表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほかほか  作者: ねこ侍
第一章
67/193

登場人物紹介【カサンドラ~カラカラ砂漠】

【バジル・ジェノベーゼ】

 

 人間の男。

 トラットリア出身。


 幼い頃に両親と弟を犯罪で亡くし、たった一人で裏世界を生きて来た彼は、次第に世界を激しく憎むようになる。


 評判の良くない貴族や商人達から金品を盗み続ける日々の中、ある組織に目を掛けられスカウトされる。

 【観察眼】のスキルと【盗賊】の技術を併せ持ち、高い能力を誇る彼だが、最後の最後で非情になり切れずに任務を失敗する事もしばしば。

 チームではサポート役に回る事が多い。


 任務を終え自宅に戻った時には、必ずコーヒーを淹れるのが彼の流儀である。


 そんな彼だったが、チョロを実の弟の様に思い、行動を共にする中で次第に憎しみの心が薄れていくのを感じ始める。

 いつの日か故郷でチョロと喫茶店を開く、次第に彼の目標は変わっていった。


 しかし志半ばにして、カサンドラにて命を落とす。

 

「チョロ。おまえの分も淹れたぞ。飲んでみな」


 好きな食べ物……チョロの特製クロワッサン



【チョロ・コッペ】


 ホビットの男。 

 トロスト村出身。


 もともとはパン職人として、ある貴族の館に仕えていた。

 しかし実態は奴隷同然の扱いであり、生来の気弱な性格が気に障ったのか、主から理由も無く暴行を受ける毎日。

 そんなある日、館に偶然盗みに入ったバジルに手を引かれる。


「来い! お前はもう自由だ」


 それ以来バジルの事を兄貴と慕い、行動を共にしている。

 任務は自分のせいで失敗する事がほとんどだが、任務の後にバジルが入れてくれるコーヒーが大好き。


 【詐欺師】【逃げ足】【危険察知】等のスキルを持つが、これは貴族の館にいた時に取得したものである。

 この様なスキルを取得してしまう環境とは、一体どれ程悲惨なものであっただろうか。



「いい匂い~。うげっ! 苦いっ!」


「はは。お前にはまだ早かったか」


「何ですか、これっ!?」


「これはコーヒーって言うんだ。なあに、そのうち美味く感じる様になるさ」


「本当ですかー? ……これ飲んでたら、俺も兄貴みたいになれますか?」


「ぷっ。ははははは! ああ、なれるさ。お前はやればできる奴さ」



 好きな食べ物……兄貴の淹れたコーヒー



【オラオラ&ハロハロ】


 カラカラ砂漠に住む少数民族「アマル」の親子。

 大フンコロガシに転がされているギョギョを助ける。


 ある日オアシスをジオ一味に占領され、水を使う為には大金を支払わなければならなくなってしまう。

 貧しい暮らしをしているオラオラ達は、最低限の水しか買う事が出来ず、母親リサリサが熱中症に倒れ帰らぬ人となってしまう。


 やがてどんな状況でも笑顔を見せる様になるハロハロ。

 オラオラや、天国のリサリサが心配しない様にと、幼い子が思考の末に辿り着いた一つの決意。

 だがそれは感情の伴っていない偽りの笑顔であった。


 ある夜、ハロハロが眠りについたのを確認したオラオラは、ジオ一味討伐の為にテントを出ようとする。

 命を捨てる覚悟は出来ている。

 刺し違えてでも……。


 しかし最後の別れにと、ハロハロの頬をそっと撫でたオラオラは討伐を思い留まる。


 ハロハロの頬は涙で濡れていた。


 ジオと戦って生きて帰れる可能性は少ない。

 そんな事になればこの子はどうなる……。

 これ以上、絶対に辛い思いをさせてはいけない。

 

 オラオラはハロハロの為に、プライドを捨てどんな事をしてでも生きて行く事を選んだのだ。


 その後、ジオ一味はギョギョによって倒され、オアシスには再び平穏が訪れたのだった。



「なんだ、ハロハロ? 嬉しそうに何持ってるんだ?」


「みてみてー。今日お母さんの命日でしょ。サボテンの花で花飾りを作ったの。喜ぶかなー」


「きっと喜ぶぞ。オアシスで水を汲んでから、お墓に供えに行こうな」


「うん! お父さんの分も花飾りあるからね。えへへ」



 好きな食べ物……リサリサのサボテンケーキ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ