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十一から十五
別11
神園や 死や世に雛 ぬばたまの 魔束ぬ今宵 如夜叉望みか
かみぞのや しやよにひよこ ぬばたまの(またばぬこよひ にょやしゃのぞみか)
別12
蟲の舞う 床板疎い 飛ぶ鳩は 太い胴体 「かゆうま」の染む
むしのまう ゆかいたうとい とぶはと(は ふといどうたい かゆうまのしむ)
※【かゆうま】日記の最後に書かれた遺言の様なメッセージのこと
別13
バット持ち 覗く眼好奇 ラビの手の 拓き蠢く その地も突破
ばつともち のぞくめこうき らびのて(の ひらきうごめく そのちもとつば)
別14
耐え切れぬ 破綻財政 ど貧民 酷い凄惨 田は濡れ消えた
たえきれぬ はたんざいせい どひんみ(ん ひどいせいさん たはぬれきえた)
別15
子が発つさ 一人基地の夜 飛び出した 一夜の契り 飛び去った過去
こかたつさ ひとりきちのよ とびだし(た ひとよのちぎり とびさつたかこ)




