年末年始特別編 すき焼きパーティ
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は年末年始特別編です。
この話は『なろう限定公開』になっています。同時掲載しているカクヨムの方でも前話の掲示板回で話題になっていた釣りっぽの方のオフ会を描いた限定公開をしていますので、良かったら見てください。
夏休みになったからオフ会をしたい!
生産賢者のリッドのそんなわがままを受けて、釣り大好き賢者の釣りっぽと料理人賢者のラディッシュが西日本と東日本で飲みオフ会を開くことになった。なお、リッドは別に夏休みとか平日とか関係ない自由人。
【ラディッシュのオフ会】
始まりの賢者にしてミニャの料理番の一人として活動している賢者ラディッシュ。
同じく始まりの賢者の料理番であるトマトンやグラタンが生産属性なのに対して、ラディッシュは火属性だ。
そんなラディッシュは、大学生の頃に東北チェーン店のレストランで厨房のアルバイトをしていた。
その店の料理長は見て覚えろといったタイプではなく、包丁の握り方や体の構え方からまな板の置き方まで一から丁寧に教えてくれて、入ったその日には簡単な仕込みを任された。
記念すべき最初の作業は、サラダに入れるラディッシュの輪切り。軍手をつけてスライサーでシュッシュッとやって、綺麗な輪切りができた時はなかなか感動したものだった。
そんなこんなで4年間アルバイトをして、大学を卒業するころには調理師免許まで取得していた。賢者に歴史あり。働いていた過去を持つ賢者も大勢いるのだ。
さて、本日はそんなラディッシュ主催のオフ会だった。
岡山では釣りっぽ主催のオフ会があるので、料理人として負けるわけにはいかない。
『トマトン:明日はオフ会なんでしょー? なに作んの?』
翌朝用の仕込みクエストに参加していると、トマトンが言った。明日と言っているが、すでに日を跨いでおり、実際には本日。いちいちそれを指摘するのも細かく思われそうだし、このくらいの時間の会話はなかなか難しい。
『ラディッシュ:スレッドの流れで肉系の鍋になった。同じ日にオフ会をする釣りっぽがカニ鍋なんだよ』
『トマトン:へえ。肉かぁ。そうすると、剣鹿でもみじ鍋?』
『ラディッシュ:そうするつもりだ。あとはアルミラージを少し分けてもらおうかと思ってる』
『トマトン:おーっ、いいね。配信するか写真撮っておいてよ。あとで見るからさ』
『ラディッシュ:ああ、いいよ。まあそういうわけだから、今日は頼むな』
『トマトン:オッケー』
『ハム蔵:トマトンさん、そのオフ会に僕も参加するのでよろしくです』
『トマトン:大丈夫だよ。楽しんできてね』
同じく仕込み作業をしている賢者が言う。
料理ができる賢者はたくさんいるし、最近は村民さんの料理係が頑張ってくれているので特に問題はない。
ラディッシュは深夜2時くらいにクエストを終え、8時くらいまで寝る。
それからすぐに買い物へ行き、10時くらいから軽く仕込みを始めた。
ラディッシュの家はファミリータイプの結構新しいアパートだ。賢者になる前までは働いていたので、実家暮らしではない。
仕込みを始めてしばらくすると、ピンポーンとインターホンが鳴った。
「もう来たのか?」
思わず時計を見ると、まだ11時。
予定では17時くらいに集合である。
「来ちゃった!」
玄関を開けると、ハーフパンツ姿の少年っぽい見た目の男が立っていた。
「お前、リッドだろ」
「正解!」
リッドも始まりの賢者の一人。生産属性で、人形だけでなく器用に何でも作るタイプ。領主館で数字遊びのナンバーズを流行らせた賢者でもある。なお、領主館にはそれからも定期的に新作ナンバーズが卸されており、メイドからの賢者全体の心証を良くしている。
「いやー、暑いね! 家に入れてよ!」
「まあ良いけど。相手してやれねえぞ」
「大丈夫大丈夫。一人で遊んでるから!」
ラディッシュは家に上げたリッドの容姿を見て、聞いていいのか少し逡巡しつつ、尋ねた。
「ていうか、お前未成年じゃないよね?」
「23歳! こう見えて童貞でもないんだぞ!」
「いや、そこまでは聞いてないけど。……彼女とかいるの?」
「ううん、いないよ」
「じゃあ別れた彼女とってことか」
「聞いちゃう!?」
「話したければ」
同じ始まりの賢者なので人形状態では結構話したことはあるが、本体だとはじめまして。つまり、また探り探りの関係から始めるわけだが、なんか下ネタを言ってきたので、ラディッシュはそれに乗っておくことにした。
「そう、あれは忘れもしない中学2年生の夏のことでした。僕が前に住んでいた場所は、それはもう何もない田舎でね。その夏に、僕のことを小さい頃から可愛がってくれていた隣の家のお姉さんが、遠くの大学から帰ってきたのです……」
「おいおい、滅茶苦茶面白そうじゃん。とりあえず、麦茶で良いか? コーラもあるぞ。もしくはビール一杯までなら許可してやろう」
「まだコーラでいいや。あ、これお土産ね」
リッドが渡してきたお土産は、ビールと地酒、乾物のおつまみ。
この見た目でよく買えたな、とラディッシュはひっそりと思ったが黙っておいた。
現在でもそんな見た目なので、大学生のお姉さんとのあれこれはとても気になった。お姉さんはショタ好きだったんだろうなと。
居間へと通して、冷たい飲み物を出し、先ほどの続きを聞く。
まさか出会って早々にこんな話を聞くとは思わなかったラディッシュだが、この試みはリッドとの距離をグッと縮めた。
「——というわけなんだ」
「もうエロ同人誌がシリーズもので描けるじゃん」
「ほんそれ。あの夏は僕の人生の中で一番エロかった……」
「それで、そのお姉さんとは?」
「僕の家はその年の冬に引っ越してね。残念ながらそれっきりさ。でもまあ、赤ちゃんの頃から可愛がってくれたお姉さんだから、その後にも連絡は来たけど、3年前に結婚したってハガキが届いたよ」
「そうか……」
下ネタから最後は少ししんみり。
ラディッシュがふと時計を見ると、すでに時間は11時45分。30分くらいはエロ話を聞いていた。
「昼飯は食うか?」
「いただきます! あんまり食べ過ぎると夜食べられないから軽くでいいよ」
「オーケー。じゃあボンゴレにするか」
「いいね!」
お昼にとびっこ入りボンゴレを振舞い、ラディッシュはリッドにその腕前を見せつけた。
それからラディッシュは仕込みを再開し、リッドは居間で工作を始めた。
17時になり、参加者がどんどんやってきた。
メンバーはリラン、クロエ、織姫、ハム蔵。ハム蔵だけ男子で、他の3人は女子。これに男子であるラディッシュとリッドを加え、飲み会は一気に合コンの様相へ。
「こんにちはー」
「今日はよろしくお願いします」
「楽しみにしてました。今日はよろしくお願いします」
始まりの賢者にしてミニャンジャ村の保健医さんの一人であるリランは、ゆるふわ女子。その雰囲気はそのまま髪にも影響しているのかゆるふわボブヘア。
クロエはきっちりしてそうな女子。スカウトできるようになった初日に第2陣の賢者となった元事務員さんで、今は会社を辞めて賢者1本で食っていく所存。
第3陣の賢者の織姫は、竜胆や平社員にスカウトされたニコチューバー、『地獄の機織り姉貴』である。ビールが大好き。
「今日は参加させてくれてありがとうございます!」
そして、第2陣の賢者のハム蔵は大人しそうな雰囲気の男子だ。
それぞれが酒やおつまみ、お菓子をお土産に持ってきてくれた。
「みんなよく来たね!」
「なんでお前が言うんだよ」
リッドがニコニコと迎えて、ラディッシュがツッコンだ。
「わぁ、リッド君ですかぁ?」
「そうだよ、リランちゃんよろしくね」
「よろしくお願いしますぅ。リッド君は、なんだか無邪気に無茶ぶりしてきそうな権力者や神様みたいな感じの見た目をしてますねー」
「初めて言われたよそんなこと!」
それを聞いて、ラディッシュは思わず吹き出した。たしかに「このサイコロで1が出たら君の魂を花火にして打ち上げるね。さあ振ってごらん」みたいな感じで、無邪気で邪悪な遊びをする神様みたいな雰囲気をしている。
「り、リッドさんすみません。この子はこれでも褒めているんです」
「はい、褒めてますぅ!」
クロエが慌ててフォローしたので、リッドが首を傾げた。
「2人は友達なの?」
「はい。中学の頃からの友達です。賢者にもリランにスカウトしてもらいました」
「へえ!」
「まあ立ち話もなんだ。みんな、居間で話していてくれ」
「あっ、ラディッシュさん。僕もお手伝いします」
「ああ、ありがとう。ハム蔵」
家の中は、ワイワイと一気に賑やかになった。
リランたちが居間に通されると、リッドがテーブルの上を片付け始めた。
「リッド君、何か作ってたんですかぁ?」
「うん。これ!」
「わぁ、女神様の像ですぅ!」
リッドが昼前から来て作っていたのは、女神像だった。真っ白でとても美しい出来栄えだ。ちなみに工程の半分以上は自分の家で終わらせてきている。
「さすがリッドさん。器用ですね」
そう言ったのは同じ生産属性の織姫。
「僕もフィギュアはたくさん作ったからね」
「私もフィギュアを作った方が良いのかなぁ」
「織姫ちゃんは今のまま服飾関係で良いんじゃないかな? 例えば、料理番のトマトンだって同じ生産属性だけど、たぶん赤土人形と石製人形だけしか作ったことないだろうし。得意なことをすればいいんだよ」
「はえー。良いこと言ってますぅ」
とリランが感心するので、リッドは「賢者だからね!」と胸を張った。なお、リッドよりも織姫の方が年上。
ミニャンジャ村で夕食が始まる時間に合わせて、ラディッシュの家の方でもテーブルに料理が並んだ。
メインである鍋は2つで男子と女子で分かれているが、距離は近い。
両方ともすき焼き味で、お好みで卵をつけてお召し上がり。
「配信始めますねぇ」
リランが宣言して、ウインドウを操作する。
「緊張しますね」
「あまり気にせずに、普段通りにすればいいと思いますよ。見ている人もあまり気にしないですし」
初めての顔出し配信に緊張するクロエに、ニコチューブで配信慣れしている織姫がアドバイスした。
配信が始まると、スレッドでさっそく反応があった。
【34、タカシ:合コンじゃん!】
【35、名無し:いや、これは合コンよりも飯に夢中になる稀有なパターンだ】
【36、名無し:それな。なにこれクソ美味そう】
【37、チャム蔵:おーっ、剣鹿のすき焼きか。食いてぇ】
【38、名無し:なんかショタがおるな?】
【39、名無し:それリッドだろ。俺の中のリッド像のまんまだ】
【40、名無し:織姫さん以外は、みんな何回かクエストで一緒になったことあるな】
【41、工作王:リッドが飲みオフ会に行くって言うから見てみれば……飯テロか?】
「おっ、工作王じゃん! うぇーい、見てるぅ! これから僕、オフ会しちゃいまーす!」
【45、工作王:うぜぇwww】
【46、名無し:これはうざいwww】
【47、名無し:コイツがオフ会をやりたいって駄々をこねたんだぞ】
【48、名無し:ふぁっ、女神様の像あるやん!】
【49、ビヨンド:リッドが作ったのか?】
時は夕方。人によってはご飯タイム。ミニャンジャ村の夕飯と合わせてご飯を食べる賢者も多いので、これはそんな彼らに対しての豪華な鍋による暴力配信である。
すでに鍋には具材が綺麗に並んでおり、さらに、おかわり用の具材がお皿に綺麗に盛られている。
注目の具材は、剣鹿肉の薄切り、アルミラージのぶつ切り、ダンジョンキノコ、女神の森の山菜、長ネギ、きりたんぽ。
鍋以外のお惣菜は。
サーモンと甘エビのマリネに茹でた女神の恵みを添えたもの。とってもオシャレ。
ダンジョンキノコと大エビの網焼き。専用の五徳に小さな網が乗っており、酒呑み垂涎の一品だ。
刺身イカと千切りキュウリにとびっこを乗せて。小鉢に入ってキラキラしている。
網焼きの大エビは頭がすでに取られており、その頭を使ったエビの頭の味噌汁。
食材全てをパトラシア産で集めるのは難しいので、地球産の物も多く使っている。ただ、ラディッシュは料理人だけあって日頃から調味料の類をお土産に持ち帰っているので、細かなところでパトラシア産が使われていた。
そして、注目すべきはリッドが作った女神像。
補助用のテーブルを引っ張り出して、そのお誕生日席に女神像が置かれていた。
「さて、それじゃあ準備は良いかな?」
「オッケー! 僕、凄くお腹空いたよ!」
各々が酒の入ったコップを持つ。
ビールもいれば日本酒もおり、とりあえず生で乾杯みたいな一体感はあまりない。
「それじゃあ……あー、何に乾杯する?」
ラディッシュが言葉に迷うと、リッドがすかさず言った。
「我らがミニャちゃんと料理を作ってくれたラディッシュに乾杯!」
「「「乾杯!」」」「乾杯ですぅ!」
隣同士でコップを軽く当て、クイッと呷る。
「ぷはーっ、美味しいですーっ!」
元気にそう言ったのは織姫。
「織姫ちゃん、良い飲みっぷりだね!」
楽しそうなその声を聞いて、隣の席に座るリッドはニコニコした。
先ほどお姉さんの話を聞いたラディッシュは、もしかして狙っているのかなとチラッと思う。
とはいえ、両者も良い大人である。それに、恋愛をするならお互いに同じ秘密を抱えた賢者同士というのは悪くない。別れたらギスるかもしれないが、それは一般人と恋愛をしても同じだ。もし恋人ができたら、その恋人を賢者にスカウトしたい者は多いだろうから。
リランがすき焼きの割り下が染みた剣鹿肉を卵に絡めて、食べる。
桜色の唇にお肉をぶち込み、ほっぺを膨らませながら目を真ん丸にする。
「とんでもなく美味しいですぅ!」
お肉の味が残る口に辛口タイプの日本酒をキュッと流し、「はーっ!」と夢見心地の顔。
「わっ、ホントに美味しいです!」
クロエもその隣で肉を頬張る口元を白い指で押さえ、やはり目を真ん丸にして驚く。
【79、チャム蔵:ぐぉおおおお、飯テロだろ!】
【80、名無し:すき焼き食いてぇ!】
【81、工作王:すき焼き以外もヤバい。どれか一つだけでもいいから俺の今日の夕飯にくれ!】
【82、キツネ丸:エビの味噌汁美味いんだよなぁ。個人的にはカニの味噌汁よりも好き】
【83、名無し:おい、キャンパーの生配信でもオフ会をやってるぞ!】
【84、名無し:釣りっぽのオフ会だろ】
【85、名無し:なに、今日はオフ会デーなの!?】
【86、胡桃沢:ちょっとリランちゃん! あたしの夕ご飯、冷凍のあんかけラーメンなんだけど!?】
「あっ、くるみん! 超美味しいよー!」
胡桃沢も始まりの賢者で、回復属性5人衆の1人。同じ回復属性のリランとは仲良しだった。ただ、今日は酷い裏切りが行なわれている。
【87、胡桃沢:見ればわかるよー!】
【88、名無し:ああ、確定的に明らかだな】
配信で見学民を相手にしつつ食べるリランやクロエ。
2人は近衛賢者でもあるので、ウインドウではスレッドの他に、ミニャンジャ村の食事の様子が映されていた。ミニャや子供たちが一生懸命もぐもぐしている様子を見て、飲み会は一層と楽しく思えた。
「ハム蔵、どうだ、美味いか?」
「最高です!」
ラディッシュも向かいの席に座るハム蔵と話しながら箸を進める。
「たくさん食えよ」
「はい! このマリネも美味しいですね。森塩を使ってます?」
「ああ、森塩の柔らかな味と刺身の類はよく合うんだよ」
「たしかにサーモンと甘エビの甘さが引き立って、ちょっとないくらい美味しいですね」
「だろ? そのサーモンと甘エビはスーパーの安物なんだけど、一段階レベルが上がる感じだ。だけど、マリネにするとオリーブオイルが高いんだよなぁ」
「あー、わかります。でも、ラディッシュさんが使ってるのって通販のかなり高いヤツですよね?」
「そうそう。料理の恩師が教えてくれたんだよ。その当時はまだそこまで高くなかったけど、最近は8割増しくらい高くなったな」
「世知辛いですね。でも、オイル系は安物を使うと味がボヤけるんですよね」
「そうなんだよ。おっ、このダンジョンキノコはもう良さそうだぞ。食え食え」
「あっ、お先にいただきます!」
鍋の隣にある網では肉厚なダンジョンキノコが香ばしい匂いを出して焼けており、ハム蔵に勧める。ハム蔵は無理に遠慮せずに、ショウガ醤油でいただいた。
そんなふうに、2人は同じ料理番同士なので料理談義が弾む。
そして、オフ会を開きたいとスレッドで最初に言い出したリッドは。
「織姫ちゃん、どうぞ!」
「ありがとうございます! んっくんっく。びゃーっ、ビールさん美味しいーっ!」
織姫のコップにビールをお酌し、ニコニコ。
リッド自身もすき焼きやお惣菜に舌鼓を打ち、自分で持ってきたお気に入りの地酒をクイッ。テンションは高いが、割と大人っぽく飲む男だった。
「私、ビールさんが大好きだったけど、もう1カ月ちょい我慢してたんです!」
「えーっ、そうなの? どうして?」
「私、ニコチューブで配信をしてたから、酔った勢いで秘密を話しちゃわないか心配してたんです。さすがに無いとは思いますけど、万が一はありますから。あとは酔ったままミニャンジャ村に行くわけにはいきませんしね」
「あー、それは良いことだね」
「だけど、今日改めて飲んだけど……んっくんっく、おいちぃーっ!」
「僕らと一緒の時に飲めばいいんだよ。そうすれば失敗しないからね」
「わぁ、名案ですーっ!」
リッドと一緒に飲んでいたらそのうち別の失敗をしそうだが、賢者の秘密は守られそうである。
そんな楽しい時間の中で、ふいにラディッシュはリッドが作ってくれた女神像に目を向けた。
先ほどすき焼きを取り分けて、他のお惣菜も少量ずつ女神像の前に奉納されている。さすがにミニャンジャ村で度々見たように光となって消えていくことはなかったが、あくまで気持ちとして奉納。
「良い女神像でしょ?」
リッドが言った。
「ああ、さすがだな」
「ラディッシュにあげるから」
「え。いいのか?」
「オフ会を開いてくれたお礼さ」
「そうか。それじゃあありがたく受け取るよ」
若干、女神像を貰ったら生活が緊張しちゃうんじゃないかと思わなくもないが、女神像を貰える機会なんてそうそうないだろうから、ありがたく受け取った。
「リッド、楽しいか?」
「もちろん! 最高さ!」
そう言ったリッドは地酒をラディッシュのコップにお酌して、2人で乾杯した。
数奇な運命で出会った仲間たちとの飲み会は楽しく続くのだった。
読んでくださりありがとうございます。
ブクマ、評価、感想、大変励みになっています。
誤字報告も助かっています、ありがとうございます。
そして、新年早々に、たぶん肺気胸になっている可能性があります。
片側の肩と背中が滅茶苦茶痛くて、前に肺気胸になった時と症状が酷似しています。連休中はマジでやめてほしいものです。というわけで、もしかしたら次の投稿は遅れる可能性がありますので、ご容赦ください。




