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第35話

イラつく男


サンドバッグを叩く音が訓練室に響く。しかしその音は少しリズムも悪く、打音にもバラつきが感じられていた。


それでもガムシャラに叩き続けるサンドバッグに落ち着く暇を与えず、打撃を加え続けていく。上がる息も休みたがる身体も無視してガムシャラに動き続ける陵司は自らに苛立ち、そして藻掻いていた。




それは簡単な要請なはずであった。

26班は要請によりワンボックスに乗り込むと現場に向かっていく。


現場はコンビニであり、強盗した二人組が既に逃走を始めていた。警察の素早い対応で既に追跡は開始されており、ワンボックスは情報を得ると追跡に参加していく。


無線で警察と連絡を取り合い、ワンボックスは逃げるワゴンの前に強引に出ると、急ブレーキを掛け止めていた。


ワゴンから降りてきたのは若い男女であり、すぐ逃走しようと走り出すが既に26班は次の行動に入っていた。


運転している雹を置いて、ワンボックスが止まると同時に陵司と明香は走り降りていく。

逃げ出す男女にあっさり追い付いた二人は立ち塞がると、あっさり地面を舐めさせ押さえ込む。

陵司は手錠を掛けると、走り寄ってくる雹に一瞬気をやる。


しかしその時、押さえ込んでいた男が暴れ、肘が特技と共に打ち込まれていた。


【ハンマー】


不自然な態勢から放たれる肘打ちではあるが、その一撃は重く陵司の身体を吹き飛ばす。


「陵君っ!」


慌てて駆け寄ってくる雹が男をスライディングキックで蹴り飛ばすと、たちまち大人しくなる。そして脇腹を押さえる陵司を心配そうに雹は見ていた。


「陵君、大丈夫?」


「・・・ああ。」


この後二人の容疑者は警察によって連行され、陵司は特局内の医療班に連れて行かれると折れた肋骨の治療を受け、複雑な表情を浮かべたままその足で訓練室に向かう。


そして何かを振り払うかのように、陵司はサンドバッグを打ち続けるのであった。



なんとなくもう一人の主人公の出番が少ないな。

バランスの問題ですので、そのうち出番を増やします。

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