7-16 ナオマサの治療と話し合い
本日もよろしくお願いします。
悪霊が払われたことで、人骨の壁や建物に張り巡らされていた血管など、異界化されていた風景が溶けるように消えていく。
決着がつき「むふぅ」と息を吐いた闇人は、闇の大剣を払う。闇の大剣はひも状に解けていき、腕を這うようにしてドレスの袖の中へと入っていった。
闇属性の武器解除は普通に消えるだけなので、RPGや格ゲーの決めポーズよろしく、完全にカッコつけの演出である。こういった小手先のカッコイイ演出をするために、闇人は魔法の研究を熱心にしていた。
そんな一人遊びをするマイペースな闇人は置いておき、他の面子はドッと息を吐いた。中でも特に気を張っていたロバートが一番に口を開く。
『リンドウ、終わったのかい?』
『はい。ですが、ナオマサさんの治療はこれからです』
『ああ、そうだね。……彼らはどうなるんだい?』
ロバートは未だに地下室で漂っている幽霊たちを見る。
外法の髪の時もそうだったが、悪霊が退治されるのと幽霊たちが成仏するのは別の問題で、解放された幽霊たちはその場でぼんやりと佇んでいた。
『このあとに私が昇天する魔法をかけて、行くべき場所へと送ります』
『そうか……何から何まですまないね』
『いいえ。それよりも、早くナオマサさんの魂を連れて行きましょう』
『ああ』
一行はナオマサの魂の半分を連れて、寝室へと戻った。
「みんな見てたよ!」
そこでは興奮したネコ太が待っていた。
エンラとコウゲンもニッと口角を上げて、若者たちを迎える。
「連れてきた。あとは任せる」
「うん、ここからは任せて」
闇人がドヤッとしながら代表して言い、ネコ太は力強く頷いた。
「俺は車まで食事を取りに行ってくる」
コウゲンはそう言うと、寝室を出ていった。
コウゲンは買っておいた賢者用の食事を車から出してナオマサ邸に戻ると、トイレに入ってミニャンジャ村へと向かった。
『コウゲン:できてるかい?』
『トマトン:うん、バッチリです!』
『コウゲン:ほう、これは美味そうだな』
召喚された場所はミニャの家にあるキッチン。
そこではトマトンたち料理番賢者が、やせ細ったナオマサのための食事を作って待っていた。
持ち帰り用なので、当然、食材集めから調理まで関わっている全ての賢者が【自由時間】を消費している。尤も、大半の食材は今回の件に関係なく、賢者間の取引テーブルに乗せられていた物を集めただけだが。
属性的に戦闘向きの賢者もいれば生産や回復メインの賢者もいるため、【自由時間】で手に入れた物の取引はかなり頻繁に行なわれているのだ。
『トマトン:早く食べさせてあげてください』
『コウゲン:ああ。これにて君らの任務は終了だ。報酬の支払いについては、専用掲示板の方で指示を貰ってくれ』
『トマトン:ひゃっふーっ!』
お仕事ポイントは貴重なので、それを消費して仕事をした以上は報酬が支払われる。料理番賢者たちはぴょんぴょんした。
一方、寝室ではナオマサの治療が始まっていた。
分かれていた2つの魂が近づくと、回復魔法を使うまでもなく求め合うように1つの魂へと融合した。魂にまつわる何らかの摂理が働いたのだろう。
健康鑑定を確認しつつそれを見届けたネコ太は、ナオマサの状態が最低限の改善へと向かったことに頷いた。
『ロバートさんはこちらへ。これからナオマサさんを呼び覚まします。こういった状態ですので、ナオマサさんは恐ろしく思うはずです。勇気づけてあげてください』
『わかりました。お願いします』
呼ばれたロバートは、ネコ太の隣、ナオマサが眠るベッドの傍らに膝をついた。
「幸田直正に生を謳歌する希望の炎を与えたまえ。幽体統合」
それは抜け出してしまった魂を体へと戻す回復魔法。
ネコ太の体が光り輝き、それに呼応するようにナオマサの魂も光りだす。その様子を間近で見るロバートは息を呑んだ。
「ナオマサさん。あなたを苦しめていた悪霊は消え去りました。これからもう一度、新しい日々を歩みませんか?」
ネコ太から優しく語り掛けられたナオマサの魂は、力強く頷くと自分の体の中へと入っていった。
すると、先ほどまでまるで冬眠中の動物のように浅く短く呼吸を続けていたナオマサが、自分の意志をもって、ひゅうっと大きく息を吸い込んだ。
『な、ナオマサ!?』
『ロバートさん、もう少し声を抑えてください』
ネコ太から言われてハッとしたロバートは、ナオマサが自分の大きな声に辛そうにしているのを見て、慌てて謝罪した。
『す、すまない』
『……いや、いいんだ、ロバート。それよりも、夢を見ていたんだ。君がアニメのように強い女性や青年と共に化け物と戦う夢だ』
『いいや、それは夢なんかじゃないんだ』
ナオマサは、そう言って否定したロバートの背後へと視線を巡らせた。
『ああ、そのようだ。素晴らしい出会いがあったようだね、ロバート。君の出会いを心から祝福しよう』
『何を言っているんだ。みんな君を助けるために集まってくれたんだ。これは君の出会いでもある』
『そうか、僕のために……』
ナオマサは握ってくれているロバートの手を弱々しく握りしめた。
『ロバート、彼らを連れてきてくれてありがとう』
「みなさんも、助けてくれてありがとうございます」
ナオマサはロバートへは英語で、賢者たちには律義に日本語で礼を言った。
ネコ太が言う。
「ナオマサさん。私はネコ太といいます。これからあなたを奇跡の力で治療します」
「奇跡の力……不思議なあなた方のことです、なにかあるのでしょう。どうかお願いします」
それからネコ太はいくつかの回復魔法をかける。
メインとなるのは、体に負担をかけずに少しずつ状態が回復していく魔法。
回復魔法は何も消費せずに回復できるものではない。術者は魔力を消費し、治療を受ける者からは栄養が消費される。ナオマサは極度の栄養失調となっているため、ネコ太は健康鑑定の病状説明を見つつ、手順を踏んで治療を進めた。
回復魔法を受けたナオマサは、失われてしまった自分の中の何かが修復されていくような気がした。
「体の奥底が温かい……」
「それはまだ最低限の治療です。ですが、このまま衰弱死してしまうようなことはなくなりましたので、安心してください。これから、まずは滋養のある物を食べて、より強力な奇跡に体が応えられるようにしましょう。ああ、来ましたね」
そう言っているそばから、コウゲンがミニャンジャ村から帰ってきた。
腕には賢者たちの食事が入ったビニール袋を下げ、手には料理番賢者たちが作った玉米粥を持っていた。
水晶鹿の肉や女神の森の薬草、森塩をブレンドして作られたミニャンジャコンソメで味付けし、コジュコジュの卵を入れた特製玉米卵粥だ。お粥の上には細かく刻んだ女神の恵みも乗せられており、栄養たっぷりの仕上がりである。
ちなみに玉米も賢者たちが持ち帰り用に手に入れた物で、低等級から中等級の玉米が各種20kgずつほど備蓄されている。
その匂いを嗅いだナオマサは、ベッドの上でゴクリと喉を鳴らす。
『なんて良い香りだ……』
ナオマサの言葉を代弁するように、ロバートが呟く。
【830、名無し:大金持ちのロバートさんでも、たかが卵粥でこうなのか】
【831、トマトン:ふっふっふっ、食材と腕がいいからね!】
【832、名無し:たかがって言うけど、消費したお仕事ポイントを合算すると相当な値段になるはずだぞ】
【833、名無し:トマトンたちの腕前と効能を考えると、本気で一皿数千万の値段がついてもおかしくなさそう】
【834、名無し:まあ希少性だけでアホほど高い料理ってあるからな。高い効能が期待できるなら青天井になっても不思議じゃないな】
【835、ミニャ:にゃーっ、美味しい!】
【836、ネムネム:本当にこれ凄く美味しい(*´ω`)うまーっ!】
【837、名無し:ミニャちゃんたちも食べとる!?】
【838、名無し:ニーテスト、追加の召喚して!】
【839、ユナ:うわっ、これめっちゃ美味しい!】
【840、カナデ:体に沁みますぅーっ!】
ミニャちゃんファーストな賢者たちは、ミニャの分も用意していた。だけど、後は寝るだけなのでちょっとだけだ。
応援を頑張ったミニャと賢者たちはナオマサを見守りながらもぐもぐして、美味しいことをみんなにご報告。これには、先ほどまで固唾を呑んで闇の福音たちの活躍を見守っていた賢者たちも大騒ぎだ。
エンラと闇の福音がゆっくりとナオマサの体を起こしてあげ、ノートパソコンが乗っていたベッド用補助テーブルの上に玉米卵粥が置かれる。
お仕事ポイントの消費を抑えるために、スプーンは買ってきた木製の物。ネコ太はそのスプーンを手に取ると、玉米粥を軽く混ぜて空気を入れ、冷ましてあげる。
【857、名無し:そこはフーフーじゃない?】
【858、平和バト:たぶん、ナオマサさんは免疫力が低下しているので、飛沫感染させないようにしているんだと思いますよ】
【859、名無し:はえー、平和バトもよう勉強しとる】
【860、平和バト:てへへ!】
【861、名無し:いや、ネコ太のフーフーなら半死人も蘇るやろ】
【862、名無し:これが平均的な賢者の意見です( ;∀;)】
奇しくもロバートや闇の福音も見守り民と同じことを思っていた。そこは日本のアニメみたいにフーフーじゃないのかと。
「申し訳ありません」
「いいえ、こんな時は人に甘えるものですよ」
ナオマサは少し照れながら、ネコ太が口に運んでくれた玉米粥を食べる。
柔らかな玉米が舌に乗った瞬間、まるで味蕾が全て花開いたかと錯覚するような極上の味が口内に広がった。
「熱くはありませんか?」
その質問には答えず、ナオマサはジッと玉米粥を見つめて言った。
「人生でこれほど美味しい物を僕は食べたことがありません……」
水晶鹿の肉の旨味をベースにして、薬草のほのかな苦みと玉米の優しい甘味が混ざりあっている。それらを一つにまとめている女神の森の水も、地球人からすれば力ある素材だ。
いま玉米粥が通過した喉が、もっと食べたいとゴクリと鳴る。
ネコ太はそれに応えて、次のひと匙をナオマサに食べさせてあげた。
「熱中症になりかけている人は、塩を舐めると甘く感じます。それと同じで、このお粥は今のナオマサさんの体が求める物がたくさん入っています。だから、美味しく感じるのでしょう」
それは粒状のサプリメントでは知ることができない人体の神秘。
『な、ナオマサ。どんな味? なあ、どんな味なんだ?』
野暮なヤツがいる。
ナオマサは持ってきた玉米粥をペロリと平らげ、乾ききった体がそれを余さず吸収した。
賢者たちはナオマサ邸で一夜を過ごした。
ネコ太は眠ったナオマサの看病と治療を一晩中行ない、ネコ忍コンビはその補佐。
一方、ロバートを含む悪霊討伐組は、囚われていた霊たちの解放を行なった。
翌日のミニャンジャ村のことである。
ミニャは朝からキョロキョロと賢者たちを見ていた。
『乙女騎士:どうしたんですか?』
「うんとねー、ロバートさんとナオマサさんを探してたの」
『乙女騎士:え。それはまたなんでですか?』
「賢者様は新しい賢者様をよく連れてくるでしょ? だから、2人も連れてくるのかなって思ったの」
子供が大人をよく観察するように、ミニャも賢者たちをよく見ている。新しく賢者になった人は、大抵ミニャに紹介されるのだ。だから、そろそろ来るかなーと思っていたのである。
「2人が来たらねーえ、ミニャもいっぱい応援したんだって教えてあげるの! そんでねー、良かったねって言ってあげるんだ!」
その可愛らしい理由に、話を聞いていた賢者たちは足をガクガクさせて臣下の礼。これもまたミニャがよく見る光景である。
そんな中で、臣下の礼を取らずにミニャに近づく者が一人。ニーテストである。
『ニーテスト:ミニャ、ちょっと話をしたいんだが、時間をくれないか?』
「むむむっ!」
ニーテストがこう言う時は大切なお話であり、ちょっぴり難しいお話でもある。
ミニャは少し身構えつつ、家に帰ってニーテストとお話をした。
それは賢者の増殖方法にまつわる話。
「先生。これは?」
一夜明けた頃には、すでにナオマサはネコ太信者に変わっていた。死の縁から生命の炎に薪をくべてもらう体験をしては、心酔するのも待ったなしというもの。当然、敬称は先生である。
「それは私たちが作っている動画です」
「ほう、それは。ぜひ拝見させていただきます」
病床の慰めに、ネコ太はミニャンジャ村開拓記の動画をナオマサに勧めた。
ナオマサが見始めたのは、記念すべき初投稿の動画。
ミニャが画面に近づいてきて、乗っていたトロッコから下車して元気にご挨拶。
「この声……僕はこの声を聞いたことが……あ、ああ、そうか。この子が僕を応援してくれていた子か」
ナオマサは夢現の中で聞いた元気いっぱいの応援を思い出した。
ネコ太は優しく微笑みを浮かべるばかりで、その答えを教えてはくれない。
ネコミミが生えたミニャや、イヌミミキッズにエルフっ子。そんな子供たちの足下にワラワラといる人形たち。
ニコチューブの開発者として映像編集技術も高いナオマサは、すぐにその動画に夢中になった。ただ、他の映像クリエイターとは視点が違う。この不思議な動画に、ネコ太たちの秘密があると思ったのだ。
悪霊退治から3日が過ぎた。
ネコ太が治療を続けていたので、それに付き合った賢者たちはすっかりナオマサ邸の客人として過ごし、ホテルの方もベッドすら使わずにチェックアウトしてしまった。
ロバートは大企業の重役なので、仕事をしつつ、足繁くナオマサのお見舞いに来た。お見舞いのための休暇で来ているので、基本的に仕事の量は少ない。
そして、4日目の夜のことである。
未だにガリガリに痩せているものの、ナオマサは数日前の死人と見間違うような状態から抜け出していた。
『いやはや、棺桶に入っている爺さんよりも酷い有様だったのに、信じられない回復だな』
『そんなふうに見えていたのかい? だけど、ロバート、改めて先生たちを連れてきてくれてありがとう』
『礼ならリンドウたちに言ってくれ。私は彼女に縋っただけさ』
そんな挨拶を交わして一息つき、ロバートは寝室を見回して首を傾げた。
『それで今日はみんなで集まってどうしたんだい?』
ロバートは『みんな』と言っているが、この場に闇の福音と闇人はいない。闇の福音は英語がわからなくて所在ないので、闇人は任務が終わってマイペースさに拍車を掛けてしまったので、2人はミニャンジャ村に行ってしまっている。社会不適合者である。
『今日は大切な話をお二人にしたいと考えています』
竜胆が言うので、ロバートは待ってましたとばかりに食いついた。
『それは最強女神教団についてかい?』
『はい。これから話すことを聞いて、その後にどのような選択をするかはあなた方次第ですが、どうか我々を危険に晒すようなことはしないようにお願いします』
『君たちは僕の命の恩人だ。約束しよう』
『私もだ。決して不義理は働かないと誓おう』
竜胆はスカウトをする賢者たちがいつもする前置きを言うと、2人の返答を聞いて頷いた。実際に、他の人と会っているロバートだが、ここ数日間の出来事を誰にも話していなかった。
ちなみに、今回の依頼の報酬についてはすでに話はついており、依頼主のロバートが2割、実際に助けられたナオマサが8割の割合で、莫大な金額をお布施として支払われることが確約されていた。ロバートが2割払うのは、この縁を繋ぎとめる意味合いが強いようだった。
竜胆は語り出す。
『我々、最強女神教団は女神パトラ様の導きにより、異世界パトラシアへと行く術を得ました。その目的は、1人の少女の手助けをすること』
『異世界パトラシア……っ。そんなことが』
『ミニャンジャ村開拓記……』
ロバートは息を呑み、ナオマサはここ数日で視聴しまくった動画のタイトルを呟く。
『ナオマサさん、その通りです。あれは現実に起こった我らが主と我々が織りなした日々の足跡を動画にアップしているのです』
『は、ははっ! それは誰も映像技術の秘密がわからないわけだ』
ロバートは心底愉快そうに笑った。
散々魔法を見てきたので、話を信じるハードルは今までスカウトしてきた誰よりも低かった。
『さて、ここからが本題です。異世界に行けるのは説明した通りですが、我々は他者をスカウトしてパトラシアに連れていく術も持っています』
『な、なんだって! それは本当かい!?』
ロバートが目を真ん丸にして驚いた。
喜ぶその顔を見た竜胆は少し申し訳ない気持ちになった。
『はい。ですが、これには条件があります。悪人ではないことを前提に、日本人であり、最強女神パトラ様の信者もしくは無宗教者でなければならないのです』
それを聞いたロバートが愕然とした顔になった。
『に、日本人限定……それは一体なぜ……いや、いやいや、そうか……』
ロバートは思わず持ち上げた腰を下ろして椅子に座り直し、額に手を添えた。
『ロバートさん、大丈夫ですか?』
『大丈夫ではないが……そのルールを決めたのはリンドウたちかい?』
『いえ、これは女神様が決めたことですね』
『そうか……正直なところ異議を申し立てたいところだが、アメリカ人である私だからこそ、そう決めた理由がわかってしまうし、予め線引きしたその正しさも理解できる』
『多民族……というよりも不法移民問題ですか?』
『ああ。合法不法問わず、アメリカですら国の根幹に関わる課題になっていて、大統領が変わるたびに方針が二転三転する事柄だ。個人単位の付き合いでも、文化の違いによって予想外のことで機嫌を損ねられることだってある。異なる国の誰も彼もを連れていけてしまったら、組織の舵取りは困難を極めるだろう』
『概ね私たちも同じ考えです。異なる世界で暮らす我らが主に、彼女が暮らす世界のことを差し置いて、こちらの世界の都合に関わらせるわけにはいかない』
『ミニャちゃんか。まだ7歳ならば……いや、年齢なんて関係ないか』
そう言うロバートだが、がっくりしてしまっている。
『だが、ナオマサは行けるんだろう? それならナオマサだけでも連れて行ってあげてくれないか?』
『いや、待ちなよロバート。君が行けないのなら僕もやめておこう。君に助けられたのに自分だけ楽しんでしまったら、それこそ不義理だ』
『バカだな君は。そんなことを言ってないで、いいから行けよ。異世界だぞ、異世界』
『いいや、僕は意見を変えないよ。君の出会いを横から奪うような真似はできない』
そんなふうに2人で言い合いを始めてしまったので、竜胆が止めた。
『ロバートさん、いまのルールを前提にしたうえで、あなたも特別に異世界へ連れて行くことができます』
竜胆はそう言うと、いつもの物とは色の違う招待チケットをポケットから取り出すのだった。
読んでくださりありがとうございます。
ブクマ、評価、感想、大変励みになっています。
誤字報告も助かっています、ありがとうございます。




