7 冒険者ギルドへ!
今日も朝からイリスをおこした。まだ布団の上でゴロゴロしているが...
それにしても一仕事終えた後の朝はとても良いものだ。
前世の俺の日課は妹をおこすことだった。
もうしばらく誰かを起すことにはならないのだろうと少し寂しかったが今はイリスをおこすことになりそうだ。
いつもなら妹の弁当を作り終わって、学校に行く準備をしている時間だ....
そのあと学校に行くけど勉強していた記憶がないのは気のせいだろう。そしてスマホ見ていた気がするが、あれ?俺、学校で何してた?
本当にあの日、運が悪かったな。殺された日。日本に戻ることはもうできないのだろうか。
そのあとだ。赤メッシュ入りの黒髪と黒目のツインテの女神様に出会ったのは。
服装は女神らしいとは言えなかったけど、本人が女神と名乗ったのだ。それにしゃべり方は女神様らしかったしな。そういう女神もいるのだろう。
「思えばこの世界に来てから長いんだな....」
「レント君、独り言?聞こえてるしこの世界に来てまだ3日なんだけど?」
独り言が聞こえていたようだ。
「え?まだ3日?」
「うん」
マジかよ、何でこんなに時間がたったように感じるんだ?
「いつもスマホ見て1日が終わってたからじゃないの?」
「今、声にでてた?」
「出てましたよ~」
「確かにスマホ見て1日が終わっていたな」
「だからだね」
「まあ、ギルド行こうか」
「賛成!」
「にしても....活気がないね!」
俺たちは今、冒険者ギルドに入ったところだ。そしてカウンター席に人がいるのに気づいてないのかイリスは堂々と活気がないと言い放った。
「こんにちは!冒険者ギルドに何か御用ですか?」
良かった...多分同じ事しか言わないケーの人だ。
「うん!御用です!あとここ随分と活気がありませんね!」
いくらNRCだとしても失礼すぎてやばい....
イリスと冒険したらいつか絶対問題おこすよ...
「そうですか!喧嘩売ってるのであれば買ってあげますよ!」
....NRCじゃねえじゃねーかあああああ!!!!!!
「売ってません!それに未成年者は働いてはいけませんよ?」
「な!未成年者じゃないよ!」
このNRCだと思ってた人、こないだ会った武器屋の中学生に見えるお姉さんじゃん!
俺はどのしゃべり方をすればいいんだ?
「....あの18は未成年じゃないの?」
俺たちはこの村に来たばっかだ。ちゃんと18歳だと分かったうえで未成年者扱いしてることにすればいい。多分18、16あたりが成人なんだろうけどな。
「え?なんで年齢分かるの?よく14歳とか言われてるのに.....こわっ」
「え?レント君なんでわかったの?そんなスキルないでしょ」
「こないだ年齢教えてもらったから」
なんか俺、気持ち悪がれてない?
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