第30話 新生、中ノ崎二那
30話で終わると言ったな。あれは嘘です。もう1話続きます。
じゃあね!二人とも気をつけて!」
「「おう」」
僕と玲志は帰る方向が一緒なのだが、中ノ崎だけは別方向なので一人だ。
手を振りながら中ノ崎と別れる僕ら。自転車を漕ぎ始める。信号にすぐ引っかかったので玲志に質問してみる。
「なあ、中ノ崎どうだった?」
「めっちゃ良いやつだった!」
悩むことなくスパッと中ノ崎のことを褒める玲志。割とコイツ、嫌いな奴のことは嫌いっていうタイプだし、本当に中ノ崎のことをいいと思ってるんだろう。
「ハハっ、そうかそれならよかったよ……」
「なんだよお前、なんか元気ねぇ顔だなぁ、おお?なんか嫌なことでもあったか?」
「うーん、いや、そのだな、なんだろう」
僕は何が心に引っかかってる?
「なんだお前、歯並びが悪い感じだな」
「それを言うなら『歯切れが悪い』……だろ?ったく、僕は昔らから歯並びはいいって褒められてきたんだよ」
「おお、こりゃ失礼。確かに創一は歯並びいいな。んじゃあ、何があって歯切れが悪いんだ?」
「なんなんだろうな、分かんない」
モヤモヤしたこの気持ちはなんなんだ。誰に向けて?なぜ……?
「なんだよ分かんねぇのかよ。それじゃあおれどうしようもねぇじゃん」
「んまあ、そうだな。力になろうとしてくれてありがとう」
「あたぼうよ!おれらは『クリーンズ』の一員だしな。仲間の悩みはおれの悩みだし!」
「そうだよな、ありがとう」
「でも創一が何で悩んでるのか分かんねぇとなやっぱ助けようがねぇわ」
信号が青に変わり、自転車を再び漕ぎ出す。
「ははっ、なんかごめんな」
「なんで謝るんだよ!謝んなくていいって。なんかお前、今日テンションおかしくねぇか?俺らの間に遠慮なんかいらないからさ」
「……お前はやっぱかっこいいな、イケメンだよ」
「へへっ、そりゃどうも」
全然照れていないような口だけの照れを見せる玲志。
「んじゃあ、おれここ曲がるから」
ニューカリから自転車を漕ぎ始め、わずか2分ほどであろうか、玲志とはもう別れてしまう。
「ああ、そうだよな。玲志は僕らの中で一番ニューカリに家近いもんな」
「そーだぜ。んじゃあ、またなんか悩み事とかさ、何かあったらいつでも言えよ!いつでも力になってやるからさ!!」
「ああ、頼りにしてるよ。逆になにか僕にできることがあればいつでも言ってくれ」
「へへっ、わーったよ。じゃあな創一!」
ハンドルから片手を離し、振り返りながらこちらに手を振る玲志。
「気をつけて帰れよー!!」
僕も手を振り返し、別れを告げる。さて、帰るとしよう。
★★★★★
中ノ崎二那。僕の所属する1年5組の生徒であり、クラス一番の成績で、一番の美少女で、顔だけじゃなく、性格、トークの面白さ、どれをとっても非凡。
誰にでも笑顔で楽しそうに、また話し相手もつい笑顔になってしまうような、そんな眩しい美少女。
ネットで『美少女 完璧』とでも調べればまず一番にヒットするのではというレベルだ。
そんな彼女と僕は友達だった。なぜ過去形か、それは──
「おい、雪宮ァ。ちょーっと面、貸してくんね?」
複数人のガラの悪い男子に絡まれる。
「…………」
「おいおい、いいだろ?そんな怖え面しないでくれよなあ。どうせお前は今から一緒にメシ食う奴もいねえんだからさあ!」
キャハハハハと周りの男子も、クラスの女子もクスクスと僕を嘲笑う声が聞こえる。
確かに昼ご飯を一緒に食べる人はいないが、それはそんなに悪いことか?僕が一人だからって、お前らについていく義務はないだろ──とでも言えたらいいんだけどな。
たどり着いたのは人目につきにくい体育館裏──テンプレ通りでもはや笑えてくるな。
そこでまあお察しの通り、その男子たちから暴力を振るわれるわけだ。
殴る、蹴る、殴る、投げる、炙る、刺す、蹴る、殴る、殴る、殴る──物騒な動詞ばかり並ぶ。
ボロ雑巾みたいになり、地面に突っ伏す僕。
「な、なんでこんなことするんだよ……」
答えは、分かり切っている。でも、確認したい。あれは嘘だと言って欲しいから。
「ああ?何度言っても分からねー奴だなお前は」
男子の一人が言う。その男は僕に近づき、しゃがむ。そして僕の髪の毛を掴んで僕の頭を浮かせ、僕と睨めっこする。
「二那がよ、お前のことを邪魔だと思ってるからだよ。分かるか?お前みたいな奴から友達だって思われるのは心底迷惑なんだってよ」
「それには俺らも同感でなぁ、別にあいつから頼まれたわけじゃねぇけどよ、俺らは二那からお前を遠ざけるためにわざわざ時間を使ってこんなことしてるわけ」
「………」
僕の存在は迷惑──か。やはり友達だと思っていたのは僕だけだったようだ。二那の輝かしい成功人生に僕という存在は邪魔らしい。
「だからよ、お前も早く未練捨てて前みたいに戻ればいいじゃねぇかよ。別に俺らは友達作るなとか学校に来るなとか言ってるわけじゃねぇぞ?ただ二那から離れろっていう話だよ」
「よく考えてみろ?お前みたいな根暗なやつと、二那。釣り合うはずがねぇ。隣に立つのもおこがましいってもんだ。いや、二那の眩しさがさらに目立つから、そういうために置いといてもいいかもな!」
ギャハハハと笑う男子たち。もういいな。もう疲れた。もう十分に分かったから。
くるるせべ──うん、やはり言えない。つまりこれは悪夢。悪夢なんだが……。
これは予知夢でもある悪夢なのだろうか。
★★★★★
「創一、起きてくださ──って起きてるじゃないですか」
メイド服を着た美少女がそこには立っていた。
僕はベットで体こそ起こしていないものの、目は覚め、開いていた。
「おはよう、つばめ」
そう言いながら体を起こし、ベットから降りる。
「ええ、おはようございます。なんだかいつもより元気がないように感じますが、嫌な夢でも見ました?」
元気がないか。確かにあまり気分が良くはない。夢だと分かっていても気分は悪くなる。
「嫌な夢を見るのはいつものことだから大丈夫だ。元気は……朝なんてみんな元気ないだろ」
「そういうもんですかね?」
「そういうもんだ」
なんとなく、いつもより現実味ある夢を見せられて気分が悪いとは言えなかった。心配をかけたくないとかそういう心情ではなくて、夢の内容を言うのがなんだか恥ずかしい。僕という人間の醜さが露呈するようで。
「創一、今日は少し早く学校に行くということでいつもより少し早めに起こしましたが、時間は大丈夫ですか?」
「ああ、まだ余裕があるな。朝食をいただくよ」
そうしていつもの準備を終えて、いつもより20分ほど早く家を出る。
向かうところは学校──ではなく、学校の近くのとある公園──赤華坂公園である。
なぜ朝から公園へ?中ノ崎に呼び出されたためである。イメチェンがちゃんとできているのかが不安らしく、僕に確認して欲しいそうだ。
そういえば、本当の中ノ崎二那と出会ったのも、このこの公園が初めてだったな。もう随分と遠い日のように感じるが、まだ1ヶ月も経ってないぐらいだ。
それぐらい中ノ崎と過ごした時間は濃密だったのかもしれない。中ノ崎と過ごすのは、楽しくて、可笑しくて、少しイライラもしたし、不安になる時もあった。
中ノ崎はどう思ってるのだろうか。僕と過ごした今までの時間を──
「あっ!雪宮君」
聞き馴染みのある、でもいつもより明るい彼女の声がする。
「おはよう!雪宮君」
「ああ、おはよう──っておお……」
驚きから少し声が漏れる。失礼かもしれないが、中ノ崎に挨拶をされたのに違和感を感じるのだが。しかもこんなに明るく……どうやら、僕の想像以上に上手くイメチェンできたんだな。
頭の片隅では、もしかして失敗してしまっているのでは?という可能性もあったわけだが、杞憂だったようだ。
「えっと、それで、どうかな雪宮君……」
中ノ崎は僕の方をチラチラ見ながらモジモジとしている。
いま内面的な部分での評価をしたが、彼女の見た目にも触れておくと、制服はあの黒と赤の中二病カラーのままだ。
しかし、眼帯やら変なアクセサリーやらを取り除けば中ノ崎の元々のルックスの良さも相まって、その姿は完成された一つの芸術作品のようにすら思える。
化粧もよく見るとしている。化粧のことについて詳しくはないが、そんな僕でもなにか化粧をしていることはわかる。
今まで中ノ崎はすっぴんだと思われる状態であった。普通の高校生では化粧をしないのは当たり前かもしれないが、僕らが通うのは個性大歓迎の北鶴高校。化粧を入学式からやる人は大勢いた。
しかし中ノ崎はそれをしていなかった。理由を訊くことはしてないが、『想霊』の影響で毎朝それどころではなかったはず。今、『想霊』の呪縛から解き放たれた彼女はそういう自由も得たわけである。
「私、その……いい感じなのかしら?」
「ああ、いい感じだよ!すごくいい感じだ!」
以前の中二病マシマシの痛い感じではなく万人受けしそうな……。
だが、そんな彼女の姿を見て感嘆するとともに、なんだか彼女が遠くなってしまうような、そんな気分に襲われた。
クソ、僕はこんなことを考えるはずでは!中ノ崎の新たな毎日に祝福をするはずなのに……。
なんで僕は寂しいんだろう。
「ふふ、嬉しいわ。ありがとう、雪宮君」
そして彼女はこの世の全てを魅了してしまうような笑顔を僕に向けた。
♢♢♢♢♢
それから二人で学校まで自転車を漕ぐ。赤華坂公園から学校はそこまで距離がないのですぐに着いた。
駐輪場へ自転車を置き、教室へと二人で向かう。その間中ノ崎は、
「んん……やっぱりちょっと不安ね」
中ノ崎の顔を見てみると確かに彼女にしては珍しく、緊張していた。
中ノ崎が緊張しない訳ではないことは分かっているが、僕の前でそんな顔を見せたのは初めてかもしれない。
「中ノ崎なら大丈夫だよ。たくさんイメトレしてきたんだろ?」
もちろん、それだけで不安が払拭される訳ではない。中ノ崎は最初、あの中二病キャラでクラスのみんなと少し壁のようなものができてしまった。
それに加えて、ここしばらく学校に来ていなかった。それも相まって、クラスの間では中ノ崎が環境に耐えられなくて不登校になってしまったのでは?という説が流行していた。
事情を知っている僕からすればそんなことないのは分かってることだが、そう考えるのが自然であることは理解できる。
それを中ノ崎なら当然、理解しているだろう。だから余計に不安なのだ。
「うん、そうだけど。やっぱりイメトレだけでうまくいくとは思えないわ」
「大丈夫一緒に行こう。僕たちなら、なんとかなるよ!なんかあったら僕が助け舟出すからさ」
「それは……フフッ、あんまり頼りにはならないかもしれないわね」
「な、なんだと?」
自分でもそんなに頼りになるとは思っていないが、そうはっきり言われるのは少々ムカっとくるところではある。
「冗談よ。それじゃあ雪宮君が近くにいてくれると思って頑張るね」
フフッと僕に笑いかける中ノ崎。この笑顔を見せたら誰でも仲良くできちゃいそうなんだがな。
僕らの教室、1年5組の扉の前までついにたどり着いた。
ここに入れば、中ノ崎の新しい人生が始まる、そう考えるとなんだか僕にまで緊張感が走る。
「………行くわ」
時刻はホームルームが始まる10分前ほど。おそらく半分ぐらいの生徒がもう教室にいるのではないだろうか。
「うん、頑張って!」
小さい声で、でも中ノ崎を確実に励ませるような声で応援する。
中ノ崎は扉に手をかけ、ガラガラと横にスライドする。教室の中が見える。扉の開く音でチラっとこちらを見るクラスメイトもいる。
教室中──中ノ崎の姿に気がついたクラスの数人がザワっと一瞬なる。
少し聞こえた会話では『え、あれって中ノ崎さん……?』『めっちゃイメチェンしてない?』『中ノ崎さんあんな感じだっけ……?」
驚愕、それが一番な感情のようだ。そりゃそうだ。僕ですら声が漏れるほどだ。
あの中二病の、見てるだけでこちらの目が痛くなるような彼女の姿とは異なり、正統派美少女高校生へと変貌している。
そして席に着く中ノ崎。実は1年5組はまだ入学して間も無いにも関わらず席替えを行っている。
まあ担任があの破天荒な富士先生だからな。『んあ、そうだ!高校生諸君よ。お前らが喜ぶと思うから席替えを今からするぞー!』って感じで、急に授業中に席替えを始めたときはひどく驚いたものだ。
そのせいで僕と中ノ崎の席は離れてしまっている。だけど、これはこれでチャンスだと思ってる。
せっかく心機一転したのに僕とばかり話してしまっては意味がないからである。もっとも中ノ崎ならそんなことしないとは思うが。
僕も席に着き、少し離れた席の中ノ崎を観察する。中々やってることは気持ち悪いが、どうなるんだという好奇心からだろうか。なかなか目が離れない。
と、そうしたらいきなり、
「中ノ崎さん!久しぶりだね!」
とクラスイチの優等生、花瀬川が話に行った!それに続いて女子複数人!いいぞ!さすが花瀬川だ。
「ええ!久しぶり!最近ちょっと体調が悪くて学校にこれてなくて」
「そうなんだ!……って中ノ崎さん、随分と印象変わったね」
「そうね、ちょっと恥ずかしいけど」
少し赤面する中ノ崎。まあ言われない方がおかしいと思っていたから想定内だろう。
「うんうん!私もそう思ってた!」
「すっごい可愛い!」
「私前の感じでも結構好きだったけど、今の感じめっちゃいいよ!」
花瀬川だけでなく女子複数人も中ノ崎のことを褒める褒める。いい感じだ。
「えへへ、そんなみんなに褒められちゃうと照れちゃうなぁ」
なっ!普通の会話をしてるぞ!中ノ崎二那が!あの中ノ崎二那が!中二病やら毒舌で全然可愛くない会話をしていたあの中ノ崎が!
「え、中ノ崎さん!久々じゃん!元気してた?」
「うん!元気だよ!ありがとう」
なんとそこに男子も!隣の席になった男子と他の男子数人も中ノ崎の元に押しかける。
みんな口々に中ノ崎を褒める。ああ、よかった中ノ崎はちゃんとみんなに受け入れられている。みんなと一緒に笑っている。
これで、中ノ崎の『想霊』との約束を果たせたようだ。まだ早計かもしれないが中ノ崎ならきっとうまくやるだろう。
♢♢♢♢♢
午前中の授業を終え、昼食の時間となる。ここで中ノ崎はみんなの輪に入れるのか……そこが重要だと思う。昼食を一緒に食べるという行為は仲を深めるにはもってこいの場面!
すると中ノ崎は女子数人のグループに近づき、
「えっと、ご飯一緒に食べていい?」
「うん!もちろん!食べよ食べよ!」
「二那ちゃんなら大歓迎だよ!」
どうやらもう受け入れられた様子。中ノ崎はそうしてそのグループ内で食事をし始める。
ああ、よかった。本当によかった──そう思いながら、僕はとある場所に移動する。
僕らの教室がある1棟校舎ではなく、隣の2棟校舎へと移動する。ここは少し古い校舎で、特別教室や空き教室が多い校舎である。僕はそこの3階へと足を運ぶ。
目的地は3階ではなく、そのさらに上、4階である。
しかし、4階には教室はなく、屋上への扉があるだけである。扉以外では、何が入っているのか分からないダンボールが数個、存在を忘れられたように置いてあるだけである。
普段、屋上へは入れないり鍵がかかっている為である。
アニメとかではよく屋上で過ごすシーンがあるが、北鶴高校では安全性の観点から特別な場合でないと立ち入ることができない。
では僕はここで何をするのか。ここで飯を食うのだ。いわゆる、ぼっち飯である……。
あんだけ中ノ崎にいい感じだ!みたいに言っていたのに僕は椅子も、人もいない寂しい場所で地べたに座って昼食を食べているわけである。
僕は中ノ崎よりも酷い状況であった。僕は教室に喋れる人がほとんどいない。話すこと自体は出来るのだが、仲良く喋ることができていない。
つまり、友達と呼べる人物がいないのだ。
何故か、これは完全に僕が悪いわけだが、中ノ崎が一人なのに僕は友達を作っていいのか?と僕は自分が友達を作れないのことを中ノ崎を言い訳にして逃げてきた訳である。
ははっ、本当最低だよ僕。中ノ崎のせいで友達ができないなんて最低の考えだ。
僕に元々そういう能力が欠如してるだけなのに。笑えるな、中ノ崎のことを散々心配しておいて、自分がもっと酷い状況なのを誤魔化している。
なんでなんだろう。なんで友達ができないのだろう。話しかけようと中々思えないのだ。いや、思うことはする。ただ行動に移すとなると不安が勝ってしまう。
そんな心情を中ノ崎のためなんて──最低だ、最低だよ。
本当に中ノ崎に入学式で話しかけれたのは最早、奇跡なんじゃないかと思える。なんであの時の僕は中ノ崎に話しかけられたのだろうか?
あの時は覚醒でもしていたのだろうか?それとも運命ってやつなのかもしれない。
確かに運命的であった。中ノ崎と出会わなければ、僕もあいつも今頃全然違う生活だっただろう。
少なくとも中ノ崎は大きく違っていたはずだ。でも、それは──中ノ崎がここまで変われたのは、僕のおかげなんかではなく、玲志のナイスプロデュースのおかげである。
僕は何もしていない。僕のおかげで中ノ崎は変われたんじゃない。あいつ自身と玲志のおかげだろう。
『想霊』から救うのだって、枯井がいればもっと早く確実に解決できただろうし……僕は彼女にとって必要ない存在なのかもしれない。
それこそ、今日見た夢のように、中ノ崎はすでに僕のことを邪魔だって思ってるのかもな。
それでもいいか。僕はそれでもいいよな。中ノ崎が幸せならそれでいいか。僕みたいな人間は……どうでもいいよな。
「………」
ふと瞼が熱くなる。ご飯の上に涙が落ちそうになる。クソ、何泣いてんだよ!何、泣きかけてんだよ!僕が何で泣くんだよ!
「ほんとよね、泣きたいのは私なのに」
そうそう、そうだよな──って!!
「うおわぁぁああ!!」
びっくりして弁当をひっくり返しそうになる。
「な、中ノ崎!!」
なんで中ノ崎がここにいるんだ!?
友達を作るという行為は口に出してみるととても簡単そうに聴こえますが、実際にやろうとすると難しいもんですね。
僕は友達を作るのを苦労しませんでしたが、年を取るたびに(まだ10代のガキですが)なんかその難しさを感じる日々です。
昔のコミュ力ってどこに変えちゃうのかなぁ?




