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異世界は小説の中に  作者: pizmo
第一章 再生
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09 共同作業

 翌日の朝。いよいよ世界創造作業を始める。言うならば初めての共同作業というやつだ。


 三階の自室を出て隣のマリンの部屋の様子をうかがう、まだ寝ているようだ。階下のリビングに降りた。


 朝食は前日に買っておいたカツサンドを温めて食べた。ちなみに夕方になると半額になる。お客は二人しかいないのに。


 支払いはこの世界でしか使えないであろうクレジットカードだ。もちろん限度額なんてものはない。当然、マリンにも渡してある。


 黙々と食べていると、マリンがのそのそと降りてきた。今日はジャージを着ている。軽くこちらに会釈をして朝食を買いに出ていった。


 戻ってきて、昨日と同じようにコーヒーを淹れてくれた。新入社員のルーティーンワークのように。


 マリンは今日もたまごサンドだ、お気に入りのようだ。プレーンヨーグルトにブルーベリージャムをかけて食べている。


 朝食が終わってコーヒーも飲み終わると、ダイニングテーブルを囲んでの会議となった。議題は今日の作業について。


「今日から本格的に世界創造の作業を始める。わかっていると思うけど、作れるものには制限があって大きなものは作れない。まずはこの家を中心に家並みを整えて町にしたい。一定間隔にコンビニを配置すること」


 マリンはコクコクとうなづいた。世の中は需要と供給で回っている。供給が無限であるこの世界ではコンビニと家さえあれば成立してしまうのだ。


「さあ! 作業を始めよう!」

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