ゆめ。
ある日夢を見たのです。
気付くと僕はそこにいた。
歩けど歩けど、景色はかわらず。
なんでしょう、
とても居心地がいい気がします。
あっ!腕が取れちゃった!
骨まで見えてきた。
くっつくかなぁ。
暗闇に覆い尽くされました。
誰かいないのかな。
誰もいるはずないです。
だってこれは僕の夢。
そういえば、
腕どこにいっちゃたのかな。
なくしてしまった。
ばいばーい。
一筋の白。
まぶしいよ。
見慣れた道。
でもなんだか曖昧で思い出せない
ここどこだっけ?
誰かいます。
僕の夢に出てくるなんて、
なんておこがましい!
あれ?
見覚えがある気がする…
でも思い出せない。
まぁ、いっか。
とりあえず、腕もらおう。
無くしちゃったから。
痛いかな?そんなわけないか。
だってこれは夢なんだもん。
思ったより苦しそうな顔をしました。
夢のくせにうるさいなぁ。
くっつけてみたけど、
なんだかかっこ悪いからいらない
捨てちゃお。
あれ?
僕、何してたの?
あれは?だれ?
ここは、僕の家の通り道
今思い出した。
なんで忘れてたのかは知らない
じゃあ、あれは誰?
なんだか怖くなってきた。
僕はとんでもないことを
したんではないだろうか
いや、これは夢だ。
否、それにしてはやたら現実味がある感触だった。
…。
知らんぷり。
そうすれば、
きっと僕は幸せ。
ねぇ、お姉ちゃん。