日本では感染爆発が起こっていない?
日本で感染された段階で、30万人以上の訪日中国人がいて、他にも香港、台湾からの客を考えると50万人を越えてもおかしくなく、中国から帰ってきた日本人も含めると、全国各地で感染爆発が起こっていてもおかしくはない。
(この辺は一つ前の投稿で書きました)
しかし、日本より後に感染したはずの欧米諸国で感染爆発が発生する中、日本ではそこまでの感染は確認されていない。
これには政府による検査数が少なく、実数が把握されていないからというのもあると思いますが、自分の周囲を見渡しても実感するほど発症が確認されていない。
(自分が勤める会社が入っているビルの他のテナントから出たという話は聞いたが、他は知らない)
イタリアやニューヨークの様子をみると、感染爆発が発生したら、隠し通せるものではないでしょう。
となると、やはり日本ではまだ感染爆発が起こっていないと見る方が納得できます。
ならばそこには理由があるはずで、少し考えてみます。
1.衛生管理意識が高い。
日本という国は、潔癖かなと思うほど衛生管理が行き届いているように感じます。
特に食料品関連は、調理者が手洗いやマスク着用がかなり徹底している。
客にはおしぼりが配られますし、割り箸など使用する食器の交換、洗浄などもしっかりとしています。
その他にも商品の個別包装やこまめな消毒など、隅々まで清掃、清潔の意識が高いです。
子供の頃から手洗い、うがいは教えられますし、インフルエンザの流行期には更に徹底されます。
花粉症などもありマスクの着用率も高いと思われます。
つまりは他人に感染させにくい環境が整っていたという可能性があります。
ただこれが理由だとすると、市中感染が広まっていないので、油断をして人同士の接触が増えると、すぐに感染爆発へとつながる恐れが高いです。
2.免疫力が高い。
日本は飽食で栄養価が行き届いています。
その上で、健康ブームなどもあり、バランスを取る食事を気にする人は多い。
また日本独自の食文化、味噌汁や納豆、カツオ節といった発酵食品が、免疫力を高めているという話もあります。
他にもヤクルトやR-1といった乳酸菌飲料がインフルエンザの予防にも役立っているという話もあり、同じくウィルスが病原体であるコロナにも影響がある可能性はあります。
この場合でも、体内に取り込んだウィルスが100なら防げても、1000、10000と侵入数が増えれば、感染、発症につながる危険はあるので、手洗い、うがいといった予防は大事です。
既にかかっていて、自力で治していたかは、抗体検査が始まるのを待つしかありません。4/22から献血を利用した検証が始まったらしく、GW中にも一報が行われるという事なので期待しています。
ただ抗体検査はかかったかどうかを判定するものなので、現在感染中なのか、ちゃんと免疫があるかまではわかりません。
それでも抗体ができているのに、重症化していないとなれば、自力の免疫で対抗しうるという判断もできるかもしれません。
3.習慣の違い。
これは正直どうかな〜と思う部分ですが、日本は欧米と比べるとスキンシップが少ない。
握手、ハグ、キスなどの人と触れ合う挨拶がほとんど行われないので、感染しづらい……可能性はあるかもしれませんが、影響はそこまでないと感じます。
という感じで、日本では感染爆発が起こっていない。これからも起こらない可能性も見えてきます。
しかし、文中にも書いたように、油断すればまだまだ感染爆発を起こす可能性は十分にあります。
意識しての手洗い、うがい。人混みを避けて、外出自粛を続ける事は大事です。
その上で抗体検査が始まり、実はもうかかって治ってたという辺りに期待したいと思います。
(PCR検査は陽性者を見つけるのには優れていますが、陰性確認には向いていないと思うので、重症者の判別に利用する程度でいいのかなと思っています)
自分なりの考えで医学的根拠があるわけではありません。
異論、他論は当然あるはずなので、読者が各自で考えるようになってくれるのが理想です。