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私は、行けない。  作者: たけ ゆう。
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3

夕方になると家族が次々と帰宅する。


「ゆき、学校どうだった?」


お母さんが夕飯の準備をしながら聞く。


「楽しかった、よ」


テレビを観ながら答えた。

だけどテレビの内容は覚えてない。

今日の事を言った方がいいのか。


だけど、言ったら心配させちゃう。



家族が揃い、ご飯を食べ始める。


お姉ちゃん や、お兄ちゃんが楽しそうに喋ってる。

それを両親はニコニコしながら聞いてる。


居心地が悪かった。


「ごちそうさま」


「もう、いいの?」


お母さんが心配そうに私を見ている。


そんな目で見ないで。


「うん、…明日の準備とかしなくちゃ。」


「そう、頑張ってね。」


「うん、」




"頑張ってね”


お母さんの言葉が頭の中で繰り返される。


頑張らなきゃ、頑張って行かなくちゃ、頑張って…




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