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ABSOLUTE CONTROL ~リアルの呪文をあげる  作者: メイズ
鬼胡桃高校 1ーD
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私のミッション〈ルルス〉

最終章始まり(ノ゜Д゜)八(゜Д゜ )ノイエーイ

 ねぇ。


 学校において優れた生徒ってどんな人だと思う?


 周囲から認められる人って?


 学校で課された科目のテストの点数が高くて、スポーツも得意な文武両道みたいな?


 それとも強いリーダーシップを示し、いくつかにわかれてるグループ勢を一つにまとめ、少数派は容赦なく蹂躙(じゅうりん)し、与えられたミッションへ向かわせる事が出来る人?


 はたまた自分は広い心と深い懐の持ち主であることをお披露目しちゃって、でも一段高いところから人を見下ろし、優しい顔しながら愚かな子たちに行くべき道を示してくれる人かしら?


 うーん、そうね・・・・・


 時代によって優れた人の定義は変わるものだし、一概には言えないわよね。


 やはり、その時代の、その場所の、先生たちに都合のいい使える生徒こそが優れた人って事になるんじゃないかしら?


 現在なら、そうね・・・何らかで受賞して学校に名誉を及ぼすとか、その学校にとってすばらしい進学実績を学校に残してくれる生徒とか。




 私は中学校では優等生だったけれども、飛び抜けて何かが出来る訳じゃない。

 私より才能があって、潜在能力が上の人なんてその辺にごまんといるの。



 だから、私は私の最善を選択したのよ。



 私がこの底辺と言われる高校をわざわざ選択したのは津田沼くんとは基本、関係ない。



 ここでならただの優等生の私だって、一番優れた人になれるの。

 私はこの高校では模範的生徒として学校の役に立てるのだから。

 私は学業向上も、リーダーも、おバカさんたちの調教だって出来るのだから。



 学校で一番優れていると先生方に認められたのなら、私が私に課したミッションはとても実行しやすくなるはず。



 あのね、私はボランティアを目的としてこの高校に行くのよ。


 私のエイムはね、皆が互いに思いやりを持ってリスペクトし合える学生生活を送れる環境を作ることよ。


 皆が校則や常識的なルールを守って他人を傷つけることなく公平に過ごせたら素敵でしょう?


 そうしたら真面目に頑張る生徒や弱い子たちが被害を受ける事は無くなるんじゃないかな?


 あの時の私みたいに。



 私は正したいの。



 その為に、ダメな子を正しい方向に向けてあげようと思うの。

 私1人ではそんなにたくさんの子を正す事は難しいかもだけど、出来るだけのことをするつもりよ。


 それが私の高校でのチャレンジ。


 私は周囲の反対を押しきってこの評判の悪い鬼胡桃高校にわざわざ行くことにした。



 ふふ。ここならやり甲斐がありそうじゃない?



 私はどこの高校に行こうとその先のゴールは変わらない自信がある。


 だって、私には推薦入試なんて無くてもいいの。

 大学入学共通テストで点数取れば済むことだから。


 そう言って私の選択に異を唱える人たちを説得したの。


 そんなことより私には今しか出来ないミッションあるのだから。


 これは今しかできないし、私は高校生活だけは後悔の無いように過ごしたいの。



 さあ、今日は入学式。


 いざ、ルルス劇場の開幕よ!



 私はね、世の中のルールを守れない いけない子たちを1人でも減らすの。


 彼らには、自分のしたことには責任を持たなければいけないってこと自覚させなければならない。


 その為には罰が必要よ。


 いけない事をしたらその分本人にバウンスバックさせるの。


 おバカさんはきっと身を持って体験しないとわからないでしょう?



 私が魔法のスペルを使って正してあげる。



 私の力はわずかだけれど、出来るだけの努力をするつもりよ。



 だってこれはひいては世の中を良くするためのボランティアだから。




 私は今日も真面目な優等生。


「春の暖かな風を感じ新緑を目に写す季節となった今、わたくしたちは鬼胡桃高校の門をふくらむ希望を胸に抱きながらーーーーーー」



 新入生代表で入学の喜びと希望溢れた ありふれてありがちな挨拶文を堂々と読み上げる。



 私は変われないの。



 でも、それが私だから。


 今はそれを、絶対的に肯定するわ。






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