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異世界は小説の中に  作者: pizmo
第一章 再生
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04 なろ王の食事

 眠りから覚めると、窓から外を見た。一面真っ白。なにもない世界。


 寝室は三階にある。小さな土地を最大限活かした設計なので仕方ない。


 リビングは二階にあり、一階は駐車スペースと納戸があり、風呂トイレなどもある。王の家なのに質素で庶民的で笑えてくる。しかし、気に入っている。


 そんな事を考えていると空腹感に襲われた。そういえばリスタートしてから、何も食べていない。


 転生前は自炊派であった。1週間分の食材をスーパーでまとめ買いしていた。今は創造主、神であり王なのだ、上げ膳据え膳が理想。


 しかし、そのシステムを一から作っていては餓死してしまうであろう。今は生身の体なのだから。


 そこで小規模なコンビニを作ることにした。コンビニ飯は侮れない、実にハイクオリティだと思う。


 最も普及していたコンビニをイメージして投稿した。移動が面倒なので我が家の隣に作る。


 しばらくして、都心の繁華街で小さなスペースに割って入ったような、こじんまりしたコンビニが現れた。早速、品揃えを確認しに行く。


 店内は普通に不自由なく生活が出来るアイテムがキチンと揃っている。惣菜類、弁当、お菓子、飲み物、雑貨類から下着、靴下といったものまで網羅している。


 なんと、店員さんまでいる。要領よく品物を補填している。人を含めて機能するための全てが創造されるシステムのようだ。


 これなら、細部まで決めなくてもいいので楽でいい。というかそうでなければ世界創造なんて無理な話だ。昔遊んだ街を作るゲームを思い出した。ユニットをバランスよく配置していくゲーム。なんとなく、やれそうな気がしてきた。


 昼夜ないのは生活のリズムが乱れるので太陽と月を作ることにした。ダメ元で投稿すると、あっけなく現れた。たぶん、ダミーなのだろうけど、安心した。


 世界は大きく前進した。

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