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異世界は小説の中に  作者: pizmo
第一章 再生
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08 なろ王、所信表明演説

 お互いの朝食が終わると、小さなダイニングテーブルに向かい合って座った。


「わかっていると思うけど、これからの作業について相談したい」と切り出した。


「あ、チョット待って、長くなるんでしょ? コーヒーでも淹れてくる」


 そう言うと、キッチンに立って準備を始めた。豆を挽いてドリップする本格的なものだ。たちまちいい香りが漂ってくる。


 二人分のコーヒーをテーブルに置くと、さあ聞きましょうかといった表情でこちらを見た。 改めて見ると整った顔立ちで美しい。


「この世界はまだ始まったばかりだ。誰もが幸せになれるような素晴らしい世界にしたいので、力を貸してほしい」思わず力が入ってしまった。でも、本当の気持だ。


「もうすでにコンビニには店員さんがいる、早急に生活地盤を整える必要がある。とある創造主は1週間で世界を作ったらしい。頑張ってやりとげよう!」町作りが得意なスライムを召喚する能力なんてない。


「最終日は休んだみたいだけどね」コーヒーを啜りながらマリンが言う。


 それから、役割分担やら、必要なものについて話し合った。マリンは女性ならではの意見を言ってくれた。


「世界創造は大変な仕事だから、休息も大事よ。毎日仕事だなんてブラック企業もいいところ。週末を決めてしっかりと休みましょう」マリンは提案した。もっともな意見だ。


「そうだな、曜日の感覚も必要なので、週末は休もう」同意した。

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