5 元女神の睡眠時間
宿に帰る途中、俺は異世界転生ものでお馴染みの冒険者ギルドっぽい建物を発見した。
RPGってギルドあるっけ?まあ、たまにあったりするやつもあるんだろう。
それにこれは自作ゲー、何がおきてもおかしくはないだろう。
後でイリスに話してみるか。それに俺がヒノキの棒しか使えない疑惑があることもはなさないとだしな。
「イリスー....まだ寝てんのかよ!?!え?もう午後だよ。.....16時間睡眠!?」
また元女神をおこすことになりそうだな...
昨日寝たのが8時頃だ。
すごくはやいが日が落ちるのとともに村の皆様が寝たからだ。暇だったから俺たちも寝た。
そして、今が1時頃だ。イリスは16時間寝ていることになるだろう。
俺の妹は12時間睡眠だ。前世、俺が出会ったことある人の中で一番睡眠時間が長い。
そんな妹でもイリスには負けるようだ。
「....まだ寝るー!!久しぶりの睡眠なの!昨日13時間しか寝てないのー!.......」
「!?!?さっき久しぶりの睡眠とか言ってたからおこさなかったのにしっかり13時間睡眠してるじゃねーか?!女神なんだからいろいろ忙しかったりしたのだろうとか思っておこさなかったんだけど、いろいろ仕事あったんじゃねーのかよ?!13時間ねてるじゃん!!」
俺はイリスに起さなかった理由を述べていく。
「うん!もちろん忙しいに決まってるじゃないか!」
ようやく起きる気になったイリスがなぜか自信満々に答える。
「じゃあ、尚更なんで13時間も寝れたんだよ?」
「13時間は短い時だよ!長い時は17時間なんだから!!」
どうやら睡眠時間に誇りを持っているらしい。にしても17時間睡眠の日は7時間しか起きていないのか。
「うん、それは本当によく分かりました....」
「あ、なんで寝れたかだっけ?それは先輩方に仕事をしていただいていたからですねー!」
「おお!それはそれはよかったです。さあ、今からでも遅くありません。謝りに行きましょう!」
「待って訳があるの!」
お!茶番に乗ってくれた!妹なら乗ってくれなかったけどな...
「ほほう。訳ですか...良いでしょう。発言を許します」
「ありがとうございます!女神と言っても私は見た目と実年齢が大して変わりません。ですので先輩の女神様や、神様はみんないろいろしてくれます!」
ということはイリスは俺と同じで17歳ぐらいかな。
「そうなんですね!あなたは無罪のようです」
「先輩方は私を見てロリ可愛いいいいいい!!!...言っておられました」
うん。神様ってロリコンなのかな?
「これより裁判(茶番)を終わりにします。そして神様はロリコンなのですね?」
「はい...!」
神様ってロリコンだったんだ....
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