表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残闕  作者: エリンギヨウ
1/1

タイトル未定2024/10/15 17:13

 朝起きると妻はいなくなっていた。「昨日喧嘩したしな。まあ少しすれば落ち着いて帰ってくるだろう。」その時は呑気に考えていた。

 二日経った。「流石に由紀のやつ遅すぎないか。」俺は少々頭に来ていた。家事は一通りできるが、仕事との両立で疲れていた。16時過ぎに義母から着信があったことに気が付いた。焦っているのか8件も連続でかかってきていた。俺は折り返した。「お義母さん、どうしたんですか。」「誠さん、大変なの、由紀が、あの子が倒れて、意識が戻らなくて、もう気が気じゃなくて。」俺は驚いた。そういえば妻が出て行ってから一切連絡を取っていなかった。途端に不安感が押し寄せてくる。。義母は俺を責めだす。「誠さん、失礼だとはおもうけど、由紀がこんな状態なのになんですぐに駆け付けないの。人としてどうかと思うわ。」普通仕事中に電話でれないだろと思ったが、妻への心配が勝った。「すみません。仕事中でして。」「言い訳なんか聞きたくないの。あなたあれだけ由紀に苦しませるようなことはしないって言ってたのに。くちだけだったのね。実際、由紀は車に突っ込まれて苦しんでるのよ。」不可抗力だろ。「由紀の診療結果はどうでした」「脳挫傷だって、結構損傷も大きいらしいの。明日また病院に行くわ。誠さんも仕事休んで、ちゃんと着て頂戴ね。」「わかりました。」その日はもう寝ることにした。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ