さつきが
「え~全部持ち帰ろうよ。じゃなかったら今日もこの国に泊まって食べていこうよ。出発するのは明日でいいじゃん」
と言っていたが早く遺跡に行かないと他の人に取られてしまう可能性があるので、トシたちは無視して国を出て行った。出るついでに残ったサメを売ってしまった。出発した数分後、トシたちは気づかなかったが後ろから謎の女性が追いかけてきていた。
この国を出発して数時間後、トシたちは草原でお昼ご飯を食べていた。さつきが倒したサメは、カタクリによって小さくなっている。サメの形を戻すには、2種類ある。それはカタクリが元に戻すのと、カタクリ以上の強い魔力を流し込むことである。トシが試しに魔力を流し込む。サメは見る見るうちに大きくなり元のサイズに戻った。
「お前まだまだ魔力が甘いな」
カタクリは
「なんだと!喧嘩なら買うぞトシ」
と喧嘩した。
トシたちが今食べているこのサメは、魔力の量を増やしてくれる効果があるのだ。カタクリが倒した海賊が、このサメを狙っていた理由にも繋がる。だがトシたちは魔力が増えることも海賊が狙っていることも考えずに、ただ楽しくおいしくみんなで食べていた。だが食べている時、水の国から追いかけてきた女性とは違う男が攻撃してきた。その攻撃は黒紅色でまっすぐだ。トシたちは周りの事をあまり警戒していなかったが攻撃を回避できた。その攻撃した奴がこう言った。
「隙を突いたんだがなぁ…だれ一人当たらんのかぁ…さすがやわぁ…お前の名前はトシ・トリオとその仲間だな」トシは聞き返した。「なぜ俺の名前を知っている?もしかして有名人か?」
と少し照れながら相手の返事を待った。
「お前さん新聞読まんのか?今お前さんらも新聞に載ってるで。水の国で暴れた後そのことも載っていたが本題はそこじゃない。俺が今伝えたいのはお前たちが世界一の男フェンネルの命を狙うものの一味だと載っているってことだ。ちなみに同じフェンネルを狙う人物として俺も載ってるぞ。有名人やわぁ」
トシは心の中で(なるほど。ライバルを減らすためにこいつは俺らの命を取りに来たのか?新聞には俺が世界一を倒す予言は載っていないのか?あとで新聞見ないと)さつきが少し怒って
「食事中だったのに邪魔して…君、名前は?ライバルかなんか知らないけど怒ったよ」
と聞いた。
「俺の名前はワカ・スグルだ。君かわいいね。俺の仲間にならないか?」
と言っていたがさつきは
「ご飯の邪魔したから嫌だ」
と断った。
「じゃあ殺すわ」
と、襲い掛かってきた。
トシとさつきは地上から、カタクリは上空にいる。オダマキは少し離れたたところで体育座りをして戦いを見ていた|д゜)ワカはまずカタクリを狙って黒紅色の何かを飛ばしてきた。
「これは俺の血だ。無限に出るぞ。なんせ俺は不死身だ」
スグルは自分の能力を教えた。トシはこう思った。(スグルの能力は不死身の能力と血を飛ばす能力だな。不死身だから無限に血が出るのか。面倒だ。まあだいたいは炎で再生ふさげばいいか)カタクリも考えていた。(不死身かよ。どうしようか。今まで秘密にしていたが杖を出してその能力を使うべきか?だがこの杖の能力は強すぎるけど逃げられるとちょっと…今回は使わないでおこう)
スグルはめんどくさそうなカタクリを初めに狙うことにした。(まず飛んでるやつにしようか)スグルは心の中で考え、自分の血を出しそれを固めて尖った氷柱のようにした。それをカタクリに向かって投げた。もちろんトシとさつきを相手にしながら。と突然スグルがトシに向かって氷柱を投げた。頭にかすり毛がまた抜けた。スグルはトシの能力を知らないので頭を狙った。トシは新能力を確かめたかったがスグルを相手にしなくてはいけない。それ以前に、不死身のスグルとは戦うのがめんどうになってきた。トシは作戦を立てた。それはいたって簡単。スグルを吹っ飛ばす事。トシは声に出して
「炎のアッパーカット」
この技は下から上に殴ることを言う。スグルは驚きながら上に飛んで行った。飛んだ瞬間にトシが
「今だ、走れ!」
と言ってみんなで逃げていった。




