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人類誕生秘話~トカゲ研究室より~

作者: 唯人

 トカゲ少年はトカゲ博士に疑問に思っていたことを質問した。


「博士、人間が猿から進化したって本当?」


「うーむ。一般的にはそう言われておるが、実際には猿が長い年月をかけて自然に進化してきたわけではない」


「じゃあどうやって人間は誕生したの?」


「百万年前くらい前までは、地球には人間に近い猿人のような存在がいたが、動物の域を出なかった。

この猿人に人間の遺伝子が組み込まれ、現在の人間の始祖が作られたのじゃ」


「それってスピ系の本で言われてるアヌンナキっていう宇宙人がしたことなの?」


「たしかにアヌンナキは人類の遺伝子操作に関わった。が、アヌンナキによって人類が創造されたわけではない」


「どういうこと?」


「最初に猿人に人間の遺伝子を組み込んだのは、アヌンナキではなく、物理的な肉体を持たない人間や、異星人たちだからじゃ。彼らは、ポジティブな目的のために、無限の可能性を秘めた人間を創造した」


「じゃあアヌンナキは関係ないの?」


「いや、アヌンナキがこの地球に初めてやって来たのは、五十万年ほど前じゃが、その当時の人類は、猿人から遺伝子操作によって人間として創造されつつあった。その人類を奴隷として利用するため、当時の人類にさらなる遺伝子操作を加え、人間の能力を制限することにアヌンナキは関わったのじゃ」


「ふーん。ところで、さっき言った肉体を持たない人間って?」


「そもそも、百万年前以上前に存在していた“人間“は物理的な肉体を持っていなかった。物理的な肉体を持った人間が作られる前の人間は、エーテル体であったのじゃ」


「エーテル体って?」


「霊体。魂の状態のことじゃ」


「じゃあ大昔の人間は、みんな幽霊だったってこと?」


「少し違うが、イメージとしてはそんな感じだ」


「じゃあ人間は、猿から進化して誕生したんじゃないんだ」


「そういうことじゃ」


 トカゲ少年は疑問が解消してすっきりした気分になった。


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