第11話 大規模盗賊団
ま、まさか、騙されたっ!?
「くっ、屈辱っ!!!!」
「おい何だと!?屈辱ってほどではないだろ!!」
もう知らない!!魔法で全員確保っ!!
今回は、魔法は使わない予定だったけど……全員確保するため!!万が一にも、1人も逃がしはしない!!
「「「「「「「「──ッ!!」」」」」」」」
「おい、何やってる!速くこいつを捕らえろ!!」
「無、無理だ!!こいつ、上級魔法を使っ──」
おいどうした!?って言ってる男もいるけど、もうその人戦えないよ?恐怖で気絶してるし。
「あれ?あっという間に残り1人。どうする?」
「──なっ!?1人、だと!?他にも戦えるやつがいるはず──ッ!!」
ラストに残したのは、私に話しかけてきた男。他の奴らに、頭!って呼ばれてたから1番偉ぁい人。私に屈辱を植え付けたこいつを、許しはしない!!
「屈辱、晴らさせてもらう!!」
「ストップストップ!!降参するから!!どうか、命だけは!」
………………なんか命乞いし始めた。こいつだけは恐怖を植え付けてから気絶させようと思ったのに。ちぇっ。
「こいつらをギルドまで持ち帰らなきゃいけないのが面倒くさいですね」
「て、手伝います!!それで命が助かるなら!!」
私がつぶやいた言葉に、すぐに反応する男。命は皆助けるつもりなんだけどね。
「よろしい。うーん、ギルドまで歩いてきてくれると嬉しいのですが、逃げられる可能性がありますね。……特に手伝うことはないので、私のすぐ近くに来てもらえますか?」
「は、はぁ……。なにを……?…………ッ!?」
なんか戸惑っている男がいるけど、面倒くさくて説明を省いた私は、ギルドまで転移する。もちろん、気絶してる盗賊団のみなさんも連れて。
そういえば、転移するとき、周りが白く見えるの。そのときに「へっ!?」っていう声が聞こえたんだけど、多分大丈夫だよね?
「ギルマスー。ただいま戻りましたー!!」
「おう、おかえりー…………って、どっから入ってきた!?」
いや、普通に転移で……。
そう答えて盗賊団のみなさんを引き渡すと、ギルマスが驚いた顔から絶句した顔に変わった。
「全員捕まえてきましたよー」
「もうか!?…………はぁ。……そこに縄がある。それで結んで置いておいてくれ」
諦めの表情をしているギルマスと目が合って、理由が聞きたくなったが、先に指示に従う。
ギルマスって表情豊かな人なんだな。
「よし、依頼達成だな。もう1つ来ていた高ランク依頼はルリが受けてくれているから、今のところは自由にしていて良いぞ」
「了解しました!じゃ、薬草採取行ってきますね!」
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