回文短歌風の作り方(4)
特に秘策はないですが、今回は、こんなふう(システマチック)に考えました。
1)まず、短歌の構造を知ります。
57577を丸で示すと、
〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇
なので、折り返し点(●)は以下となります。
〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇●〇 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇
2)今回は3文字目に注目して、「る」の文字を入れます。
①②③④⑤ ⑥⑦〇〇〇〇〇 〇〇〇●〇 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇
①②る④⑤ ⑥⑦〇〇〇〇〇 〇〇〇●〇 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇
3)「①②る」に入いる言葉を考えます。
そのとき、以下の文字を頭にするのも手です。
「か」「さ」(そ)「た」「と」」「ね」「は」「も」「よ」(り)
例えば、「か」ならば、
かおる、かかる、かぎる、かげる、かざる、かじる、かたる、かてる、がなる、かびる、かぶる、かめる、かもる、かりる、かれる、かわる
などがあります。
例えば、この中から、「かてる(勝てる)」を選んだとします。
そして、「かてる④⑤」の中の「④⑤」を考えます。
かてる「から」、かてる「きが」、かてる「てが」、かてる「とは」、かてる「まで」
などが選択肢として浮かびます。
この中から、「かてる「きが」」を選んだとします。
この場合、短歌の最後が「てか」(手か、手が、デカ)をなります。
野球かサッカーの試合の状況を想像できます。
次に、「「かてるきが」「④⑤」の「⑤④がきる」または「⑤④かぎる」の「④⑤」に入る言葉を考えます。
残念なが、「〇〇かぎる」という言葉はないので、「⑤④か」「きる」と分けて、「⑤④か」または「⑤④が」に入る言葉を考えます。
だれか(誰か)、てぢか(手近)、どこか(何処か)、なにか(何か)、にわか(俄)、まさか、さすが(流石/遉)、とりが(トリガ)
などが浮かびます。
この中から、「なにか(何か)」を選んだとします。
すると、文章は、
「なにかきるてか(何か切る手か、何か切る手が)」
となります。
逆(頭)から読めば、
「かてるきがにな(勝てる気が・にな)」となります。
ここで、「にな」に続く言葉を考えます。
「にないて(担い手)」
くらいしか適当な言葉が浮かびません。
次に、 「かてるきがにないて(勝てる気が担い手)」を逆から読んで、「ていなにかきるてか(てい・何か切る手が)の中の「てい」に続く言葉を4文字言葉として考えます。
ありてい(有り体)、いってい(一定)、さいてい(最低)、ざんてい(暫定)、すいてい(推定)
などが浮かびます。
この中から、「さいてい(最低)」を選んだとします。
すると、文章は、
「さいていなにかきるてか(最低何か切る手が)」
となります。
逆(頭)から読めば、
「かてるきがにないて(勝てる気が担い手・いさ)」
となります。
次に、「かてるきがにないて(勝てる気が担い手・いさ)」の中の「いさ」に続く言葉を3文字言葉として考えます。
いさみ(勇み)、あてみ(当て身)
などが上の文章に関連する言葉として浮かびます。
ここで、「いさみ(勇み)」を選んだとします。
すると、文章は、
「かてるきが・にないていさみ(勝てる気が・担い手勇み)」
となります。
逆(尾)から読めば、
「みさいてい・なにかきるてが(み・最低・何か切る手が)」
となります。
この中で「み」が最後の文字になる言葉を3文字または4文字言葉として考えます。
あてみ(当て身)、いさみ(勇み)、いたみ(痛み/傷み)、うきみ(憂き身)、かこみ(囲み)、すてみ(捨身)、なまみ(生身)、にらみ(睨み)、のぞみ(望み)、はがみ(歯噛み)、はずみ(弾み/勢み)、ひるみ(怯み)、わがみ(我が身)
などが浮かびます。
この中から、「わがみ(我が身)」を選んだとします。
すると、文章は、
「わがみさいてい・なにかきるてが(我が身最低・何か切る手が)」
となります。
逆(頭)から読めば、
「かてるきが・にないていさみ・かわ(勝てる気が・担い手勇み)・かわ」
となります。
この中で「かわ」に続く言葉を3文字または4文字言葉として考えます。
かわき(渇き)、かわく(渇く)、かわす(躱す、交わす)、かわり(変り)、かわる(変る)
などが関連する言葉として浮かびます。
ここで、「かわす(躱す、交わす)」を選んだとします。
すると、文章は、
「かてるきが・にないていさみ・かわす(勝てる気が・担い手勇み・躱わす)」
となります。
逆(頭)から読めば、
「す・わがみさいてい・なにかきるてが(す・我が身最低・何か切る手が)」
となります。
この中で「す」が最後の文字になる言葉を、この場合は、2文字言葉として考えます。
あす、いす、うす、えす、おす、 かす、きす、くす、けす、こす
さす、しす、すす、せす、そす、 たす、ちす、つす、てす、とす
なす、にす、ぬす、ねす、のす、 はす、ひす、ふす、へす、ほす
ます、みす、むす、めす、もす、 やす、ゆす、よす
らす、りす、るす、れす、ろす、 わす
この中で、今回の文章に合うのは、おそらく「みす(ミス)」でしょう。
すると、文章は、
「かてるきが・にないていさみ・かわすみす(勝てる気が・担い手勇み・躱わすミス)」
となります。
しかし、しっくりしません。
そこで、濁音や破裂音も含めて考えると、「パス」が見つかります。
文章は、
「かてるきが・にないていさみ・かわすみす(勝てる気が・担い手勇み・交わすパス)」
となります。 逆(尾)から読めば、
「ぱす・わがみさいてい・なにかきるてが(パス・我が身最低・何か切る手が)」
ということで、「み」が折り返し点(●)となります。
すると、全文は、
「かてるきが・にないていさみ・かわぱみ(す・わがみさいてい・なにかきるてが)」
「勝てる気が・担い手勇み・交わすパス・我が身最低・何か切る手が」
となり。回文短歌(風)が完成します。
以上




