11話 はじめての朝からお盛んですこと。ヒロイン、いっきまーす
多分、ギリギリ18禁じゃあないと信じてます。自分でもラインがわからずどこまであらぶっていいかドキドキします。悔しい、でも感じry。Fate/zeroのBDきたんで次回の更新どうなるか不安です。すみません。
カーテンの隙間から日差しが差し込んでくる。その光から逃れるように、部屋の主は布団を頭から被り避難……していた。
「あれ?」
なんか目の前が暗い。でも暖かい。でも動けない。でも柔らかい。でも頭上から寝息が聞こえる。でもいい香り。
とりあえず寝ぼけていて全く状況が把握できない。とりあえず顔を動かしてみる。
「んんっ…」
何故か女性の声が聴こえる。少しだけ情報が増えた。次に脱出を試みる。後ろは何かにロックされてるので上へ浮上する。
そこでは赤い瞳がこちらを見据えていた。
「おお、のぞみか?おはよう。なんか胸がもぞもぞすると思ったらお前だったのか。ん?どうしてそこにいるのだ?」
これは夢か?そうだ夢に違いない。ここに恋がいるわけないし、さっきの柔らかいのは枕に違いないんだ。
しかし、脳は無慈悲にも覚醒して現状を認識させる。
「っっ!?」
瞬時に事態を正しく理解した望。
「なななんでおっぱいがここ、じゃなくて恋がここに!?てか放して!」
「望、朝はまずおはようだ。でないと放さないぞ。フフフ」
向こうも寝ぼけてるのか不敵に笑いながらロックしてる腕に力を込める。望の理性のロックは解錠寸前である。
「ああああああ!なんか柔らかいのがあああ!なにこれ?ここ僕の部屋だよね!恋!起きて!分かったからおはよう!おはようございます大守さん!はい、言ったからお願い放して!」
「………いやだ」
「はんふぇ(なんで)!?」
コンマで突っ込む。ちなみに口は既に深い肉の塊によって制圧されている。
「いやなものはいやだ。可愛い望をしばらくもふもふしたい。それにそんなに私の近くが嫌か?嫌なのか?そうなのだろう。だが放さないぞ。フフフフフフ。むぎゅー」
そういって足でもロックされた。
「っ!!!」
声にならない悲鳴をあげる。このままではヤバい。相手は完璧に寝惚けていらっしゃる。
「それにまだ時間はあるではないか。なんの問題もない。………ん?なんか固いものが当たってるぞ?」
深刻な問題が発生しました。生理現象と言う名の不可避の災厄です。息子の名はクライシスにしましょう。
恋が不快そうにする。望は少しでも腰を引こうとするがロックされてるためそれもかなわない。
「ぬう。邪魔だな…ふんっ!」
ドスッ
逝った。息子が逝った。同時に望も逝った。
布団の中では寝惚けて加減を知らない恋の膝が望の股に突き刺さっている。
「 」
声も出せずにもがく。顔には絶望の2文字が深く張り付いている。
「一体なんなのだこれは…」
グリグリ
既に白目を剥いている。かつてない痛みに体が痙攣し始める。すると唐突にロックと膝が解除された。
「あ…」
安心したのは一瞬。希望が絶望に塗り変わるには時間はいらない。
「やはりもぐか」
むんず。ぐにゅぐにゅ。ぐいっ。
「アッー!」
早朝から近所に悲鳴が木霊した。
「すまなかった」
数分後、ベッドの下で土下座する恋がいた。対する望はベッドの上でひれふしたままである。精神と肉体が死んでいる。
「昨日、浴場で見て知っていたのにも関わらずこの失態。寝ぼけていたとは言え、愚かにもほどがある…その…まだ痛むか?」
「これはね…どんな屈強な人でも絶対に味わいたくない痛みなんだよ…」
ひれ伏したまま。珍しく低い声で恨み言を言う。それほどの痛みなのである。
「す、すまなかった…」
どれほどの痛みか想像も出来ないが、望の様子から尋常ではないと理解はできる。しかし、わからないものはわからないため、ただ、謝ることしかかなわない。
「そもそも、何で僕の部屋にいるの?恋は隣の部屋だよね?」
当然の疑問ではある。
「いや、それが覚えていなくてだな…いつの間にか来ていた」
「で、人を抱き枕にした挙げ句、急所をいじめぬいた、と」
「だ、だからすまなかったと…そんなに苛めることも…」
「いや…謝られた位でこの痛みと怒りは収まらないよ」
「ひうっ!」
昨日のお怒りモードの望を思い出したのか涙目で後ずさる恋。
「そんな怯えないでよ…別に乱暴したりしないから…ただ軽く灸を据える必要があると思うんだ…」
体勢は凄く情けないのに物凄いプレッシャーを感じる。恋は恐怖に体を震わせながら恐る恐る訪ねる。
「な、なにをする気だ?」
「ご飯抜き」
視界が真っ暗になった。悪魔が笑っている。
「ってのは冗談で……でもなあ…」
視界がクリアになった。だが悪魔が笑っている。
「頼む。後生だ。何でも言うことを聞くから…それだけは、それだけは…」
土下座して懇願する。それほどまでに食事が大事なのか。
「よし、じゃあ今日1日僕の言うことを何でも聞くってのはどう?」
「大丈夫だ。問題ない」
コンマで返答する。
「流石にそれは無理だよね。…ってえっ!いいの?」
冗談のつもりだったのに…
「むしろそれで許されるならこちらとしても願ってもない。食事抜き以外なら何でもしようではないか。さあ命じろ望」
「まじかあ……ほんとに何でもするの?どんな恥ずかしいことも?」
一応最後の意思確認をしておく。
「もちろんだ。武士に二言はない。それに恥ずかしいと言うのはよくわからないな」
「わかったよ…じゃあ……尻尾と耳を出して家を出るまで言葉の最後にわんをつけるとか」
とりあえず羞恥心を煽るような命令を下してみる。
「む?わかったわん?」
迷いは無かった。
「はうっ!」
尻尾と耳を出し、小首を傾げながら素直に命令を施行する恋。破壊力が高すぎて思わず抱き締めたくなってしまった。
「ヤバい撫でたい……お手…」
「わん」
お手をする恋。
「お座り」
「わん」
お座りをする恋。
「三回まわってわんと鳴いて」
くるくるくる…わん!
忠実なペットが出来上がってしまった。
「僕は一体なんてものを生み出してしまったんだ…」
「どうしたわん?」
「ストップ!中止!今のなし!」
「わかったわ…わかった」
危うくわんと言いかけてしまう恋。実はノリノリだったのかもしれない。恥ずかしくないのだろうか。
「そうだな…その…耳と尻尾ってさ、触っても大丈夫?」
ビクッ!
今、明らかに動揺した。これはもしや…にやり
「触るよ」
立ち上がり後ろに回り込む。何か弱点の香りがしたのだ。
「ま、まてそこはだな…ちょっと心の準備が…」
最後まで言わせない。
さわさわ…
「おお…これは」隈無くなで回す毛並みが綺麗なので、とても気持ちいいさわり心地を堪能できる。
「はうっんあっ…はんっ。待って、そこは…うんっ…あんっ」
「ん?どうしたの恋?」
わざとらしく聞いてみる。やはり弱点だったか。くすぐったいのを堪えるようにしている。チャンスとばかりにさらに責め立てる。ウラミハラサデオクベキカ。
さわさわさわさわ
巧みに愛撫する。付け根から先っぽまでを丁寧に触る。
「やめっ。あんっ、それっ以上はっ。ふっ、まずっ、あああっ、な、なんか…変なのがっ」
あれ?なんかおかしい?この反応は何かおかしい?その妙に色っぽいというかなんというか。感じ方がなんか違うような…
しかも、嫌がっているようでもあるが気持ち良さそうという矛盾を孕んだ様相である。
もしかして…
手を止めようかと思った刹那。
「えっ?あっ、何かっくるっ?ふぇ、あっ、ふぁあああああ!」
一際大きな声をあげて、恋の体全体が大きく仰け反る。そのまま力が抜けたように望によりかかる。
正解に辿り着くのはまたしても僅かに遅かったのだ。
「あ、あの…恋さん?その…もしかして…」
「はあ、はあ…うう、ひ、ひまのは何らったんだ?はあ…その、と、とても、気持ひよかったが、体が、熱い。びょ、びょーきか?」
恋が顔を真っ赤にしてとろんとした目で答える。呂律がまわっておらず口はだらしなくあいている。
頭が真っ白になる。つまり、なんだ。この尻尾と耳は恋にとっては所謂、その性感帯というもので、そこを執拗に触った挙げ句。恋は、その……
そこから先は考えることすら出来なかった。
「その、はしたない、とこを、見せて、しまったな。こ、これが羞恥心、か?少し、だけわかった、かもしれない…………………ん?…………の、望…すまないのだが…ううう……その、うっ、非常に、言いづらいが…ぐす」
いきなり泣き始める恋。
「な、なに?…ん?」
なんだか臭う。これは…もしや…
「ううう……そ、その悪気は無かった。ほんとだ。ただ、気持ち、良くて、つい。ううう……しっ、しっきん、してしまった……」
いつの間にか床は恋を中心に湿っていた。貸したパジャマもぐしょぐしょである。
「も、もう許してくれ、望。羞恥心が、どんなものか、わかった。だから、これ以上の辱しめは…うううううう」
「そ、そんなつもりは…その、ごめんね」
まさかこんな形で昨日の復讐みたいなことをしてしまうとは夢にも思わない。
「…とりあえず掃除やっとくからシャワー浴びてきなよ…」
今はそうするしか無いだろう。生憎、時間にはかなり余裕がある。
「そ、それがだな…腰が抜けて」
無言で持ち上げる。お姫様だっこである。
「なっ何を!?望も汚れて…」
「こうするしかないでしょ。それに僕にも責任あるし…」
「の、望は悪くない。あれは私が油断したせいで……」
「いいからいくよ」
「う、うん…」
しおらしくうなずく。いくら何を言おうと自分には何もできないとわかってるのだろう。なされるがままである。
下へと運ぶ。ふと首につかまっていた恋が落ち着いたのか口を開く。
「なんだか私は、望に謝ったり頼ったり感謝してばかりだな…」
「いつか返してくれればいいよ」
「この分じゃ一生かかっても無理そうだな」
「そんなことないよ」
「望は、私に色んなことを教えてくれた。助けてくれた。だが、まだ私は何一つ返せていない…」
悩ましげに睫毛を伏せる。どうやら真剣に悩んでいるらしい。
「恋が返せるものがあれば大丈夫だよ」
そういって励ます。どうにもナイーブな側面が強い彼女なので出来る限り元気づけねばならない。
そうこうしてる内に脱衣場につく。しかし、トラブル発生。
「服を脱がしてくれないか。まだ上手く動けない。あと中へ運んでほしい。いや、別に昨日のことを忘れてはいない。しかし、今はこうせざるを得ない。それに…私は望を信じてるから大丈夫だ」
こうまで言われては断りようが無かった。とりあえず目隠しをして作業を開始する。
「とりあえず上くらいは脱げる。下を頼んだ」
無心で作業に従事する。ちなみに体にタオルをまかせて安全策はとった。
なんとか無事に下を脱がせる。そのまま再び体を持ち上げようとすると恋が口を開いた。
「なあ、望。何か欲しいものないか?」
さっきの話の延長だろう。気をそらすためにはありがたいので会話に乗る。
「何かあげれるものを持ってるの?」
「む…確かに、私には刀しかないな…そうか…私は誰かにあげれるようなものを持ってないのか」
自身を振り替えり悲しげにため息をつく。
「形あるものだけが全てじゃないよ…大切なものって目に見えないものが大半だよ」
目隠しをしながらいうと実に滑稽なセリフに聞こえる。
「目隠しをしてても見えるのか?フフ。だが、その通りだな…私の大切なものか……む、そういえば昔…そうか、これがあったな」
何かに気づいたように恋が納得の声をあげている。
「私の大切なものあったぞ。これならお前にあげることができる」
「なに?」
「一度しかあげられないからな。ちゃんと受け取ってくれ」
そのセリフと共に、首に腕が回る。
えっ?と思った直後、唇に柔らかい感触が触れる。
「!?」
目隠し越しに恋を感じる。吐息が触れ合う。
身動きひとつ取れなかった。引き剥がそうと思えば出来た。しかし、この官能的な誘惑に浸っていたいと本能が願ったのか、それとも他のなにかか…ともあれそれは永遠のような時間だった。
「ぷはっ」
息が苦しくなったのか。恋が離れた。明らかにディープなそれの名残は望の心臓を激しく鼓動させた。
「はあ…うむ、こんなものだろうか。なんだか、とてもドキドキするな…接吻とは。その、昔きいたのだ。最初の接吻はとても大切なものだとな。一度きりというのが残念だが、私も望なら惜しくない…」
「ど、どうして」
「私にとって望は大切な者だからな…大切な者に大切な物をあげるのは普通だろう」
「僕が…大切?」
「ああ、時間は関係ない。私がそう思ったのだから間違いない」
「あ、ありがとう…」
もう真っ正面からそこまで言われて嬉しくないわけがない。顔が思わずにやけてしまう。
「うむ、やはり感謝されるというのは気分がいいな…最初の接吻をあげた甲斐があったな…また何かあげれるものがあったらあげるからな。期待しているといい。む、もう歩けそうだな…世話を掛けた。後は大丈夫だ」
そういって立ち上がる恋。
「そうだな、やはり初めての類いは大事なものだからな。よし、これからも望には私の色んな初めてをあげるとしよう。自慢じゃないが、山暮らしの私には初めてが沢山あるからな…」
そういいながら浴場へ入る恋。
「てか、はじめてって…」
思わず赤面してしまう望。しかも上で既に初めての1つを奪っている。罪悪感を禁じ得ない。
「はあ、二日目にしてこれじゃ先が思いやられる…」
役得もかなり味わっているが、当の本人からするとほぼ気苦労にしか思えないのは損な話である。
「さて、と」
とりあえず上の掃除をして朝食の準備をしよう。
メニューはおそらく彼女にとって“はじめて”に違いない。
自分は割りとアンチハーレム派なので基本は二人の関係をぐいぐい進めていきます。二日目にしてこの進展具合はヤバイですよね。でもToLOVEるってラッキーエロでキスるよりはまだ健全かなと自身に暗示かけときます。すみません。変態で。なんか謝ってばかりですね。しかし、私はヒロインのようにあげれるはじめてはいっぱいありますが外見の都合であげても誰得な展開にしかならないのでこの駄文をお送りするのが精一杯の感謝の気持ちなのです。お、一瞬良いこといったようにおもえませんか?おもえませんね。すみません。
以下おまけ
「なんだ、体がまだ熱いな」
シャワーを浴びながら一人言を漏らす。
「望、よろこんでくれただろうか」
彼のことを考えると妙に胸がざわつく。
「それにしても、接吻とは、あんなにドキドキするのか…顔が赤くなってしまったが、望は目隠しをしていたからな、大丈夫だろう」
羞恥心を知ったからか。赤面した顔や泣き顔はあまり見られたくない。特に彼には…
だが、と思う。
「さっきのこれはなんだったのだ」
耳と尻尾をだす。
「こそばゆいから触ったりはしなかったが、あんな風になるとは…」
自分で触ってみる。
「ひんっ…やはり、不思議だな」
もう少し触ってみる
「はんっ、む、うんっ、こう、か?」
さっきの感覚をなぞるように腰をくねらせながら愛撫する。
「ふんっ、あ、あ、あっ」
少しずつ何かが競り上がってくる感覚に襲われる。気がつけばもう一方の手が別の部分に触れる。シャワーのせいか、はたまた…湿ったそこを尻尾とは違う風に愛撫する。やり方は拙いが本能が体を動かす。
「はあはあ、んっ、のぞ、みっ、あんっ」
なぜか彼の顔が思い浮かぶ。やはり何かの病気なのか彼を思うだけで体はほてり手の動きは速くなる。シャワーで幸い音は何一つ聞こえない。しかし、もしかしたら彼がすぐ外にいるのではと思うと妙に胸が高揚してしまう。
すると…
「れんー着替え置いとくよー」
ビクンッ
「んっー!!?」
それがきっかけとなったか驚きと共に体が大きく跳ねた。先ほどと同じだ。だが、声だけはもらさまいと耐えた。何故だかこの行為に罪悪感にも似た羞恥心を覚えたからだ。
「?恋?」
「な、なんれもないぞ!!」
若干口が回っていないがシャワーの音やドア越しだからばれはしないだろう。
「?とりあえず朝食出来上がっちゃうからはやくねー」
そういって立ち去る気配。安堵のため息をつく。
「はあ…なんだかこれは興奮するな…なんなのだ…」
望に聞いてみたいが、何故だかそれは恥ずかしい。
「そうだ…波涼なら」
級友である彼女なら何か知っているかもしれない。耳と尻尾については言えないが、解決の糸口くらいは掴めるに違いない。
「よし、とりあえず…シャワーを…まずは汚れてしまった…」
ところにあててしまった。彼女は知らなかった。そういった行為を終えてすぐが一番敏感だと。
「っ!!!!????……ふあああああああああああ!!!」
耐えきれなかった。快楽のあまり悲鳴をあげてしまった。また失禁する感覚。同時に足音が近づいてくる。マズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイ。
「ら、らいじょふら、しゃ、シャワーからみ、みすが、でへひて、おどほひた、らけらから」
なんとか普段は見せない機転の早さで言い訳をする。だが悲しいかな口がおいつかない上にまだ下半身が脈をうつように痙攣していて、途切れ途切れだ。
「ほ、ほんと?」
「あ、ああ、何も、ひてなひぞ。べ、べつひさっき、みらひなことは何も」
大半吐いてるようなものである。
「そ、そっか」
「ふう…」
とりあえずひくことにしたらしい望は立ち去る。しかし、彼は余計な気遣いをしてしまった。
「あ、あのね、恋。別にそんなに声とか我慢しなくていいよ。その生理現象みたいなものだし…」
「うううわああああああん!!」
我慢せずに泣きました。




