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わんわん

作者: マーク
掲載日:2026/05/13

差を、感じる。


ピアノを習ってる人、親が家を持ってる人、庭を持ってる人、ままとぱぱの仲がいい人、習字を習ってる人、才能がある人、勉強が出来る人、運動が出来る人、好きなものがある人。


私は、何が出来るんだろう。


小学六年生ぐらいのとき、ずっと、こんなことを考えていた、


でも、いつの間にか、考えるのをやめた。


答えが出たからじゃない。


ただ、必要がないと、切り捨てられたからだ。


結局は何もできやしないと、いつの間にか判断をつけたからだ。


私も何か出来るんじゃないかと期待して、できなかったことが続いたからだ。


何度も否定されたからだ。


世界には、どんな人だって必要だ。


進化は進歩じゃなく、ただ、残った結果の積み重ね。


特定の能力に特化しすぎると、環境の変化で逆に滅びることになる。


だからこそ、今の基準で優秀な人ばかりになるより、一見不要に見える多様性がある方が、種としてはしぶとい。


だから、どんな人の存在も、基本的に否定することは出来ないんだ。


その否定さえ、否定することは出来ない。


でも。


それでも、差はある。


今の社会に必要とされるような能力がなきゃ、生きることが難しくなる。


どうしようもない、世界のルールみたいなものなんだ。


必要だ、必要だけど、不要だ。


息ができない。


ずっと、視界がチカチカ点滅しているような気さえしてくる。


一度深呼吸をして、思いっきり咳き込んだりしたい。


あぁ、私は生きている。


私は何が欲しいんだろう。


誰かに認めてもらいたいんだろうか、愛してもらいたいんだろうか。


揺るがない自分が欲しいんだろうか。


や、こんな思考に陥ったときには、さっさと寝るに限る。


そして、悪夢を見て、別の嫌なことに目を向けよう。


マシな苦痛でも味わおう。


自分で選んだ気になって、少し得意気にでもなろう。


大丈夫だ。


きっと、私を羨む人だっている。


……誰が?


いったい誰が私を羨むんだ?


今まで生きてきて、そんな目を見たことがあるか?


私がいないところで、なにか言われてたのか?


いや、それは十中八九陰口だろ。


あぁ、もう、頭が痛い。


いつもこれだ。


世間にある言葉で説明しようとしたって、どうにもならない。


一人、たった一人に効く、じんわりとしたものが欲しいんだ。


気持ち悪いよ。


誰が言ったのかもわからない言葉で救われるのが。


そいつは本当に。


そいつは本当に、痛みをわかってくれるのかい?


裕福な余裕から出た偽りの優しさではないのかい?


お腹いっぱいご飯を食べれる人が、そうでない人に、食べ物を残しちゃいけないと説いているようなものじゃないのか?


あなたの苦しみは、そんな程度のものなのかい?


苦しみを守ることさえ、出来ないのかい?


やらないなんて。


容易だ。


それはもう、何よりも。


ポッケにイヤホンを入れて、皮膚に伝わる感触を忘れて、あれ、確か入れたよなとポッケを上からなぞる。


そんな風に過ごしている。

ワンワン


慢性的に死にたいんじゃが、どうにかならんか。

物心ついたときからなんじゃが、どうなりゃ消えるんじゃ。

どうせやらんことを考えるのをやめたいぜ。

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― 新着の感想 ―
死にたいなら一度夜に歩いてみてください。なにも考えずに目的地も決めずに、車も道路を走っていない、光はコンビニと自販機が主になる。そんな夜に歩くと自分の考えが整理されて良いですよ。そして私の小説[人生]…
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