11 神様恐怖症
この世界には、電話のようなことができる魔石があるようで、リナがクエストに書いてあった魔石に連絡を入れるとすぐに馬車が来た。
「こんなすごい馬車のっていいのかな?」
「さあ...」
小声で俺とリナが話す。
「王都ってけっこう遠いよね?」
「そうなのか?」
「うん、知らないの?大体が山に囲まれてて、あとはモンスターでまくりの森にも囲まれてるね。唯一安全な道はめっちゃ遠回りになる...」
「え、マジ?馬車来るのはやくね?」
大体だが馬車は20分くらいで来た気がする。
「あー、噂なんだけど姫様がなんか伝説のテレポート魔法使えるらしいよ」
伝説のテレポート魔法をこんな始まりの村のしょぼい冒険者につかっていいのかよ...
「....ていうか、そんなに強い姫様いるんだったら俺らいらなくね?!?!」
「確かにほんとだ!」
「2人とも!早く馬車のりましょうよ!」
話していた俺たちにイリスが話しかける。
「ん....?ああ!うん!」
話しかけられてリナが驚いた。
「先輩はどこ座るの?」
「うーん、どこにしようか....と言ってもそこまで席があるわけではないけどね!」
「そうですね!」
今のうちに一番いい席に座るか。
「おーい!早く来いよー。いつまで待たせるんだー?」
「!?ひどい...!さっきは私のほうが待ってたのにぃ~」
そう言ってしぶしぶ馬車に乗りに来る。
「お!私たちが乗りたい席をのこしてくれてる!意外とレント君、優しいねぇー」
「....え?ありがとう...?」
言えない.....
一番いい席に座ったなんて絶対に言えない....
「私、レント君のそういうところ昔から好き....」
言えない、まじ言えない....
「....?昔からって.....」
「ん?なあに?」
「.....昔からっていつ頃?」
「んー、10年前から?.....いや、もうちょいあるな...」
「天界から俺をそんなに幼いころから監視していたのでしょうか.....」
怖い、もしそうならだいぶ怖い....
「監視って....言い方悪いなぁー、見守ってるとかにしてよー!!」
「いやいやいや、見守ってるって逆にそっちのほうが怖いから...!」
.....神様ってロリコンだったりするやつとか、見知らぬ男の子監視して好きになるやつとかロクなもんばかりしかいないようです....
神様恐怖症になりそう。
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そろそろ毎日投稿がきつくなってきた作者です。明日の投稿はあるでしょうか?ないでしょうか!




