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10話 それぞれの戦い

 炎の結界のせいで、少しずつ減るトシの魔力。マーダーはそれに気づき、逃げ回ることにしたようだ。「お前ずっと結界を開くつもりか?長くはもたないだろう」

「(*´Д`)ハァハァなめすぎじゃないか?」

とトシは、きれる息の中で言った。トシは炎の中で逃げ回るマーダーの倒し方を考えていた。(少しずつ減る魔力の中でマーダーを捕まえるのは困難だ…あいつよりも速く動くかつ一発で倒せる一撃じゃなきゃいけない。あぁめんどくさい)

 カタクリは船長と戦っていた。船長の魔力は爆発させる能力だ。カタクリは防御魔法を何とか『変える物』で強化している。カタクリは船長の能力の発動条件を探していた。船長の魔力量はカタクリの2倍である。このままだと船長の事を知らずにやられてしまう。

「おい船長お前の名はなんなんだ?」

とカタクリは聞いた。船長は

「答える気はないぞ。聞きたければそこにいるオダマキに聞いてみたらどうだ?」

カタクリは(なんでこいつがオダマキを知っているんだ?」

と疑問に思っていた。オダマキは(おいおいなんであいつにバレてるんだ?殺される)船長は

「おい出ない気か…そいつは元俺の仲間だ」

「おいバラすなよ。クソ野郎。俺のことをこき使いやがって。給料も休みもくれなかった…とんだひどい奴だった」

 カタクリはそのことを聞いて

「へえ〜こき使ってたのか。まあ今は関係ない。今は俺の仲間だからこき使わせないよ。バカ船長」

「そっちより確実に飯は出る。戻らないか?」

オダマキはそのような誘惑を断った。

「お前の仲間よりもこっちのほうが楽しいから戻る気もない!俺は戦えないけど役に立つ。カタクリ、玉に気を付けろ」

 この船長の魔力の発動条件は玉。それで爆発させる。

「なるほどな。じゃあオダマキに代わりのこいつを倒す」

カタクリは飛んでくる玉に気を付けながら雷魔法を打った。船長は玉を雷にぶつけ爆発で攻撃をふさいだ。(雷魔法は速度はいいが攻撃力はそこまで高くない。特に離れれば離れるほど弱くなる。近寄って一気に雷魔法を放つ)カタクリは全速力で近寄った。だが相手も船長だ。近寄ったら爆弾の数が増える…だがカタクリは全身に防御魔法をかけて突破する作戦に出ようとした。『変える物』で防御魔法を使うと魔力の消費が大きいが、壊れた瞬間に防御が展開される。そういう作戦に出る。

 一方、さつきは効率よくサメを倒す方法を考えた。(刀に魔力を込めて、力を上げて斬撃を飛ばす。それが速く倒せる方法な気がする)さつきは心に思ったことを実践してみた。魔力を込めて力いっぱいに、横向きで刀を振った。斬撃に入ったサメは真っ二つになった。さつきは調子に乗って斬撃を飛ばしていった。調子に乗りすぎたさつきは『切り裂く物』があと2回ほどしか打てない量…

 サメの数はあと1体。さつきの体力は、少し。

「サメちゃんはあと1体。ご飯までの道のりはあと少しだわ(*´Д`)ハァハァ。じゅるり。この子はほかの子に比べてでかいわね。絶対取ってやる。逃げないでね」

さつきはご飯のことで気分が高まっていた。

 残り一体のサメは飛んでいるだけではなかった。まずさっき倒したサメよりもありえないほどでかい。飛ぶスピードも速い。

 そのでかいサメとの一騎打ちになっていたさつきは、ご飯のことに集中していた。(この子を倒せばご飯ご飯)サメはさつきに攻撃をしかけた。さつきは刀でサメの軌道をそらす。(速いなぁ。この子、筋肉質で他の子より食べにくそうだわ。まあ関係ないけど)とさつきの気分と集中力が上がっていた。

 トシにはマーダーを一撃で倒す方法があった。(魔力を全部使って今まで出したことがない最高火力の炎を出す。だがどうやって拘束するかだ…そうだ。いいこと思いついた)とトシは思いついたことを試してみた。その方法はマーダーの手足に水の魔力をまとわせることだ。マーダーは

「おい手足に水魔力をまとわせるのはずるいぞ」

「お前はいずれ沢山人を殺す。その前にお前をここで倒さなければならない…すまんこの国でつかまってくれ」

と言い拳に最大限に魔力を込めた。いつもとは段違いの黒い炎がでた。

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