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第2話 おそろしいいもうと

2024年8月:大幅に変更しまいたが、まあ、ストーリーにそんなに影響はないはずです。登場人物を一人消したぐらいです(大きい)


 消した理由は、なんか別にいらんくね?って思ってしまったからです。前から読んでくださってる人、忘れろ。

 さて、隣の席の奴が中二病だったのだが……。なんだよさっきの自己紹介……。


 世を凌ぐ仮の名前?それ、両親に付けてもらった大事な本名じゃないのか?本名を仮の名前にする奴がいるか。



 んで、魔術の研究、実験が趣味?悪いが、アニメの見過ぎと言わざるを得ない。まあ、僕も結構見るから気持ちはわかる。一度は誰しもが憧れるよな、ああゆうの。


 だがな、現実はそう甘くはないんだ。まあ、既に()()()()()()()に出くわしている僕が言うのもなんだがな。


 それにな、『組織』ってのはなんだ?何を目的としている?お前は命でも狙われているのか。ああ可哀想に。きっとその組織はお前を更生させようとしてくれてるんだろうな。捕まっておけ。



 だがまあ、『一人一人の個性を大切に』がこの学校の校訓だしな。中ノ崎を変な目で見てはいけない。多様性というやつだろう。ここまでのツッコミも本来は良くないのかもしれない。



 ただなあ、隣に座る僕の気持ちを考えてくれてもいいんだぞ?今の自己紹介からこいつに「これからよろしくね〜」みたいなこと、言いづらくなってしまったではないか!



 もう一方の隣……?ああ、僕は教室の右の角なので隣は残念ながら扉と廊下だ。



 ほら、中ノ崎の少し後ろの番の花瀬川の立派な自己紹介を聞いてみてくれよ。



花瀬川 椿(はなせがわ つばき)です!趣味は、ピアノと、映画、劇を観ることです!割と歌舞伎とか、能とかも観に行きます!好きな食べ物は蕎麦と金目鯛です!クラスのみんなと一年間楽しく過ごせることを願ってます!これからよろしくお願いします!」



 拍手喝采である。一応、今まで拍手はあった(中ノ崎の時を除いて)。だが、今の花瀬川の拍手を上回るものは無かった。



 中ノ崎のタイミングで死んだ空気が生き返った感じだ。さすが入学生代表である。とても明るくて、良い自己紹介だったという感想を抱いた。歌舞伎とかみるところとかもなんか他とは一線違う感じがしていいな。



 花瀬川の自己紹介を聞いて中ノ崎はなんだが不服そうな顔をしているんだが何故だ?もしや自分の自己紹介もあれほどの拍手を貰えると思っていたのだろうか。



 失礼ながらそれは無理だろう。中二病以前にもっと話し方とかを工夫するべきだな。


 中ノ崎と花瀬川を比べると、死にかけの魚と、生き生きとインド洋を泳ぐマグロという感じだな。



 まあ、僕も人のことを言えたものではないと思うがな。



 ちなみに僕の自己紹介は、名前を言い、趣味が、自転車を漕ぐこと、アニメとかを観ることと言って、『一年間よろしくお願いします』というありふれた締め方をして、そこそこの拍手を貰った。まあ、噛まなくて良かったという感じだ。



 ……脳内シュミレーションではもう少し上手くやるつもりだったのにな。中ノ崎も同じように考えていたのかもしれない。


 僕も魚で例えるならば水槽の中で弱っている魚みたいな感じである。人のこと言えねぇや。



 そんなこんなで自己紹介が終わり、そのまま高校生活一日目が終わっていった。僕はその間、誰とも話さなかった。中ノ崎とも勿論喋ってない。



 さて、ここからどんな高校生活になるのだろうか。少し嫌な予感がしているのは僕だけだろうか。


 まあ、中学3年生の間、地獄を味わった僕としては多少の困難は大したものではないと思うのだけれど。


♢♢♢♢♢


 高校を出て、一人で帰宅した。やはり入学当日なので早帰りだった。喜ばしい事この上ない──まあ、早速隣のやつを友達にするという僕の高校初動のプランニングが崩れた訳で、中学が同じ仲のいい奴なんているわけもなく、帰るのは当然、一人というわけだ。



 ま、まあ友達ができたところで、帰る方向が同じとは限らないしな。だから、気にしない!そういうことにしておこう。



 帰宅して、自室でゴロゴロしていると僕の部屋の襖がノックがされた。



「兄貴〜入っていい?」



「ああ、いいぞ」


 襖を開けたのは妹だった。ニッコニコでズカズカ僕の部屋に入ってきた。



「兄貴、おかえり〜。高校生活一日目はどうだった?」


「ん〜」



 なんと答えればいいのか……。『イマイチ!』と返答すると、頭のおかしい妹、夏世は何をしでかすかわかったもんじゃないし、『サイコー!!』と返答してしまえば、夏世に嘘をつくことになる上、自分が苦しくなる。



「兄貴、ビミョーだったのかい?」



 さて、僕が導き出した答えは……。



「ま、まあまあって感じ……だな!」



 という苦しすぎる感想を述べた。



「うん、実に兄貴らしい答えだね」



 と、返されてしまった。僕って、そんないつも曖昧な答えを出す奴だったっけ?……いや、そうだったかもな。うん、僕はそういう奴だ。



「はは、その様子だと友達はできなかったっぽいね、兄貴!」



 なんだよこいつ。ストレートに僕が一番傷つくことを言ってくるじゃないか。



「ありゃ、その様子だとあたしの予想は的中したみたいだねぇ」



 僕の今の様子はかなりショックを受けているらしい。自分では分からんが。


「でも兄貴!まだ一日目だよ!きっと兄貴と同じような境遇の人、他にもいるよ!元気出しておくれよ」



「そ、そうだな……」


 

 一応励まされてはいるようだな。



 さて、ここで僕の妹の紹介をしようか。



 僕の妹、雪宮夏世(ゆきみやなつよ)である。年は僕の一つ下で、髪型はポニーテール。身長が167センチと、身長が高い。しかも、毎年グングン伸びている。


 僕が172.7 (この.7って重要だぞ!)センチなので、追いつかれるんじゃないか?って最近ビビってる。……僕はもうほぼ成長止まったっていうのにさ!



 そして顔が整っている。かっこいいようで、可愛い。そんなボーイッシュって感じ。いや、可愛いと言っているけど、僕がシスコンってわけじゃなくて、世間的には見て、『可愛い』ってだけだ。そこんとこ、勘違いしてくれるなよ?



 勉強はまあ、普通レベルって感じで、友達が多い。みんなの人気者って感じの奴──僕は友達少ないのになあ……同じ腹から出た子どもとは思えねえ。


 しかし、この妹、一つ、いや、一つではないが、問題がある。



 それは重度のブラコンである。こいつ、僕のことがメッチャ好きらしい。『らしい』ってか、好き。



 とにかく僕のことを過大評価したり、僕のしょうもない出来事を盛りに盛りまくって、友達とかに布教したり(これ一番やめてほしい。恥ずい)、『兄貴のためなら、なんでもするぜ!』とかそういう発言を、冗談ではなく、ガチで言ってくる。



 昔一度、実験で、『パンイチになってくれよ』と言ってみたら、『OK!』と言って即脱ぎやがった。そしてそのままハグしてきやがった。



 そのあと両親にバレてぶち怒られた。でも、『またこっそり言ってくれたら脱いであげるよ、シスコン思春期兄貴♡』と、言われた。いつのまにかシスコン呼ばわりされてた。……いや、シスコンじゃないけどね!



 クレイジー妹。それが雪宮夏世である。



「高校、どんな人がいた?同中の人とかはいた?」



 どんな人がいたかと聞かれて一番最初に思いついたのは当然、中ノ崎二那である。あと、富士先生もだな。



「同中はクラスにはいなかったけど、変な人はいたよ……隣の席にな」



「どんな感じに変だったのさ」



 僕は今日あった中ノ崎のエピソードを夏世に話した。


「ほほぉ、それは確かに変な人だなぁ」



「夏世、お前が言うな」



 こいつが言っていいセリフではないのだ。こいつはそれぐらい変人だ。そしてその変人さに僕は困らされているという訳だ……。



「ん?兄貴、あたしって変わってる?」



「ああ、お前の周りのクラスメイトとか周りを見てみろ。自分の兄をそんなに自慢する奴なんているか?」



「えっ、いるけど」


「………」



 いるのかよ……。今の中学生ってのは分からんなあ。まあ、僕は年が一つ上ってだけだが。



「まあ、私の素晴らしい兄貴自慢を聞いて、それを自分の兄、姉でもやってみたいって子がいるんだー。だから今私の学年では兄姉自慢が流行ってるよ」



「それ元々は全くそういうことするやついなかったけど、お前がそうさせただけだろ!」



「へへーん!みーんな兄貴の素晴らしいエピソードを聞いて真似したがってるんだぜ?」



「お前は随分影響力のあるやつなんだな」



 すごい妹だ……。いや、ぜひ僕の偽エピソードを広めるのはやめていただきたいのだけれども……。



「んで、兄貴はその人となんか喋った?」



「いや、特に何も……」



「じゃあ仲良くする気とかないの?」



 いや、そこまでではないな。ちゃんと仲良く──とまではいかないけど、最低限、話せるぐらいにはなろう。



「んまあ、一応仲良くっていうか、話せるようはするさ。うちの学校、個性的な人が多いからさ、そいつと仲良くできないと他のやつともできない可能性あるし」



「じゃあ、兄貴も中二病になるの?」



「はは、そんな訳ないじゃないか」



「え、でも兄貴さ、昔自分のノートに『我が名は……



「それ以上言うな!前歯全部へし折るぞ!」



 そうだ、こいつ、僕以上に僕のこと詳しいんだった。うっかりしていた!僕も昔、そのような経験があったな……。



「え?それどんなご褒美?」



「ご褒美じゃねぇよ馬鹿!出ていってくれ!僕の部屋からぁ!」



 狂気のドMだ!この妹!うう……なんかこれ以上この話を広げられたくはないので夏世の背中を押して強制的に追い出しを図る!



「うえっ!ちょ兄貴!前歯折ってもいいからもうちょっと部屋居させて!」



「お前と部屋に居たくないし前歯も特別折りたくはねぇよ!」



 夏世をなんとか部屋から追い出し、襖を勢いよく閉めた。ああ、くっそ、夏世のやつを口止めしておくんだったな……。


 はあ、しかし、中ノ崎と仲良くする為には僕もある程度話を合わせる必要があるのかな……?


 夏世には言われたくないが、自分で思い出す分にはまだマシなので頑張って過去の自分がどうだったかを思い出す……が、想像以上に辛い戦いになりそうだ……。

 中二病だった頃って思い出すと辛いですよね。僕も辛いです。まあ、今でも中二病かもしれませんが……。


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