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第15話 充実した休日

修正前

西→廃坑・暗いので明かりが必要

北→湿地帯・抜けるとオルフェン辺境伯領


修正後

西→湿地帯・抜けるとオルフェン辺境伯領

北→廃坑・暗いので明かりが必要

 初の討伐依頼を終えた翌日、今日は依頼を受けずに休もうという話になったので、いつもより遅い時間に目が覚めた。日課の魔力消費を行い、朝食を摂った。今日は肉入りのシチューと3個の大きな黒パンで、今までで一番豪華な朝食を堪能した。

 まず最初に『鼠の寝床』おばあさんから教わった露店街に向かった。そこにはテントが規則的に並んでおり、人々の行き交う声が絶えず響いていた。売っている商品は果物や工芸品、珍しい本やアクセサリーなど多種多様であった。見てるだけで楽しく、ついつい財布のひもが緩くなりそうだが…今は資金に余裕がないので、何種類かのドライフルーツと衣類洗濯用の石鹸を2つ購入して露店街を後にした。

 次に、周辺のマップについて調べるために、冒険者ギルドの資料室に行った。ざっくりと調べたところ次のようになった。

南→森・危険度高い

東→草原・隣街に続く街道がある

西→湿地帯・抜けるとオルフェン辺境伯領

北→廃坑・暗いので明かりが必要

 ふ~む。金策やレベリングを考えるとやはり南の森が効率良さそう。北と西は戦いにくそうな環境みたいだしな。ゲームとかであれば廃坑で鉱石集めをしに行くだろうが…ここは現実。松明を設置するだけで明るさを確保できるわけじゃない。

 その他にも生息しているモンスターや採取できそうなものを調べていると、何だか腹が減ってきた。昼飯を食べにギルドの食堂に向かい、肉とキャベツの甘辛チーズ炒めを注文した。チーズの塩気に甘辛いタレがおいしく、付け合わせのパンがすすむ一品だ。だが、パンより白米の方が合いそうだと思った。…この世界に米って存在するのだろうか。

 腹いっぱいになったし、次どうしようかな?と考え窓の外を見ていると、剣と弓の訓練をしている冒険者の姿が目に入った。よし、次は訓練場を見学しに行こう。

 剣の訓練では、教官らしき人物と簡素な服を纏った冒険者が対戦していた。二人の状況は冒険者の攻撃を教官が受け流し、反撃で冒険者を弾き飛ばしていた。こうして見ると、技術の差が明らかになっているな。今度俺も利用してみようかね。

 一方、弓の訓練は的に対してひたすら矢を放ち続けていた。ただ命中率はあまり高くなく2分の1くらいで、当たった場所も的ギリギリだった。…こうして見ると、ルーシーって凄いんだな。何せ動いているゴブリンとグレイウルフを一撃で倒していたんだもんな。

 しばらく訓練を眺めていたが、流石にずっと留まるわけにはいかない。誘惑を振り切って何とか冒険者ギルドを後にした。

 最後にグレイウルフの攻撃でボロボロになった清掃業者の作業服の代わりを見つけるため、槍を買った武器屋の隣の防具屋に向かった。武器屋を利用していると言うと防具屋の店主は上機嫌になり、笑みを浮かべた。店主はおしゃべりな人間で、武器屋の店主とは10年以上の付き合いらしく、2人に関する話を長々と聞かされた。

 「いやあ、悪かったな。話に付き合ってもらって」

 俺が眠たくなってきた所で、前に【白蛇の庭】で食べたビッグリザードの皮を使った鎧を見繕ってもらった。おまけで武器とナイフを装填できるベルトもつけてもらって銀貨6枚と、なかなかいい値段がしたが、それに見合う性能だとお墨付きのやつを買うことが出来た。

 店を出ると、夕日が差し掛かっていたので宿に戻り、夕飯を…と思ったがあまり腹が減っていなかったので、荷物を置いてランニングをして腹を空かせた。夕飯を食べながら、今日も昨日と同じくらい充実してたなぁと思った。

 …なんか俺が小6の頃に描いた絵日記みたいな感想だな。


 

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