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第11話 ゴブリンとの戦闘

 次の日、朝食と魔力消費の日課をこなし、冒険者ギルドに到着した。まだルーシーは来ていないようなので、先に依頼を見繕っていく。

 ふむふむ…ホーンラビットにゴブリン、グレイウルフの討伐依頼があるみたいだ。

 この3体の中だったどうしようかな。モンスターの特徴を見る限り危険度はグレイウルフが1番高いが、その分報酬額が高い。一方、ゴブリンは金額は少ないが、足が遅いからいざというときに逃げやすいようだ。

 ここは初心者に優しそうなゴブリンの討伐依頼を受けるとするか。

 掲示板から依頼書をベリっと引き剥がし、受付に持っていく。道中、馬鹿にするような視線を感じた。当然だな。何せ清掃業者から貰った作業服で来てるからな。金が貯まったらまともな防具を買いたいぜ。

「おはようございます。アオイさん。ルーシーはまだ来ていないみたいですね。」

「今10時ですよ。そろそろ集合時間ですがね…」

 そんなやり取りをしつつ依頼を受注し、入口でルーシーを待った。

 待ってる間に買った焼き鳥を貪り、暇をつぶしていると、2時間後に到着した。

「おまたせ。待った?」

「遅過ぎんだろ!!」

 12時まで待ってようやく来やがった。彼女は眠そうに目をこすっていたので、水を飲ませて街を出発した。急がないと日が暮れちまう。

「何の討伐依頼受けたの?」

「ゴブリン討伐だ。ルーシーは弓で、俺は槍で攻めるぞ。それでいいか?」

「了解。アオイが注意を引き付けといて。」

 図々しいやつだな。遅れたことを全く反省してない。ま、今回は水に流してやるか。

 草原を抜けて森に入り、ゴブリンの棲息地を探し始めた。

「こっち、水辺が近いわ。」

「この先にグレイウルフがいるわ。迂回しましょう。」

 ルーシーが索敵してくれたおかげで迷わずに進む事ができた。森は視界が悪くなるから、すごく助かる。

 おかげでⅠ時間ほどで5匹のゴブリンを発見してくれた。ゴブリンは120cm程度の大きさだった。今俺達は草むらに身を潜めてチャンスを伺っている状態だ。

「それじゃ、先制攻撃頼むぜ。そしたら俺が突っ込むからー」

ヒュン!

 言い終わる前に隣から矢音が聞こえた瞬間、一体のゴブリンが倒れた。俺は仲間がやられて怯んだゴブリン達に突っ込み、1体のゴブリンの首に槍をねじ込んだ。この一撃で絶命したが、槍が深くまで刺さってしまった。

一旦槍を諦め、隣のゴブリンに飛び蹴りをぶつけ、怯ませた。そのゴブリンにルーシーが追撃。あっさり絶命した。

 しかし、2体倒している間にゴブリン達は立て直し、姿を見せた俺に攻撃を仕掛けてくる。 

 俺は振り降ろされた石斧を回避し、もう一体のゴブリンに向けてタックルして位置をずらした。それにより突き飛ばされたゴブリンは仲間の攻撃を食らってしまう。

 仲間に攻撃されたゴブリンは激昂し、俺から目を離していた。その隙に仲間を攻撃した個体はルーシーによって一撃で倒された。残り2体か。

 俺は激昂したゴブリンに向けてマスターウェポンで短槍を生成し、目玉に突き刺した。さすがに即死ではなかったが、ゴブリンは大きな悲鳴をあげた。

 さて、残りの1体は……ルーシーが倒したな。なら今相手をしているやつにとどめを刺し、戦闘終了となった。

 




 ゴブリンを殲滅した時にはもう日が暮れていたので、魔石を回収して水辺に移動した。ここで夜を越して明日に備えよう。

 ルーシーとテントを張り、食事の準備に取り掛かる。その間にゴブリンとの戦闘を振り返った。

「お疲れさん。弓持つと強いんだな。」

「ありがと。ところでさっき、どこから短槍を出したの?」

「俺のスキルで作り出した。魔力を消費するから短時間しか出せないんだ。」

 「なるほど。あ、このスープ美味しい。」

 彼女は俺のスキルよりも宿屋のおばあさんに教わったスープのほうが気になるようだ。

 スープには道中集めた山菜に人参、切り刻んだベーコンを鍋にぶち込んだだけというシンプルな料理となっている。素人でも簡単に作れるのが素晴らしい。

 その後、明日のルートや戦術を話し合い、無事に夜を越した。

 

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