プロローグ!
本島から1kmほど外にある直径3kmぐらいの小さな島。
島の名前は天音之島。
十数年前、そんな辺鄙な島を丸ごと買った奴が居た。
そいつはその島全部を使って学校を建て、島を改造した。
ものすごい数の人数を使って、ものすごい量の金を払って、
最新の技術を全て注ぎ込んで、
最高のプログラマーによって作られたAI【アマネ】を管理者として。
そして地下通路を作って本島と島を結んだ。
なぜかその学校の寮を学校の外、本島に。
さらに校風、校則を限りなくぎりぎりまで自由にした学校へ。
出来てすぐは周りの者々は、
「何かたくらんでいるのでは?」と、
囁いていたのだが、今は普通に溶け込んでいる。
何故かって?
ただの金持ちの道楽だったてことが分かったからさ。
その学校も出来ていよいよ十年、
この物語の中心となる人物達の来訪により時は動き出す。
物事を「視て」それを「コピー」する少年。
親の「天才」の血を受け継いで滅茶苦茶な発明を「しまくる」少女。
風紀委員と言う名の「災凶」の少女。
他人(主に1人)の不幸を見て喜ぶ肉欲で「純潔」な情報通少年。
これは、そんな奴等の日常を描いたどたばたほのぼのコメディ。