表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い獅子と芍薬の花 オーガスタスとマディアン  作者: 心響 (しのん)『滅多に書かない男女恋愛物なろう用ペンネーム』天野音色
三章
134/144

右将軍アルファロイスに引き継ぐオーガスタス




 オーガスタスは東領地ギルムダーゼンの崖上の駐留地から、右将軍アルファロイスが近衛の三大勢力、ムストレス派の准将、ノルンディルをも引き連れ、上がって来るのを見つめた。


「援軍だ!」

一声背後に叫ぶと、くたびれ果てた配下騎士らは、ぱっ!と顔を、輝かせた。


今や、鉄槌の音は鳴り続け、工員らは道を着々と作り続け、幾本もの伸びた道に皆が手分けして石を落とすものの、下からは無数に矢が飛んで来て、怪我人が続出していた。


右将軍は大軍率いて登り来る。

出迎える左将軍補佐、オーガスタスのシャツは破れ、傷と土に汚れた姿を微笑んで見つめ、馬上から告げる。

「隊を率いて直ぐ、山を下り、後は我々に任せろ」


オーガスタスは頷くと、背後、リーラスに首振って叫ぶ。

「全員を降ろせ!

直ぐ、ディアヴォロスに報告を入れろ!」


リーラスが、振り向くと怒鳴り付ける。

「どうしてお前が、報告しない!!!」

オーガスタスが、即答する。

「引き継ぎが、残ってる!」


が、右将軍アルファロイスは囁く。

「君の他に、まだくたびれてない事情に詳しい者は、居ないのか?」


「俺が残ります!」

群れる騎士の中で、比較的元気で汚れてない騎士がそう、告げる。


が、オーガスタスは右将軍に告げる。

「見届けるまで。

帰れません」


右将軍は、くたびれきった格好の…けれど気概籠もる黄金の瞳を見つめ返し、頷く。

「では直ぐ。

案内してくれ」


オーガスタスは目を、見開く。

「着いた、ばかりなのに?」

アルファロイスは言った。

「君が疲れているなら、先に延ばす」

オーガスタスは囁く。

「俺は平気だ」

「では、今直ぐ」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ