表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/13

第6話 初めての依頼

「えぇっと、登録者名はアイス、職業は魔術師、で良いですか?」

「はい、難しい依頼も、誰も受けない依頼も、受けます。よろしくお願いします」

 どんな依頼も、どんとこい!

 名前は本名で登録することにした。名前を考えるのもめんどくさいし。

「えぇー、はい。発行が完了しました。こちら、冒険者カードになります。身分証明書にもなりますので、無くさないようにお願いします」

「はい、ありがとうございます」

「あと……できれば、その姿だと目立ってしまうため、もう少し大人の身体で来てもらえますか?」

「あぁ、分かりました」

 確かに、今も注目を集めてるもんね。

 台より小さい少女が、冒険者カード受け取ってるから、で合ってるかな?

「ありがとうございました!」

 今日はもう夕方なので、依頼は明日からだ。明日は朝イチで冒険者ギルドに行くよ。まだ陽があがってない時間くらいに。


 あの緑色のデカい鳥が思ったより高く売れたので、今日は綺麗な宿に泊まる。ご飯もついてるとこね。

 それにしても、デカい鳥が金貨300枚になるなんてね。この宿は銀貨5枚で泊まれるから、これだけあれば2ヶ月生活できる。

 ……明日のためにも早く寝よう。



 おはよ。冒険者ギルドの前のベンチでちょこんと座って待ってる。

 誰を、だって?そんなの、決まってるじゃん。職員さんをだよ。

 早く来すぎちゃったみたいで、まだ誰もいないの。

 ……ということで、魔法の練習。

「ウィンドカッター!フライっ!転移!収納魔法!」

 ……気づいた?私、風属性と空間属性と光属性の魔法しか使えないの。神様の娘でも、使えない属性があるんだよ。

 光属性の魔法なら得意なんだけどね、攻撃で使えるのがなくて。

「そういえば、幻術で身体を大人のサイズにしとけって言われてた!」

 せっかくだから、風を身体の周りに固めて、触られてもわからないようにしてみた。



 そんなことをしていると、やっと人が来た。ギルマスだ。何故か私に気づいた瞬間柄に手をかけた。

「…………お前、誰だ?」

 まじかよ。

「アイスですが……」

「あぁ、昨日の!ちと頼みたい仕事があるんだが」

「もちろん、受けさせていただきます」

「いや、俺まだ何も言ってないんだが……」

 そういえばそうでしたね。内容は何だろ。

「これはギルドからの依頼なんだがな。今日から一週間、いつも戦闘力チェックをしてくれるやつが休んでてな。本当は俺か副ギルドマスターがやる予定だったんだが、お前なら適任だろう。やってくれるか?報酬は弾むぞ」

「報酬はどうでも良いですけど、受けさせていただきます」

 念願の初依頼は、戦闘力チェックに決定です!

お読みいただきありがとうございました。

他の作品を書いていて忙しくてストックが欲しいので、次からは投稿がまばらになるかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ