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キョーマのお話

この世界の説明書

この度はご誕生、誠に御目出度(おめでと)御座(ござ)います。貴方はこの世界で1000000000000000000000回目に誕生した生命です。これに持ちまして特例として管理者より貴方(あなた)にこの世界の説明書を贈呈致します。読むも良し、捨てるも良し、リサイクルに出すも良しで御座います。※この紙は再生紙です。



・この世界は貴方が主人公ではありません。


この世界には多くの人々は勿論、様々な生物が暮らしています。それ故に誠に申し訳ありませんが、そのうち1人(もしくは一匹、または一羽、はたまた一尾、以下略)だけを中心として世界を回すことは出来ません。ですからこの世界は全て貴方が思うようにはなりません。ご理解とご協力をお願いします。



・貴方は自由に生きる事が出来ます。


この世界では貴方はの自由に生きる事が出来ます。人によって作られたルールを破る事が出来ます。しかしながらそれは人によって罰せられてしまうでしょう。ですが貴方は貴方の思うようにどんな事でも(科学の力の許す限り)行う事が可能です。生きている間、自由に生きる事が難しい事に気付き自由に生きる事を諦めてしまうかもしれませんが、管理者はこれについて制限を掛けていません。どうぞ、ごゆるりと不自由な自由をお楽しみください。



・貴方の義務について


管理者は貴方が生きる事を義務化しておりません。

管理者は貴方が生きる意味を見出す事を義務化しておりません。

管理者は貴方が考える事を義務化しておりません。

その他、全てにおいて管理者が貴方に義務を与える事はありません。

ですが、他の生命に負担を掛ける行為は、可能な限りおやめくださるようお願いします。



・基本的に貴方の身体は代えられる事が出来ません。


その身体に生まれてしまい、何かのご不満を持つ事は生きている上で必ず起きてしまうでしょう。しかしながらこの世界では身体を丸ごとは不可能です。腕や足、臓器などは医学の進歩により移植が可能になるでしょうが身体を丸ごと代える事は出来ません。死ぬまでその身体とお付き合いをお願いします。なお、貴方が死んだ後の身体はバラバラにされようとも心臓が取られようとも死後の貴方に影響を与える事は御座いません。ご安心ください。



・貴方の寿命について


管理者は貴方の寿命を設定してはおりません。その身体が生きれるまで、もしくは貴方が生きようとする事を辞めない限り、貴方は生きることが出来ます。是非ともご安心して生きてください。



それでは良い人生をお過ごし出来るよう努力してください。


著:一端(いっぱし)の天使、パッシー

m(_ _)m

今晩は。お休みなさい。お早う御座います。今日は。


変上狂未と申します。


まず始めに大切な注意書きを…


・この作品はフィクションです。


フィクションとして楽しんでください。宜しくお願いします。


この作品は自分が、「この世界の説明書があったらいいなぁ〜」という楽観的な考えの元に作られ投稿され、先程貴方様に読まれました。何か思い詰めてしまった時に少しだけこの作品がお役に立てたら光栄です。


それでは、みなさん明日は週末!休める人、休めない人がおりますが、どうせ生きるからには少しでも生きるコトを楽しんで参りましょう!


追記:羨ましい…過去の自分が…明日が休日である私が羨ましい…


お読みくださり有難う御座いました。

m(_ _)m

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