登場人物紹介【魔王アリス編】
【アリス・ワンダーランド】
「怠惰」と「暴食」を司る魔王。
元人間であり、勇者でもあった。
五百年前「怠惰」の魔王アレグラスを打ち倒す事に成功するも、アレグラスがこれまでに蓄えていた「怠惰」の力が行き場を無くし暴走を始めてしまう。
このままでは世界が危ない。
そう考えたアリスは人の身でありながら、その罪「怠惰」を背負う事を決意した。
が、それも遠い昔のお話。
今では「暴食」の魔王キャベルジンが高齢を理由に引退したのをきっかけに、「暴食」の罪も自ら進んで背負い、自由気ままな生活を満喫している。
「怠惰の魔王のくせに、頑張って人間困らせるんじゃねぇーっ!」
とは、アレグラスとの最終決戦の際にアリスが放った言葉である。
この言葉に「え?」 と固まってしまったアレグラスは、致命的な一撃を打たれる事となる。
好きな食べ物……カサンドラせんべい
【バファリオン・プラス】
魔王アリスに使える執事。
とても優しい魔人。
ぴっちりとした七三分けに牛乳瓶の様な瓶底眼鏡がトレードマーク。
元々は「怠惰」の魔王アレグラスに仕えていた。
魔王アレグラスはその昔人間の女性と恋に落ち、子供が一人いた。
その女性に愛の証として贈ったのは、女性と子供の写真が入ったロケット付のペンダント。
そしてアリスとの戦いの最中、そのペンダントを持つアリスが、愛した女性の子孫である事に気付いていた。
アレグラスはアリスに最愛の女性の面影を感じながら、最後の刻を迎える。
最後の力を振り絞り、「アリスを頼む」とバファリオンに精神を飛ばすと、静かに微笑みながら消滅した。
それ以来、バファリオンはアリスに仕えている。
ちなみにルミナとアイと言う双子の妹がいる。
「アレグラス様にお会いしたくば、まず私を倒して行け」
好きな食べ物……アレグラスの手作りシチュー
【テツオ&ウマンダー】
昔々あるところに凶悪なドラゴンがいました。
ドラゴンは山を焼き、家を焼き、人々を焼きました。
何人もの勇者や英雄がドラゴンを退治しようと挑みますが、誰もドラゴンには敵いません。
そんなある日、異世界から来たと名乗る一人の剣士が現れます。
剣士は人々からドラゴンの事を聞くと、愛馬にまたがりドラゴンの住む山へと赴きました。
その日以来、ドラゴンの姿は消えました。
しかし剣士とその愛馬も、人々の前に姿を見せる事はありませんでした。
名も告げずドラゴンを退治した剣士とその愛馬。
人々はその勇気と偉業を称え、剣士と愛馬の等身大の像を作り、後世に語り継いでいったのです。
――「ハーマネル伝承記 ドラゴンと異世界の剣士」より――




